ケアンズ編2. 初めての語学学校と準備期間の心構え

ケアンズ編2.  初めての語学学校と準備期間の心構え

まずワーキングホリデーの子がたどる王道コース、それはホームステイをしながら語学学校に通う事ではないでしょうか。

最近はフィリピンとかフィジーとかで割安で語学学校に通ってからオーストラリアに来る日本人が増えましたが、それが主流になって来たのはついここ数年。

それは韓国のエージェントから始まったという話を聞いた事があるのですが、当時(2006年)、それは韓国人には知られていても日本人にはあまり浸透してませんでした。(知ってたら多分私も行ってたのに。)

オーストラリアに来る前の私の英語に対するモチベーションは非常に高く、英語の絵本を買ったり英語で考える癖をつけてみたりと、お陰様で(?)英語の夢まで見てました。

私にしてみれば結構な力の入れようです。
まあ要するにハマってしまって楽しくて仕方なかったんです。

これは通っていた英会話スクールのお陰なんですが、このモチベーションが高じてある無謀な目標を立てました。

「オーストラリアの地を踏んだら、もう1年間は日本語はしゃべらない。」

でも最初に選んだオーストラリアの地が日本人が多い事でも有名なケアンズだった事もあり、決意は一瞬にして挫折。あまりのオチに笑っちゃいました。

という事で、今日は語学学校の実際と準備するにあたってです。

オーストラリアに来るきっかけは英語だった

もともと私がオーストラリアに来ようと思ったのは、26歳の頃に仕事の息抜きとして英会話スクールに通った事がきっかけです。(一時期流行ったお茶の間留学ってやつ。)

最初はただ漠然と英語が話せたらカッコいいだろうなあと趣味で通ってたのですが、そういう場所には海外に目を向けた人たちが多く集まります。

そういう人たちからたくさんの刺激を受けて、もしかしたら自分も海外に行けるかもしれない、と思うようになっていきました。

英会話スクールに通うまでは海外は興味はあっても全く縁がなく、憧れるけど遠い存在でしかなかったのですが、急に近く生々しく感じるようになったんです。

実際に海外を相手に仕事をしている人や、ワーキングホリデーに行って帰ってきた人の話を生で聞くことが出来て、もしかしたら夢じゃなくて頑張れば私にもチャンスがある事なんだ!と思うようになりました。

それに私が住んでいた大分県の別府市は、アジア立命館大学の影響で外国から来た人たちがたくさんいて、その気にさえなれば日本に好意を持つ日本語達者な外国の人たちと仲良くなれました。

実は東京タワーよりも古い別府タワー

そういう人たちと関わる機会が増えるにつれて、自分もワーキングホリデーで子供の頃から憧れていた海外生活に挑戦してみたい!と思うようになりました。

実際、ワーキングホリデーのビザ申請はとても簡単です。インターネットであっという間にビザは取れます。

そもそも日本で通っていた英会話スクールが楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。

私は下の方のレベルから始めたのですが、そのレベルは “文法とか発音とか気にせずにとにかくしゃべることに慣れろ” という事が主な目的なので、何をしゃべっても「Good job!」と褒められて気持ち良いんです(笑) 実はこれって大切な事。

少人数制だし、次の授業では何をしゃべろうかな〜♪と思ったら楽しくて、たくさん自主的に勉強しました。(思えばあの頃が一番英語に対するモチベーションがありました。)

そしてクラスレベルが上がるほど、それに合わせて文法や言い回し、発音など注意されるようになるのですが、その頃には英語での会話は楽しいという気持ちが定着しているので苦ではありません。

いよいよ正社員を辞めてオーストラリアに行くメドがつき始めた頃、同じく英会話スクールで友達になってオーストラリアにワーホリに行く子におすすめの無料エージェントを紹介してもらいました。

エージェントと話を進めて行く中で、語学学校の話になりました。

英語は日本で2年通って一応日常会話ができる程度にはしゃべれるので、オーストラリアでわざわざ語学学校に通う必要はないかな?とも思ったのですが、エージェントが「友達作りや情報収集の為に行った方が良い!!」と勧めるのでとりあえず経験として1ヶ月だけ行く事にしました。
(個人でやっている小さなエージェントなので、連絡は全てe-mailで日本とオーストラリアでのやり取りです。)

英語だけが目的なら日本で充分!

結論から言うと、語学学校に通ったのは大正解でした。

はっきり言うと、生徒がひとクラスに平均15人もいる教室で1ヶ月学んだところで、英語を飛躍的に伸ばすのは至難の業です。
英語の勉強目的だけを考えれば、日本で英会話スクールに通っていた頃の方が断然伸びてました。

もし英語を学ぶ事だけを目的として来るのなら、留学と同じお金を使って日本で学んだ方が効率が良いかもしれないですよ?初級レベルの人は特に。

それに語学学校って行った人なら分かると思いますが、2カ月、3カ月と通っていると単調で飽きてきやすいんです。

次に専門の事を学ぶステップアップなどの目標があれば別ですが、ただただひたすら来る日も来る日も英語の勉強って、結構しんどくなってだんだんサボり始める人たち結構います。

それにワーキングホリデーの子が多いとどうしても遊びモードのゆるい雰囲気になってしまうので、つい流されて一緒にサボりたくなってしまう事も多いです。

みんながみんな英語のモチベーションを持っている訳ではなく、エージェントに勧められたからとか友達作りの為に何となく通ってる人も多いので、気を付けないとモチベーションがあっても周りの雰囲気に流される可能性は大いにあります。

語学学校の授業料って決して安いものではないのにもったいなくないですか?
その傾向は英語のレベルが下のクラスになればなるほど強いので、日本である程度の英語を勉強しておく事を強くおすすめします。

よく勘違いする人がいるんですけど、努力しないとただ長く海外に住んでるだけではペラペラにはならなんですよ〜!
それなら誰も苦労しません。英語の聞き取りに関しては3カ月たつと耳が慣れると言われてますけどね。

せっかくたくさんの国の人たちと交流出来るチャンスがあるのに、本当にもったいないです。

しゃべれないから日本人とばかりつるんでるうちにワーホリ終わっちゃった、なんて話を死ぬほど聞いて来たので、一応ここに注意を喚起しておきます。

でも語学学校は友達を作って情報交換しながら生活に慣れて行くにはとても役に立ちました。
私は英語の勉強よりも友達作りや情報交換を目的として通ったのですが、それは英語に対してある程度余裕があったから出来たのかもしれません。

そういう意味では語学学校に通って本当に良かったです。

そこで知り合った友人たちとは卒業後も一緒に旅行に行ったり悩みをシェアしたり、10年以上たった今でも繋がっている子もいて、私のワーキングホリデー生活の中でかけがえのない大切な存在となりました。

それに、ケアンズから遠く離れたシドニーにエージェントがある私にとって、彼女たちから聞く情報はとてもありがたかったです。

ワーホリ中、彼女たちにたくさん迷惑もかけてしまったけど、本当に本当に感謝でいっぱいです。ありがとう。

あと私の場合、選択授業で “Australian Study” を選び、早くからオーストラリアの歴史や文化について学べた事も大きな財産でした。
でも “どの科目が楽か” という基準で選ぶ子も多かったし、語学学校で何を得る事が出来るかは本当にその人次第です。

有料エージェントと無料エージェント

ところでエージェントには有料と無料のところが存在します。

どちらが良いのかは一概に言えませんが、やたらと高いお金を払わされたり、こちらの意向もろくに聞かずに高いコースをゴリ押ししてくるエージェントは気を付けた方が良いです。

エージェントはおすすめの学校を紹介したり、慣れない海外生活のサポートをしたりしてくれますが、基本的にエージェントが学校に生徒を紹介する事によってその学校から紹介料が入る仕組みになっています。

誰かがエージェントを介して値段の高い学校に長い期間行けば、それだけでエージェントにもお金が入るという事。
無料のエージェントはそのお金で成り立っているんです。

だから、その収入プラスお金を要求して来るという事は、その分どんなメリットがあるのかちゃんと見極めた方が良いですよ。
「ん?」と思ったら他を当たってみても良いと思います。
後で払わなくて良いお金を払ってしまったと気がついても後の祭りです。(有料が悪いと言っているのではありません。)

ちなみに、私がワーホリの時に利用させてもらった無料エージェントさんは、一人でやっているような小さなところだったのですが、とても親切でキメが細かいサービスに満足しました。

でも、私がもし学校に行かなかったら完全にタダ働きさせてしまっていた訳で(^_^;) 知らないって怖いです。
まあまあ良い学校を選んだけど、たった1カ月。
結局実際にお会いする事はなく全部メールや電話のやり取りでしたが、暖かいサポート感謝してます。

私が利用した無料エージェントさんはこちらです。
http://www.hiko-ryugakunet.com/

エージェントにも色々な規模・形態がありますので、自分に合うところを探してくださいね。

一瞬で挫折した私の決意

そんな私が最初に選んだ場所は、冬でも暖かいクイーンズランド州のケアンズです。
理由は暖かいからです(笑)

おもしろいもので、その地域を好んで集まる人の傾向ってあるんですよ。

ケアンズは、日本である程度頑張って中堅まで行った人たちが、少しひと休みも兼ねて選びやすい場所なのかもしれません。
私もそうですが、そういう人たちが多いイメージがあります。どちらかというと旅行が目的というか。

そしてケアンズは日本人と韓国人が多い事でも有名な場所でもあります。
はい、びっくりするほど多かったです。

私もケアンズ一ヶ所にとどまる予定ではなかったし、冬よりも夏が好きという安易な理由で冬も暖かいケアンズを選びました。

同時に決意したのが冒頭でも紹介した 「この1年間は日本語を話さないで英語だけで生活しよう!そしてペラペラになろう!」という事。

ケアンズに着いたのが日曜日の早朝、翌日の月曜日からいよいよ学校です。

この日は入校日でたくさんの新入生がいて、クラス分けを決めるレベルチェックの為の面接や簡単なテストで順番を待ちました。

本当にたくさんの日本人がいました。女性が8、9割くらいでしょうか。
そして韓国人、次にスイス人と大きく3つの人種が多かったです。

「ん?あれれ?」
その時、奇妙な事に気付きました。

今日が入校日のはずなのに、日本人はもう既にいくつもグルーが出来ていて、みんな仲が良さそうなんです。
すごく出遅れた感がしてちょっと気後れ。なんで???

後で知ったのですが、学校に来ていた日本人のほとんどが有名な有料エージェント利用者で、学校探しもグループになって現地で見学して決めるんだそうです。

オーストラリアに来るのも空港に集まって、オリエンテーションしてみんなでオーストラリアに来るそうなんです。

どうりでみんな私以外は知り合いっぽかったはずですね。
私は日本で学校を決めて来たので初日初めて来ましたが、彼女たちは一緒に学校を決めてた訳です。

とりあえず、私が初めて声をかけた子は1人でいた韓国人の女の子でした。
この子がクラスは別れましたがオーストラリアで一番最初に出来た友達になります。

…その子、しどろもどろの英語で対応してくれた後、こう言いました。

「すみません、日本語でしゃべってもらえますか。」と日本語で。

「えっ!?」

彼女は英語よりも日本語が得意なんだそうで、日本語ペラペラでした。
韓国人って、日本語ペラペラな人結構いますよね。

という事で、私が英語のみで生活すると決めた最初の野望は、語学学校に行ってしゃべった最初の一言で挫折しました(笑)

そして、とりあえず日本語をしゃべらなければ友達すら出来ない気がしたので、オーストラリアに来たわずか1日で日本語三昧になりました。

でもこの時に日本語で仲間に入れてもらったグループが、後にずっと連絡を取り合う友人達となります。

※この情報は2006年当時のものです。