外から眺めて見る日本とカルチャーショック!おもてなしって何だろう?

外から眺めて見る日本とカルチャーショック!おもてなしって何だろう?

私がまだこのウェブサイトを立ち上げたばかりの頃、昔書いていた絵日記を記事に載せて公開した事があります。その絵日記というのは、私がオーストラリアに来たばかりの頃にスケッチブックに書いていたものです。

公開したらおもしろいかな?と思って載せてみた自己満足な記事なんですけど、一応私のプライベートを晒して発信するので見せても大丈夫なものをより抜いて、載せ恥ずかしくて見せられないページは伏せました。

まあ、それでもやっぱり公開するのは恥ずかしいという気持ちもあって、でも公開したい気持ちとごっちゃごちゃ。とか言いながらとりあえずリンクを載せてみたりして。
スケッチブックの絵日記初公開(^O^)

公開しなかったひどいページのひとつに、英語で書いた日記が挙げられます。

いやもう、当時の英語の下手さに赤面ですよ💦
あれで少し英語に自信を持っていた自分もちょっと痛い。

英語は今でも大して上手になってませんけど、あの頃のレベルはとにかくひどい😥 読むと冷や汗かきます。

 

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スケッチブックの絵日記

何故こんな話題を出したかというと、その公開したくない日記の中にも紹介したい内容のものがあるからです。

今でこそ慣れっ子ですが、やっぱり日本からオーストラリアに来たばかりの時は日本では考えられないような出来事をたくさん目にして驚きの連続だったのです。

最近、日本とオーストラリアの全く違う価値観のはざまで揺れる人たちの話を聞いていて、私もそうだったなあと思い出したので、ちょっと書いてみようと思いました。

スケッチブックを日記にしたのは、小さい頃からラクガキが好きな事もあり、罫線も制限も何もない白いページに思い切り自由にオーストラリアの事を書こうと思ったからです。

そして最初の予定では、全部英語で書くつもりでした。
そもそもオーストラリアにいる1年間は日本語を一切しゃべらないようにしようと思ってたくらいですから。 (まあ語学学校1日目で無理だと分かって挫折するんですけどね 笑)

オーストラリアのケアンズに着いた1日目の記念すべき第1ページ目。
英語で6行ほど書いた後、途中から普通に日本語で書き直してます(笑)

だって英語だと思った事がサラサラ書けなくて、思考と能力が追いついていかないのですよ。オーストラリアの感動よりも英語の文法で頭がいっぱいになっちゃってもったいなさすぎると思ったんです。

英語で書いてしまうと最初の目的である「自由にのびのび」は無理!
だから以後は日本語で書きました。
それって本当に正解だったなあと思います。

だって昔書いた自分の英語を読み直していると、それって日本語だったらどういう風に表現したんだろう?とか、は? 何が言いたかったんだろう?とか思ってしまって、ちょっと文章が不自然です。
普段は日本語で物を考えているのに、それを無理に英語にしようとするから当然かもしれません。

英語の練習には良かったでしょうが、後から読み返してその時の気持ちを思い出す目的として使うには至難の技だったに違いないです。
一石二鳥を狙わずに、目的はちゃんと分けた方が良い場合があるっていう事ですね(笑)

でもたまに英語でも書いてたんですよ、英語で書きたい気分の時とかには。
英語で見聞きした物をわざわざ日本語に直すのはもったいないと思った時は、英語で書いてました。

そのひとつが、ホストファミリーと一緒に毎週日曜日に行っている教会に行った時の事。
これは私にとって、とてもカルチャーショックな出来事でした。

これからが本題です。

今回、日記の内容を紹介しようと思ったらずいぶん長い前ぶりになってしまいましたね(笑) すいません。

カルチャーショックを受けた出来事

2006年6月4日、日曜日のとても寒い朝。

私は毎週日曜日にしてるように、ホストファミリーのピーターやパトリシアの家族としと教会に行きました。

毎週日曜日の教会は、ちょっとした社交の場。

お祈りの後に教会の庭に用意されたお菓子やお茶を飲みながらのおしゃべりは、毎週とても穏やかで楽しい雰囲気でした。

私は英語やキリスト教はよく分かりませんでしたが、ホストファミリーと教会に行く事で色んなローカルな人とお話しする機会をもらっていました。

その日、ある女性に初めて会いました。
その人は肌が黒くてお腹が大きく、小さな男の子と双子の赤ちゃんを連れた女性です。

パトリシアによると、その人は最近旦那さんとアフリカからオーストラリアに移住してきた人で妊娠中なんだそうです。

そう言えば、その頃ケアンズにたくさんのアフリカから移住して来た人がいたのか、その人たちの野外ショー?のようなものに連れて行ってもらった事もあります。

あまり記憶がないのですが、覚えているのはアフリカから来た子供たちがステージの上でエネルギッシュな英語で何かしゃべっていた事。

「全然何言ってるのか分かんなかったー!」と横にいたパトリシアに言ったら、「大丈夫、私もほとんど分からなかったから。」と言ったので驚きました。

同じ英語でも訛りが強いと理解出来ないんだ、私が東北弁を理解出来ないようなものかあ〜!と妙に感心したのは今でも覚えています。

話は戻りますが、ピーターとパトリシアは彼女の双子の赤ちゃん見ると抱きあげてあやし始めたんです。

(アフリカの女の人が赤ちゃんを抱えていたのか、ベビーカーを使っていたのか忘れました。ホームスティで緊張してたので、この頃ほとんど写真を撮ってない為に記憶もところどころ曖昧。)

パトリシアは彼女の娘と一緒に、お祈り中もその後のお茶の時もずっと赤ちゃんをあやしてました。

私はとても不思議に思いました。
当の母親である女性は何をしているかというと、他の人とのおしゃべりに花が咲いて夢中な様子。

そしたら別の女性がパトリシアの所へ来て、「そろそろ休憩したい?」と聞いて来たので「そうね、じゃあお願い。」と赤ちゃんをその人にバトンタッチ。

「あの人にも自由な時間が必要よ。少しくらい息抜きしなきゃね。」

私は信じられない気持ちでした。
肉親ならともかく、母親が他人に子供を預けて気兼ねなくおしゃべりを楽しんでて、預けられた人も喜んで子供を預かってる。

その女性は、おしゃべりを充分に楽しんだ後「面倒見てくれてありがとね!」と帰って行きました。

なんか、とてもショックでした。

まず、日本だったら申し訳なくて他人に赤ちゃんを預るのは気兼ねするだろうし、預けたとしても周りに人に「いつまで預けてる気?勝手にたくさん子供を作っておいて自己責任でしょ。」とか思われてるんじゃないかとか気が気ではないのではないかと。

このシーンは本当に印象的だったので、この事を英語でスケッチブックに書きました。

そうしたら、その時に通っていた語学学校の先生がちょうど「もし英語で日記を書いた人がいたら、添削してあげるからいつでも持っていらっしゃい。」と言っていたので、思い切ってその日記を提出してみました。ラクガキだらけで恥ずかしかったですけどね。

そして戻ってきたコメントはこう。

I love your story Eri! Yes, this is definitely the Christian style. It’s the same in my church too.
あなたの話好きよ、恵理! そうよ、それはまさしくクリスチャンのスタイルね。私の教会でも同じよ。

日本と日本の外

私は日本である程度しっかりと社会人をして来たつもりですが、その時の経験のお陰もあって、日本を出てからの方が日本の事がよく見えてくる事がよくあります、良い面も悪い面も。
それは海外に出て来た皆さんなら同じでしょう。

私が今日言いたいのは、別にクリスチャン云々ではありません。
日本人だって気付いてないだけで、自然と身についてる素晴らしい道徳心があります。

明治の頃、新渡戸稲造という人が「日本人は宗教を学校で教えないならどうやって道徳を学ぶんですか?」とヨーロッパの人に驚かれた経験をもとに『武士道』という本を英語で出版しました。

日本人の心には神道の考え方が根付いていて、武士道が根本にあるので道徳心は学校で学ばなくても自然と身につくものだ、そんな内容だったと思います。

武士道は分かりませんが、お天道様が見ているので悪い事は出来ないという考え方などは、若い人でもちゃんと日本人の心として持っていると思います。

だから今でも日本人は正直で真面目で信頼できると、他の国の人たちから評価をもらっています。本当です。

関係ないけど、私の好きな大分県臼杵市二王座の道

ただし、日本国内では美徳と評価される事でも海外に出るとマイナスになりやすい日本人気質が浮き彫りになる事もよくありますし、上記に当てはまらない人たちもいますけどね。

最近オーストラリアでは日本に行く事がある意味ブームのようになってるらしく、「日本はものすごく良かった!最高のおもてなしだったよ!」という話をよくオーストラリアの人から聞きます。

私も日本で接客をしていた立場だったので、ちょっと心情は複雑です。
日本では、しっかりきちんと接客しないとすぐクレームが来ますからね。

理不尽なクレーマーさんに対しても「申し訳ありませんでした。」と謝らないといけない日本のやり方がずっと嫌いでした。

日本からオーストラリアに観光に来た日本人(特に年配)の方を見ていてもたまに思うんです。
この国では、お客さんは別に神様じゃないし、スタッフもお客さんも人と人。変なクレーム入れたってハイハイって流されるだけ。

もうひとつのカルチャーショック

オーストラリアはオセアニアの北欧と呼ばれるほど福祉の先進国と言われています。

子供番組の着ぐるみのキャラクターの中に、車椅子という設定の人形を見た時はすごいなあ、と思いました。
最近新しくなったお札には、目が不自由な人の為に点字が付いてますしね!

あと、似たような話がもうひとつあります。

数年前ビクトリア州でツアーに参加したのですが、アメリカ人、イギリス人、ドイツ人、韓国、日本となかなか多国籍な7人くらいのメンバーでした。

その中にひとり、足の悪いイギリス人の若い女の人がいたんです。

彼女は車椅子でオーストラリアを旅行しているとの事で、ビクトリア州の次はアデレードに滞在して、エアーズロック、ダーウィンに言った後はシドニーに行く予定と言っていました。

まず私は、車椅子で一般のツアーに堂々と参加している事に驚きました。

その子はゆっくりつたい歩きならなんとか歩けるので、バスの中で待っている事もありましたが、歩いて見に行けそうな場所はなるべく参加してました。

そしてツアーガイドさんも参加者もバスの運転手さんもみんな、車椅子を用意したり押したりとても協力的で暖かかった事に、ただただ驚きました。
特にアメリカ人の派手なお姉ちゃんは、初対面だったその子をいつもヘルプしてました。

その子のゆっくりな動作に対して文句を言うような人はひとりもおらず、ずっと和やかな雰囲気で楽しい旅でした。

私は日本で福祉業界に携わっていた事もあり、この光景はある意味衝撃的でした。

日本で足が不自由な人が堂々と一般のツアーに参加出来るでしょうか?
そして周りの人も温かい目で見てあげられるでしょうか?

私がもし足が不自由だったら、恐縮してしまって迷惑をかけたらいけないと思って旅をあきらめるかもしれません。

でも彼女は変に気負わず旅をしてる。
それは周りの協力があってこそ出来る事でもありますよね。

オーストラリアと日本を足して÷2にすれば良いんじゃないかと思う件

日本の接客は世界一かもしれませんが、妊婦や障害者に冷たい人が多いようですよね?

妊婦は病気じゃないから甘えるなとか、障害があるなら外に出るなとか、そういう悲しい意見を聞いたりネットなどで見たのは一度や二度ではありません。

多分、日本人は職場で無理をしている人が多いから、人を思いやる余裕がないんだと思います。
善良な人は、つらくても人に迷惑をかけちゃいけないと思ってる。

自分が無理をしている分、弱い立場の人に対して無性に腹が立つ気持ちも理解出来ます。そんな気持ちで人に優しく出来る訳がないんです。

オーストラリア人は全く逆です。

彼らは日本人から見るとちょっとやり過ぎでしょと思うくらいバンバン有給取って遊びに行きます。
日本では当然の権利である有給さえ取ると申し訳ない気持ちになりますよね。

先輩がまだ残ってるから先に帰れないとかもナンセンスじゃないですか?
定時に帰ってリフレッシュした方が、仕事の能率も上がってよっぽど会社への貢献になると思うんですけどね。

働く時は頑張って働いて、遊ぶ時は遊ぶ!ってメリハリつけた方が良いんじゃないかな?少なくとも私はその方が仕事のモチベーションが上がってもっと頑張れます。

あと、日本では福祉職員や看護婦などは自分を犠牲にして働くのが美徳と思う傾向がありますけど、オーストラリアではスタッフも守られるべき人間として尊重されているみたいです。

良いか悪いか…。色んなそういった話を聞いていると、オーストラリアと日本を足して÷2にしたらちょうど良い感じになる気がします(^_^;)

まあ、オーストラリアに長くいると時々この国に慣れ過ぎた日本人がひどい接客をしているのに遭遇する事も多々あって、ああはなりたくないなあとは思いますけどね。

よく思うのは、日本人って深く考えずにマニュアルで動いてる子が多いのかな?って事。

言われたら言われた通りにはするけど、それが何故そうするのかを理解せずにただやるだけなので、応用がきかなくてびっくりする事をしでかしたり。あと笑顔が明らかに作り笑いで目が笑ってないとか、ね。

正直言って、「このゆとりが!」と言われても仕方ないと思う子もいるかと思うと、すごく気が回って良い子もたくさんいて、もしかしたらひと昔前よりもその差がすごく開いてるような気がします。

でもそれを言ったらオーストラリア人も似たようなものかもしれないです。

出来ないオーストラリア人がすごく目立つようで、よく日本人は文句言ってますが、優秀な人は本当に優秀みたいです。本当に雲泥の差。

オーストラリアでレストランや服屋の店員さんを見てても、そう思いませんか?

まとめ

つらつらと思った事を書きました。

ヨーロッパなどでは海外への長期滞在は見聞を広める事だから良い事だと見られる傾向があるようですが、日本では何をふらふら遊び歩いてるの?と思われる事が多いですよね。

でも日本の外に出て初めて分かる事もたくさんある訳で、それってものすごく大切な事だと思うのです。

昔、日本の同級生から「海外に出れて良いなあ、私ものんびり遊びたい!」と言われて違和感を覚えた事があります。

ただの旅行ならともかく長期滞在となると、仕事や英語の壁など苦労もたくさんあって楽しい事ばかりとは言えないですよね?(それでも楽しいからわざわざ海外で頑張るんでしょうけど。)

海外に出て自分のやりたい事を優先させるのはワガママだと言われた人も多いはずです。
それでもキャリアを捨ててエイっと海外に出ちゃう日本人は、ちょっと変わってる人が多いと言われています(笑)が、実際それは事実ですね。身に覚えのある人は多いでしょう😁

まあ確かにふらふらと目的意識もなく遊び歩いてる人もいるので仕方ないですけど、どこに行っても頑張る人は頑張るし、愚痴ばかり言う人はどこでも言うでしょう。

でも私はオーストラリアから動けなくなってしまった立場ですけど、それでも日本が、特に九州は大大大好きです。I Love you!!!!