海外在住者の強い味方 電子書籍のメリット・デメリット

海外在住者の強い味方 電子書籍のメリット・デメリット

今では私の生活に欠かせなくなった電子書籍。
海外在住にとって、これほど便利な物があるでしょうか。

私がワーキングホリデーでオーストラリアに来た2006年当時、日本国外に出ているので、当たり前と言えば当たり前ですが、日本の本は貴重でした。

もちろんオーストラリアでも入手する方法は色々ありましたが、限られた時間やお金を旅行に費やしたかった私にとって、本は好きだけど割高で重くて荷物になる物

日本から文庫本や英語の本を何冊か持って来ましたが、本当はもっと持って来たかった反面、読み終わった本は邪魔になるし重いし、悩みの種でもありました。

それから、オーストラリアに長期で来るに当たってあきらめないといけなかった、毎月楽しみにしていたマンガ連載の続き。

まだインターネットもお金を払ってネットショップに行かないといけなかった時代で簡単に続きを見れる訳はなく、時々思い出しては “あの続きはどうなったのかな〜?” とずーっと思ってました。
(ケアンズ、シドニー、ニュージーランドに小さな漫画喫茶があったので、全く読めない事はありませんでしたが。)

特に町を移動する事が多かった私にとって、荷物の重さはとても重要な課題!
旅を続けるうちに “荷物を1gでも軽くする” という事に心を砕くようになっていきます。

シドニーに定住するようになってもその癖は抜けきれず、今でも手帳や持ち歩く物の重さを気にしてしまう私にとって、電子書籍の存在は夢のようなアイテムです!
まるでドラえもんのポケットですよ、本当に!

 

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電子書籍の使い心地

私は2012年頃から電子書籍を愛用し始めましたが、本は紙派という人たちに「電子書籍で本を読むと、疲れないですか?」と聞かれる事があります。

んー、別に疲れません。

携帯電話やパソコンなどから出る光は人体にあまり良い影響を与えないという話は聞きますが、直感を司る松果体にも悪影響を及ぼすらしいですね。

毎日iPodを使っている私の直感力は、今の所いたって絶好調 (多分)。特に弊害は感じてはいません。もしかしたら気付かないうちに何か影響を受けているのかもしれないですけれど。

それよりも、もし電子書籍がなくなってしまったら私の人生の充実度が全然違うんじゃないかな、と思ってしまいます。
液晶で本が読めるなんて、すごい事ですよ!!

あ、でもそう言えば、視力は悪くなって来たかもしれないですね。

でも紙の本も、もちろん好きです。
本屋さんに電子書籍で読んだ本を見つけたら「本物の本の厚みはやっぱり良いなあ!」と手に取って触ってしまいますし、あの紙独特の手触りや匂いなどの独特な雰囲気は紙じゃないと出せないですからね。

電子書籍はクリックしたら目的のページへ飛べたり出来て便利なのですが、それよりも紙の方がパラパラめくれるので使いやすいと思う時もあります。

でも、それでも私は電子書籍派です!
何故なら私は、旅人だから(笑)

とにかく持ち運びが楽!

電子書籍の最大のメリットは持ち歩きが楽な事!! これですよ!

少し前までは文庫本などをカバンに忍ばせて持ち歩いたりしてましたが、本って結構重いんですよね。

電子書籍は iPad や携帯電話などに何十冊入れたとしても、データなので実際の重さが変わらないし、常に700冊以上持ち歩く事も可能です (私のように)。

しかも携帯電話などはいつも必ず持ち歩く物なので、意識しなくてもダウンロードさえ完了させておけば思い立った時にいつでもどこでも手元にあって、読む事が出来ます。

特に辞典系はとても重宝してるんです。
実物だったら日常では絶対に持ち歩かない類の本ですが、電子書籍はいつでもパッと出せて便利。

例えば『中国茶辞典』とか。
『ハーブティ』でも良いんですけど、出先の気分で何となくお茶を買いたくなった時に、さっと本を開いて効能等をチェックしてます。
いつも見るから何が何ページにあるか分かってますし、オフラインでも関係ありません。

でも、やっぱり一番助かるのは旅行の時。

私のパートナーは本は紙派の人ですが、旅行の時に “もしかしたら読むかもしれない本” をカバンに数冊入れてるのを見ていると、重くて大変そうです。

私は今ではスケジュール帳も日記帳も全部 iPad ひとつで済ませてますし、持ち歩きたいパンフレット類や資料もPDFにデータ化すれば良いので、紙類を持ち歩く必要がないんです。

ワーホリ時代にもしも iPadがあったなら、ふうふう言いながら移動していた重い荷物が信じられないくらい軽くなったはずです!
特に、便利だけど分厚くて重いガイドブック『地球の歩き方』が電子書籍で持ち運べるとなれば、それだけでもかなり軽くなります。

デメリットとしては、本を人に貸せない事ですかね〜。その代わり借りパクもされないですけど。

ミニマリストも嬉しい

一時期あまり活字が読める環境じゃなかった反動か、本を貪るように読んでた時がありました。

本はシドニーにある日本の古本屋さんで買ったり、紀伊国屋で新品を買ったり。

最初は溜まっていく本を見るのが楽しかったんですが、だんだん場所を取る本の置き場に困ってしまいました。

狭いうちのユニットは、それでなくても物がなかなか捨てられないパートナーの物で溢れているのに、これ以上物が増やしたくないので度々ほんだらけさんに読み終わった本を買い取ってもらってました。

ちなみに、ほんだらけシドニー店はこちら。
http://www.o-su.com.au/hondarake/
電子書籍派になった後も度々お世話になってるお店で、古本もマンガ喫茶もありますし、日本人のオーガナイズする雑貨や化粧品なども売っていて、色んなワークショップやイベントなどもやってますよ!
ルピシアのオーストラリア限定のお茶もここでどうぞ。

ともかく、本をほんだらけさんに売りに行くのも毎回だと重いし、手間だし、手元に置いておきたい本もあるしで、あまり片付けははかどりませんでした。

その悩みを全部解決してくれるのが電子書籍です!

いくら本があっても物質的にスペースを取らないし、私が利用している電子書籍は読む予定の本だけダウンロードして読まない時はネット上倉庫に永久保管できるので、容量スペースの問題もありません。
また読みたい直したい時は、ダウンロードすれば良いだけ!なんて便利!

コストの問題

やっぱり日本国外で日本の本を手に入れようと思ったら、割高なのは仕方ありません。

シドニーに紀伊国屋はありますが、新品の本は日本の2倍くらいは余裕でかかりますし、本にもよりますが古本屋でやっと日本の新品くらいの値段でしょうか。

紀伊国屋は年会費を払うと、買い上げ金額から20%オフになるメンバーズカードを作れますが、それでもよく数冊で$100は簡単に超えてました。

またこれが、紀伊国屋さんの本の配置の仕方が上手いんですよね。講読欲がそそるように本が置かれていて、ついたくさん買ってしまう事も多かったです(笑)

Amazon や楽天の通販で買うという手もありますが、送料がかかりますよね。

だから海外在住者にとっては、電子書籍がたとえ現物と同じ値段だとしても、安いんです。
更に割引セールやポイント制度などを上手く使えば、かなりお得になる事も多いので、つまり電子書籍は安上がり!

ちなみに図書館で本を借りるという選択肢は、私にはありません。(そんな何度も図書館に行ってられないので。)

暗闇でも大丈夫

電子書籍の利点のひとつに、液晶画面で明るいので暗い所でも本が読めるというのがあります。

でもこれは、良いのか悪いのか…。
本来良くはないでしょう。
私がママだったら怒ります。

でも、実際はしょっちゅうやってしまうんですよね。
私、夜型のせいか夜に突然アイデアが浮かんで来たり、昼間より元気になってしまう事が多いんです。

でも私のパートナーは、私がベットに来ないと眠れないとか言って起きて待ってたりするものだから、渋々ベットに入る事もあります。
私は基本的にショートスリーパーなので、彼のように睡眠時間8時間もいらないんですよね。

以前は電気が消えたら書き留めておきたい事があっても何も出来ませんでしたが、今は何でも出来ます。

パートナーを横目に暗闇でメモも取れるし本も読める、インターネットやゲームだって出来てしまいますよね。これが私の視力が落ちて来た原因でしょう。

iPadなどのライトは生活リズムを狂わせられやすい気がします。
自分を律しないと、やめられない、止まらない。いつまでもダラダラやってしまうんですよね。本当に気を付けないと!

汚れない・古くならない

これはA型の私っぽい発想かもしれませんが、電子書籍は汚れないし劣化もないので好きなんです!

私、本は昔から極力汚したくないんですよ。
教科書とかでも書き込むのは嫌い。

電子書籍に慣れてしまった私がたまに紙の本を読むと、手垢が付かないかとかシワにならないかとかをすごく気にしている自分に気付きます。

そんな私も電子書籍では、アンダーライン機能や付箋機能を使いまくっているんです。
消したくなれば、デジタルなのでいつでもきれいに消せますから。あと、しおり機能も良いですね!

ただ、あの劣化しかけの古い本の趣きも悪くないと思います。

電子書籍で昔学級文庫にあったような本を見た時、匂うはずもないのに古本の香りがしたような気がしました。

日本童話集より。

その時、子供の頃に本物の本に触れられて良かったなあと、つくづく思ったんです。
匂いと記憶は密接に関連してますから、ふわっと小さい頃の思い出が蘇ったんですね。

今は子供向けの絵本などもたくさん電子書籍化されていますが、子供の頃は実際に手で触って直にめくって、本に描かれている情報以外の感覚も充分味わって欲しいですね。絶対に知能の発達にも関係すると思います。

図書館や本屋さんの本がたくさんある雰囲気もワクワクして好きです。

サーキュラキー、Customs Houseの図書館にある日本語の本コーナー。

電子書籍と紙の書籍、目的や状況などによって上手く使い分けられたら良いですよね!

いつでもどこでも買える

これも電子書籍のメリットでありデメリットでもあると思うのですが、電子書籍はネット環境とお金さえあれば、いつでもどこでも買えます。わざわざ本屋さんに行って探す必要もなければ、売り切れもありません。(ただし、購入後の返品もききませんが。)

欲しい本や気になる内容があれば、電子書籍のサイトから検索をかけるだけで、関連書籍リストがばーっと表示されます。

すごく便利でありがたい事ですが、関連の書籍がたくさん出て来た時に新たな興味深い本が表示されると、それらを全部読んでみたい衝動に駆られたりします(^_^;)

例えばアロマセラピーを検索すると、初心者向けの本、基本を網羅してくれている本、医学の視点から書かれた本、スピリチュアルな内容と、色々出て来る訳です。

もちろん全部は買えませんが、いつか欲しいな〜と思った本は、 “お気に入り” に登録しておいて、割引されたりやポイントアップのキャンペーンの時に買ったりしています。

スペースを取らないし、まとめ買いの方が得だったりするのでついつい買い過ぎてしまう傾向は否めません。
本屋さんに足を運ばないといけないとなれば多分買わなかっただろうな、という本も結構ありますよ。

特にマンガは実物だと量が多くなるので、電子書籍じゃなかったら『進撃の巨人』とか『暁のヨナ』とか集めようとも思わなかったでしょう。そういうの多いです。

英語の勉強にも最適

私の場合、電子書籍は eBookJapan、Kindle、iBooksの3つを使い分けてるんです。

      

本当は、あちこちに本があるのは面倒くさいので出来ればひとつにまとめたいのですが、私の事情で3つになりました。

Kindleと iBooks は日本版ではなく、オーストラリア版を使っています。

この2つの日本語版ストアには無料の英語本も結構あるようなので、英語の勉強をするには最適ですよ。
私はオーストラリア版なので、販売してる本も基本英語が当たり前ですけどね。

Kindleも iBooks も、分からない単語がすぐ調べられるので便利ですよ〜!

例えば iBooks の場合、分からない単語を選んで “Look Up” を選ぶと、

日本語と英語の意味が出てきます!(しかもその単語の入った書籍まで。)

どうですか、これ!

英語は中級くらいのレベルまで来れたら、少しでもたくさんの英語を読んだ方が良いです。

そんな訳で、私の iBooksは英語の本専用です!

日本版はちょっと分からないのですが、オーストラリア版では旅人の御用達ガイドブック『Lonly Pranet』から、小説、専門書、一部絵本まで、英書が色々あるので気に入っています。

以前通ってた語学学校のクラスで、毎回指定の本を少しずつ読むという授業があったのですが、iBooks のお陰でみんなの様に重い本を持ち運ぶ必要がなくて楽でした。(実際の本とはページ数が内容と合ってないのだけ、ちょっと不便でしたが。)

ちなみに、みなさんご存知とは思いますが、iBooks とはAppleの iTunes (iBooks Store) で買える電子書籍、Kindle は Amazon の電子書籍です。アプリもあります。

複数の電子書籍を使い分ける理由

でもメインで一番使っているのは eBookJapan の本です。
もうね、とにかくここは品揃えが素晴らしくて、私が欲しい日本の本はだいたいここにあります。

この会社、数年前まではマンガの豊富な品揃えときれいさがウリだったのですが、近年はライバルが増えてきたせいか、書籍関係もすごく充実しています。

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しかもひとつのアカウントで3つのデイバイスが使えるので、iPad、携帯電話、パソコンと分けて使えますし、小説からノンフィクション、ビジネス書、専門書、地球の歩き方などの旅行関係 (るるぶとかもあったはず)、最新のマンガや雑誌と何でもあります。
ファッション誌はサイズの大きい紙に印刷されるように作ってあるので、iPad mini では小さくて読みにくいですけどね。

eBookJapanは iBooks や Kindle のような単語検索機能はありませんが、英語関連の品揃えは豊富です。

『マッチ売りの少女』など、誰でも知っているような話が英語と日本語で書かれた絵本とか。
The Little Match Girl【English/Japanese versions】¥185

ラジオの基礎英語やテレビでやっているNHKの語学番組の月間テキストまで売ってるのはすごいなと思いました。

嬉しいのは、海外のクレジットカードでも買い物出来る事!

先ほども iBooks や Kindle はオーストラリア版を使っていると言いましたが、iTunes も Amazonも、その国で売っている物はその国のクレジットカードやiTunesカードでないと購入出来ません。

別に私の iPad の iTunes を日本版に設定するのは簡単ですが、日本版は日本のカードで、オーストラリア版はオーストラリアのカードでしか本や曲、アプリ等を購入出来ないので、日本の口座を使ってない私には意味がないんです。
ワーホリや旅行者さんには関係ない話ですみません。

まあ、でもオーストラリアに来てオーストラリアの iTunesカードを買ったら、オーストラリア版の iTunes からオーストラリアの本などが買えるという事です。

iBooks が英語の本専用で eBookJapan が日本語専用なら、 Kindle はまた別の意味で使っています。

Kindleは時々eBookJapan で売ってないマニアックな専門書が売っているのでそれ用もありますが、Kindleには個人で本を出して売る事も出来るので、それを利用して私の知り合いが販売いる本を買う為に利用しているのもあります。

eBookJapan が好きな理由

現在たくさんの電子書籍ストアがあって、どこを利用するか迷う人も多いでしょうが、私は昔からeBookJapan 一筋です。

eBookJapan の創始者である鈴木雄介さん(現会長)は、まだ世間には電子書籍という発想もない1996年には既に端末でマンガを読む時代が来る事を見抜いていたと言います。

2000年に会社を立ち上げたものの、何年も赤字続き。
それでもあきらめず努力し続けた先見の目と情熱はすごいなと思います。
そういう人が私は好きです。

転機は2008年の iPhone の発売。
多くの人が、端末で本を読むようになりました。

マンガで読む!電子書籍でこぼこ風雲録―eBookJapan13年史―

だから、本の充実や機能の便利さ素晴らしさもさる事ながら、私はこの会社自体のファンなんですよ。

人は何故その会社の商品を買うのか?
それは商品そのものというよりも、その会社の夢に共感したから物を買う、という話を聞いた事があります。

数年前に人気電子書籍ストアの比較を調べた時は、ライバル会社に押されてeBookJapan のランクが下がっていましたが、2018年には1位2位を争って名前が挙がっていて、すごく評価されているようです。

おわりに

いかがでしたか?
一度きちんと書いてみたかった電子書籍の事、書けて満足です。長くなってすみません。
色んな意見があるでしょうが、参考の一部にでもしていただければ幸いです。