何だそれ!? バッパーパニック Part1

何だそれ!? バッパーパニック Part1

ただ今クイーンズランド州のバンダバーグでのトマトファーム体験を書いています。
2007年10月から11月の話です。

過去の記事はこちら
猫も杓子もバンダバーグ!?実際のところは…
トマトファームでピッキング専用の車にびっくり

今回は、このバンダバーグで私が泊まっていたバックパッカーズホテルの事についてです。
ここは色んな意味でものすごく面白いところでした。

バックパッカーズというのは、言わずと知れた安く旅行をしたい人御用達の宿泊施設。(以下バッパーに省略)
バックパックを背負って安く旅してまわるような人たちが泊まる宿です。私の場合、バックパック+スーツケースという大荷物でしたが(笑)
キッチンやトイレ、シャワーなどが共同で、ドミトリーという4〜10くらいの部屋や個室など予算と目的によって選べて、1週間単位で予約すると少し割安になる所が多いです。

何故たくさんバックパッカーズがあるバンダバーグの中でここの滞在にしたかというと、以前いちごファームで一緒に働いていた韓国人の子に紹介してもらったという理由だけです。
紹介してもらった友人には面白い体験をさせてもらって今でも感謝しています。

9月にストロベリーシーズンが終了。
その後、私はブリスベンのバックパッカーズに数日泊まって何度目かの観光を楽しんだり、長距離バスを予約してちょこちょこ観光スポットに滞在しながらのんきにバンダバーグまで北上して来ました。

バンダバーグには韓国人の友人のテリーがすでにファームで働いていて、私も行けば仕事を紹介してもらえるとの事だったので、私にしては珍しくあらかじめ具体的な目的地が決まっていた旅でした。

そしてテリーと連絡を取りつつ、ついにバンダバーグにたどり着いた私。

ところが、迎えに来てくれた佐野史郎(知ってる?)激似のテリーが私に申し訳なさそうな顔をして私に言うのです。

「今ちょっとバッパーのスタッフがいなくて、すぐにはファームで働けない状態なんだ。ごめん。(韓国訛りの英語)」

私はバンダバーグの良くないというウワサをよく耳にした上で好奇心でこの地にやって来たので、もともとそんなに期待はしてなかったんです。
だから「ふーん、そうなんだあ?」という感じで特にガッカリとかはしなかったんです。まあこんなもんか、と。
そりゃお金がそんなにある訳ではないし、これからやりたい事もまだまだあったのでいつまでも収入0という訳にはいきませんが…。

「それからね、部屋はオレたちと一緒の部屋になるんだけど大丈夫かなあ…? スタッフの人が友達なら同じ部屋にするって言って…。えりの分の部屋の鍵は預かってあるから。」

「ん?別に何でも良いよ!」

私も色んな所で色んな体験を重ねるうちに、結構図太くなってました。
細かい事をいちいち気にしていたら、この国ではストレスだらけでやってられませんからね。
男女ミックスでも多少汚くて不便でも何でも来い!と思ってました。

そして案内されたのは、2段ベッドが2つ置いてある4人部屋。
テリーと、テリーの地元で幼なじみだったという男の子と、ちょっとカッコいいけどあまり愛想の良くないイギリス人が使っている部屋で、そこに女の私が1人加わった形。

うーん別に良いんですけど、何故こういう男3人に女を1人加えるという部屋割り?提案したこのバッパーのスタッフ、変わってるよなあとは思いました。

向かい側の部屋の日本人の女の子は6人部屋をしばらく1人で使っていたし、数日後には隣の部屋に住んでる日本人男性も4人部屋をずっと1人で使っている事が判明。
「ドミトリーなのに個室みたいに使えてラッキー♪」って言ってました。
そうかと思えばぎゅうぎゅうの部屋もあったりして、まあ出たり入ったりが激しいからなんでしょうが、ちょっと部屋割りの基準が謎でした(笑)

まあどちらにしても着いた当初、どこを探してもスタッフらしい人は見当たらなかったし、もうその部屋の鍵しか用意されてなかったし、本当にぶっちゃけ何でも良かったんですが。

ただ困ったのは、ベットに使うシーツなどのリネンが用意されてなかった事!
私の場所である二段ベッドの上には、むき出しのマットレスがそのまま置かれていました。
こういうのは前のファームで慣れてはいましたが、うーん、これで週$180も払うのかあ。

シーツが欲しくても私が来てから3日間くらい、全くスタッフの気配がありませんでした。
夏で良かった。
こういう時、大きめのストールを1枚でも持っているととても便利ですよ。

それにしてもこのバッパーは、今まで泊まったどのバッパーよりも変わってました。

スタッフがいない上に夜も常に入口のドアは開けっ放し。
一応防犯カメラは付けてるっぽいですが、これじゃあ関係ない人が入りたい放題、誰でもただで泊まりたい放題な環境なので、さすがに少し怖かったですね。

更に驚いたのは、宿泊施設なのにキッチンには食器や調理器具などがほとんどない!?(笑)

飲み物を飲むようなコップ類も包丁も何もない!そんな事ってありますか!? お皿が少し置いてあるだけで、明らかに宿泊者人数に合ってないような…。

そして鍵がかけられる箱がたくさんが置いてあって、各自に割り当てられてました。( でも1人1個だと足りなくなるので一緒に使える人はシェア。)
ただし鍵は自前で用意しなくてはいけません。えー、何んだそれ。

テリーの幼なじみは韓国の軍隊で料理を作っていたそうで、切れ味のいい包丁もその箱にしまってました。

こうゆう箱です↓

そして冷蔵庫は倉庫みたいに大きな冷蔵室があって、その中にたくさん頑丈な網で小分けにされた棚があり、空いてる所を勝手に使って良いとの事。

この棚も網状の扉をを閉めて鍵がかけられます。
ただし、こちらも鍵をかけるなら自分で錠前を用意しないといけないそうです。

なんかわざわざ錠前を買うのもしゃくなので、しばらく鍵をかけずに使っていたら案の定お肉とか色々なくなりました。
バッパーあるあるですね(T ^ T)

「オレたちのバッパーは、ほとんどヨーロピアンばっかりなんだ。」とテリーが言った通り、私が来た時の宿泊者はほとんどヨーロピアンかオージー。アジア人は台湾人2人、韓国人2人、日本人は私を入れて5人。
後はオーストラリア人、ドイツ人、イギリス人、オランダ人、フランス人、イラク人、あ、あとケニアの人もいたなあ。

意外とオーストラリア人男性が結構いて、オージーでもこういう所に泊まるんだなあ、と思いました。
宿泊者じゃないけどいつもファームで一緒になるオージーのおじさんもいました。
この人、私に色々話しかけてくれたけど、当時の私の英語力では「Mate!」くらいしか聞き取れずちんぷんかんぷん(^_^;)

ちょっと田舎の方に行くとオージー訛りが強い人が多いし、あちら側もアジアン英語に慣れてないので聞き取ってくらなかったりとかよくあります。

Mateとはオージーがよく使う有名な言葉で、“友達” のような意味です。初対面でもくだけた感じの時はよく使われます。
私の彼は普段はそんなに使いませんが、オージー同士の会話になるとやたら連発していますよ。

話を戻しますがこのバッパー、当然掃除が行き届いてなくて、特にシャワールーム兼トイレの床が足跡だらけのトイレットペーパーだらけでした。(でもまず何でそんなにトイレットペーパーが床に落ちる事があるんだろう??)
これは途中でオージーの男性スタッフが来てから少しは改善された気がします。

キッチンも食器が少ない上に食器や鍋を洗わずに放置とか結構あって、次に使う人が洗わないといけないという嫌なパターンも結構遭遇しました。

コップ類が全くないので、少し深みのあるお皿でコーヒーを飲む日々(笑) お粥みたいにすすってました。
下の写真はフレンチトーストとコーヒー(笑)
ワーキングホリデーの時って、どんな事でも楽しめる余裕があるから良いですね。

レセプションにスタッフらしき人が現れたのは、私がここに到着してから3日後くらい。
それでやっと私は無事にシーツをもらい、仕事もチェリートマトのファームに入れてもらえるようになりました。

私が1カ月半の滞在で見たスタッフは3人。
金髪の痩せた女性がボスで、途中から30代くらいの男性オージーと男か女か判断に困る感じのちょっとぽっちゃりめのスタッフが加わりました。

男か女か判断に困るような人はオーストラリアではたまに見かけます。ここの宿泊者にもいました。
そういう人たちにまだ全く免疫がなかった私は、そういう人たちとの距離感がよく掴めませんでした(^_^;)どっからどこまで触れて良いのかなーとか思ったりして…。(意外と本人は全然オープンだったりするんですけど。)

そのちょっとぽっちゃりしたスタッフ、見た目も服装もは完全に男性なんですが声だけは明らかに女性の声だったんです。

直接聞いてみたという人によると(すごい!)、もともとは女性として生まれたけれど心は男性なんだそうで、性転換の手術などは特にしてないんだ、と。

まあとにかくこういう個性的な人たちが集まったこの環境で、色んな事件が起きる起きる!
次回はそのエピソードを紹介しますね!
何だそれ!? バッパーパニック Part2

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