海外長期滞在でやって来る心理的4つのステージの洗礼

海外長期滞在でやって来る心理的4つのステージの洗礼

「オーストラリアに永住したら毎日キラキラした生活が待ってて楽しそう!」とか「日本が合わないから海外で自由に暮らしたい!」とか思ってる人、いませんか?

そんな人がいたら、頭をむんずと掴んで「ちょっと待て!」と言いたいです。

当たり前ですが、海外に移住するという事は良い事ばかりでなく大変な事が色々あります。オーストラリアに滞在して相性が良い事は確認済みと思っていても、実際に住むと違うかもしれませんし、今流行りの “好きな事だけして生きていく” なんて言ったって、絶対に試練を乗り越える時は来ます。

なので、今回は海外長期滞在の人には4つの段階が来るという話をします。

これは、これから永住や長期滞在予定の人の心構えとしてだけではなく、今ホームシック真っ只中の人や現地の日本人は冷たいと思っているワーホリの人たちの参考のひとつとしても、知っておいて損はないと思います!

 

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4段階の心理

4段階の概念は、私が以前通っていた学校の授業で初めて知ったのですが、自分の生まれ育った環境とは違う他国で生活すると経る一般的な段階には、私もすごく納得・共感しました。

  • 第1段階 … ハネムーン期
  • 第2段階 … ショック期
  • 第3段階 … 回復期
  • 第4段階 … 適応期

現在の私は4段階目をとっくに通り過ぎています。だいたい海外に何年も住んでいる人は、この4段階を既に乗り越えていて、ワーキングホリデーで1〜2年滞在する人は、私の見た感じだと第1段階で帰国する人が多いです。(個人差あり)

では、どういう事なのか説明します。

第1段階 ハネムーン期

この時期はその国の良い所に目が行きやすく、何をやっても楽しいし、目にする物も何もかもが新鮮でワクワク楽しい段階です。

人によって期間の差はありますが、私もワーホリの2年間はこんな感じでした。

この時期は、多少あり得ないと思うような出来事が起こったとしても、楽しめる余裕のある貴重な時期です。この新鮮さはもう2度とやって来ないので、色々チャレンジして楽しむチャンスの時期でもあると思います。

第2段階 ショック期

旅行気分が消えて新鮮さがなくなってくる時期です。この頃になるとその国の悪い所に目がいき、文化や言葉の違いでスムーズに生活できない事に対して苛立ちを覚え、自分の殻に閉じこもりたくなったり、日本に帰りたくてたまらなったりします。

この時期って本当に辛いんですよね。私の場合、比較的遅めの3〜4年目、学生ビザに切り替えた時に来ました。

日本ならこうなのに、日本ならあれが出来るのに…と母国と比べてしまって情緒不安定気味になり、海外にいる自分のアイデンティティとは何か?と考えされられる時期でもあります。

第3段階 回復期

色んな違いを認めて受け入れるようになります。文化や言葉の違いを感じながらも、その国の嫌な部分は嫌な部分として受け入れて、妥協しながら適応出来るようになる時期です。

私が 自分の日本人気質は変えられないと開き直ったのもこの頃です。ある意味、あきらめに近い感じでしょうか。

ここはそういう国だから日本と比べても仕方ない、と思えるようになって少し楽になって来ます。

第4段階 適応期

外国に住んでいるという意識はなくなり、第2の母国と思えるようになって来ます。その国で生活するのが当たり前という段階です。

私は予想外にオーストラリアに住む事になったのでずっと日本に未練タラタラで、この段階まで来たのは実はつい2〜3年前くらい前なんですよ。

でも、今の私にとっては日本が外国のような感じ。現在はオーストラリアに生活基盤があるので、日本で生活するとしたら逆にまた日本で①〜④を経験しないといけないんだろうな〜と思うと、少し萎えてしまいます(笑)

こういう段階があるから、第2〜4段階の人は第1段階のハネムーン期の子にウキウキされながらうらやましがられても、「は?」ってなっちゃうんですね。

温度差の違いは仕方がない

オーストラリアには日本人がとても多く、この10年あまりで本当にたくさんの日本人が私の目の前を通り過ぎて行きました。

でも、だんだんと滞在期間が長くなるにつれて、この国に来たばかりの子がやたらと「すご〜い」を連発する事や「うらやましい〜」というテンションの高さに疲れを感じる事が増えてきました。でも、この温度差は仕方ないものです。

さすがに「オーストラリアって刺激があって良いですよね!」って言われた時はズッコケ(古っ)ましたけどね。私は日本の方が何十倍も刺激があると思いますが、これがハネムーン期ですから。

もし今現在がそんな何でも楽しめる時期最中なら、思いっきり楽しんでください。私は既に失った感覚なので、逆にうらやましいです。

期間限定と永住の温度差

私もワーホリの初めの2年は楽しくて仕方なくて「何でワーホリビザは2年までしかないの?足りないよ〜!」と思ってたくらいなので、楽しい気持ちはよく分かります。でも、今考えてみると楽しかったのは期間限定のお楽しみだったからなんですよね。

一時期「オーストラリアに長く住んでるなんてすごいですね!! どうやったらビザもらえるんですかあ?えっパートナーがオージーなんてすご〜い!いいな、いいな♡本当にうらやましいです〜♡♡」とやたらと言われる事があり、辟易した事があります。

でも「すご〜い、住みた〜い!」という人が「じゃあ、明日から一生ここに住んでね。」と言われたら、それでもキャピキャピと楽しみ続けられるでしょうか?きっと視点が変わって来るはずです。

実際に海外で生活するのは楽しい事よりも苦労の方が多いかもしれません。だって、言葉や文化が違う中で仕事や生活の基盤を築く事はそれなりのエネルギーがいるし、日本みたいに便利じゃないですから。

ただ、オーストラリアに住んでる事もオーストラリア人パートナーがいる事も、全然何もすごくないんですよ。あまり言い過ぎると失礼に当たるかもしれないので気を付けた方が良いかも。

 

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おわりに

この4段階、あなたはどう感じましたか?私はこれ、恋愛にも当てはまるなと思いました。

彼氏が出来ても第2段階に入るとすぐ別れる人っているじゃないですか。第4段階の熟練カップルの域に到達するには、それを乗り越えないとね(笑)