猫も杓子もバンダバーグ!? 実際のところは…

猫も杓子もバンダバーグ!? 実際のところは…

ワーキングホリデーの中では有名な土地の1つにクイーンズランド州のバンダバーグ(Bundaberg) という所があります。

バンダバーグというと、バンダバーグラムやジンジャービアが造られている所。
サトウキビの生産でも有名なんです。
シドニーでもカフェとかに置いてあるスティックシュガーをよく見たらBundaberg産の砂糖だったりします。

 

ちなみに地図では近く見えますけど、近場のBrisbaneからでも余裕で360km(車で5時間)、日本の感覚で地図を見てはいけません(笑)

この小さな僻地とも言える田舎町、2005年11月にセカンドワーキングホリデー制度というものが導入されてからワーキングホリデーの人たちに有名な場所になっていきます。

ワーキングホリデーの間で超有名になった田舎町

セカンドワーキングホリデーとは何かというと、ワーキングホリデービザでオーストラリアに来た人たち対象のビザで、普通のワーキングホリデービザの滞在期間は1年ですが、認められた地域で3ヶ月以上の季節労働に従事して申請すれば更にもう1年ビザがもらえるという制度です。
(私がオーストラリアに来た当初は、このセカンドビザが出来たばっかりだったので、今よりかなり条件がゆるかったんですよ。)

という事で、そのビザが導入されたのを機にファームに行く人がものすごく増えました。
今や「ファームに行くので仕事辞めます。」というのは、ワーホリあるあるの決まり文句フレーズ。私も何十回聞いた事か…。

そしてこのバンダバーグ、かつては行けば必ず何かファームの仕事があると言われていたほど農業が盛んな “クイーンズランドのサラダボウル” と呼ばれる場所だったんだとか。
まあ、そこに日本のエージェントが目を付けたんですね。そのうち日本人だらけという事で有名になります。

当時はスマートフォンもなかったし情報もそんなになくて、ファームを探すのは今よりもずっと大変でした。
だからエージェントに高いお金を払って働く人も結構いたんです。
私も当時流行っていたmixiから、「どうやってファームを探したんですか?」という問い合わせが知らない人からたくさん来ていました。みんな探し方が分からなかった時代です。
(余談ですが、いきなり散々聞くだけ聞いておいて、お礼や返事すらない人がたくさんいました。こういう人が増えるとわざわざ時間をさいて情報提供するのが面倒になりますので、自分にとって有力な情報ではなかったとしても、せめてありがとうくらいは言った方が良いと思います。)

バンダバーグに来る日本人の傾向

ところで、ワーキングホリデーでの過ごし方は人によって本当に色んなパターンがあります。
学校に行くのも良し、働くのも良し、オーストラリア中をラウンドするのも良し…。

私は完全に移動型のワーホリでした。
稼いでは移動しながら旅行に費やし、新しい土地でまたいちから始めて資金が貯まったらまた旅行、の繰り返し。そのスタイルが大好きだったんです。
期限のあるビザだから、出来るだけたくさんのものを見たいと思ってました。
その土地を味う為に、数週間か数ヶ月滞在して歩き込むんです。

そうやって色んな土地を移動しながら過ごしていると、その土地に集まる人たち (特に日本人) の傾向が面白いほど見えてくる事があります。それが楽しくて移動しまくっていたのもあるかもしれません。

私はバンダバーグを含めて3ヶ所の地域のファームで働いたんですが、この地域はセカンドの為に仕方なくファーム来ました的な日本人が多かったのが、すごく特徴的だなと思いました。(みんなじゃないですよ。あくまでも傾向として。)

というのも他のファームで出会った日本人は、ほとんどの人が生き生きと働いていて
ファームの仕事を楽しそうにやっていたんです。
この人たち、セカンドビザ制度がなくてもファームで働くんじゃないかな?と思うような行動的な人が多かったのもあって、ここの人たちの受け身(?)な感じが際立って見えてしまいました。もちろんそうじゃない人もいましたけどね。

自力での英語の情報収集が苦手な日本人で、簡単にセカンドビザを取りたい人のほとんどはこのバンダバーグになだれ込んだイメージがあります。ここだけは日本語情報誌などにたくさん載っていましたからね。
これはあくまでもこれは2006年〜2007年当時の、ある一定の地域に対する私の個人的な感想です。

じゃあ何故私はバンダバーグに来たのか?

「あそこは日本人だらけで稼げないから絶対に行かない方がいい。」というのは実は前々からたびたび聞いていたのです。
旅をしていると色んな人に出会いますからね。

でも何故かそういう事を聞くたびに私の好奇心がムクムク。
本当かどうかこの目で見てみたい、と興味津々だったんです(笑)

ファームを見つける一番確実な方法

私はもちろんエージェントにお金を払う気は全くありませんでした。
ファームの多い地域なら、大抵はバックパッカーズホテルに泊まれば仕事の紹介をしてくれるはずですが、絶対の保証はありません。

私の場合、前のファームで一緒に働いてた韓国人の友人がすでにバンダバーグで働いていたので、彼とコンタクトを取って無事にバンダバーグに潜入成功しました。

このように、ファームを見つけるのに一番確実で簡単な方法は、ファームにいる知り合いに呼んでもらう事です。
離れていても常に信頼できる情報を教えてもらえるし、競争率が激しい時期でも自分のスポットを確保してもらえるかもしれません。

ファームの仕事を見つけるのは本当にタイミングなんです。
忙しい時期に行こうと思ってももう人がいっぱいで入れない事も多いですし、入ってみたものの仕事が少ないとか、逆にいきなり入ってきてたくさん稼げるラッキーな人もいます。

特に繁忙期は稼げるので人気があり、すぐに人で埋まってしまうので、忙しくなる前からファームに入ってスタンバイしてる人もいるのです。

そんな中、ある事を知りました。
そのファームが稼げるかどうかは、働いている韓国人の割合で分かるという事。

まず韓国人はお金にシビアな人が多いので、稼げないとさっさと見切りをつけます。
あの頃の韓国人のネットワーク網はずば抜けてすごかったので、どこが稼げてどこが良くないかとかとにかく情報が早いんです。

私の泊まっていたバックパッカーズホテルは最初、バンダバーグにしては珍しくほとんどがヨーロピアンやオージーばかりでアジア人はほとんどいなかったんですが、そんなに稼げませんでした。

それが繁忙期になって稼げ出すと途端に、本当に韓国人だらけになりました。恐るべし韓国人ネットワーク!

どういう風に仕事がもらえるのか

そして仕事ですが、ファームのある地域というのはバックパッカーズホテル(以下 バッパー)が仕事を斡旋してくれるところも多くて、実際このバッパーの宿泊者もほぼ全員がファームで働く目的だったと思います。
バックパッカーズに泊まって空きがあれば、すぐに仕事を斡旋してもらえます。
私は1週間待たされました。

さすがファームの多い地域です!
バッパーは3カ所くらいのファームリストを持っていて、スタッフが誰がどのファームに行くかを振り分けて、毎日掲示板に次の日のファーム日程が張り出さるんです。
私たちはその日程表を見て次の日の予定やバスの時間を知ります。
朝になるとバッパー前からファーム行き専用のバスがそれぞれ出るんです。

仕事の内容と給料

私が滞在したのが10月から11月。
最初はチェリートマト(日本でいうプチトマト)から始まって、そのうち普通サイズのトマトの繁忙期が始まりそちらに移りました。
ちなみにチェリートマトは出来高制、トマトは時給制でした。
バックパッカーの滞在費が男女ミックスの4人部屋ドミトリーで1週間で$180。
最初は仕事がなくて、1週間$40くらいしか稼げないという過去最低の金額に(笑)

でもそのうち繁忙期で週$800以上稼げるようになったんです。
朝早くから暗くなるまで休みも返上で働いても追いつかないような忙しさでしたよ。

結局私的バンダバーグの検証

❌稼げない → 時期による
❌日本人だらけ → 場所による

という事が分かりました。まあ当たり前といえば当たり前ですかね。そのまんま。
とにかく私はラッキーでした。

どうしても12月にゴールドコーストに滞在しないといけない予定を入れてしまったので、繁忙期の真っ定中泣く泣くバンダバーグを後にしました。
こんなに稼げるって知っていたら、予定なんて入れなかったんですけど〜。それだけが今でもちょっとだけ悔やまれます。

こんなバンダバーグ、泊まっていた所もファームもたくさん面白いエピソードがたくさんあるんですよ!
少しずつ紹介していきますね。

トマトファームでピッキング専用の車にびっくり
何だそれ!? バッパーパニック Part1
→ 何だそれ!? バッパーパニック Part2
バンダバーグの歩き方♪
バンダバーグラムとジンジャービア