オーストラリアで作る『梅シロップ』のレシピとアレンジ

オーストラリアでも青梅は売られています。

私は日本でよく梅酒をはじめとする果実酒をよく作っていたので、それを知った時は嬉しかったですね〜。

ただ、話には聞いていたものの「青梅はチャッツウッドとかアジア人が多い地域に行かないと売っていないのかな?」と、気になりつつも見掛けないまま数年が経過。

でも今年はついに、シドニーのシティにある日本の食料品店マル優さんで発見しました‼︎

という事で、梅シロップのレシピを記録しておこうと思います!

Eri
梅酒ではなく、今回は梅シロップです。

梅はクエン酸、リンゴ酸、ビタミンなどが豊富で体にも良いそうなので、今回上手く出来たら来年はもっとたくさん作りたいです。

ちなみに10月27日から漬け初めて完成したのが11月16日なので、3週間くらいかかりました。

梅シロップを作ろう!

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日本では6月頃が梅の出回る季節ですが、オーストラリアでは10月頃アジア系のお店に並びます。ツイッターの情報を聞いていると、韓国系のお店によく置いてあるみたいですね。

なので、日本の食料品店『マル優』さんにあったのは嬉しかったです。

1Kg 買うか迷いましたが、とりあえず今回は$2,50 を5個という買い方をしました。

梅酒を作る場合、オーストラリアではホワイトリカーの代わりにウォッカやジンなどを使うのですが、この国のスピリッツ系のアルコールは結構良いお値段。

という事で、今年はいちばんお金がかからなくてアルコールが苦手なうちのパートナーでも楽しめそうな梅シロップを作る事にしました。

パートナー
Yummy〜!

梅シロップの楽しみ方

  • 梅サワー (冷水、炭酸、牛乳などで割る)
  • 梅チューハイ (梅シロップ + 焼酎 + 炭酸)
  • かき氷シロップに
  • 梅ゼリー
  • 梅シャーベット

梅シロップを漬けた梅で梅ジャムもつくれるみたいなので楽しみです。

 

という事で、さっそく作りましょう♪

梅シロップの材料

梅シロップを作るにあたって用意するものは、青梅の他にガラスの瓶氷砂糖 (上白糖や三温糖でも作れるみたいですが) が必要です。

あと、必須ではありませんが酢 (穀物酢、米酢、りんご酢など) も少し入れると梅シロップが長持ちするんですって。

Suger

氷砂糖はアジアンショップにメイドイン・チャイナのものが売っています。私はシドニータウンホールの Citysuper で買ったのですが、数種類置いていました。

瓶は昔コンブチャを作っていた時に使ってたものがあったので、ちょうど良かったです。

梅と砂糖の割合が 1:1 になるように用意してください。

梅シロップの作り方

① 梅を洗う
たっぷりの水に1〜2時間ほど漬けてアク抜きするレシピも見掛けますが、しなくても大丈夫なようです。今回私も洗っただけです。

Pulm

② 梅のヘタを取り除く
竹串のようなものでヘタを丁寧に取ます。

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③ 梅の水気を切る
キッチンペーパーや布などで、梅の水分をへたの部分までしっかりと拭き取ります。時間があれば、さらに自然乾燥させるとなお良いです。これで雑菌が入るのを防ぎます。

④ 瓶を熱湯消毒して乾かす
使用する瓶は、熱湯でしっかりと殺菌して、よく乾かすか拭いてくださいね。

⑤ 梅と砂糖を交互に入れる
梅 → 氷砂糖 → 梅 → 氷砂糖と、交互に瓶に詰めていきます。酢を入れる場合には仕上げにちょろっと入れてください。(写真は氷砂糖を瓶に先に入れていますが、日本の氷砂糖より小さいので梅の隙間から簡単に下に落ちていきます。なので、後から梅を先に入れれば良かったと思いました)

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⑥ 冷暗所に保存
瓶は日の当たらない涼しい場所に置いて、毎日1日に数回、瓶を動かしてシロップをなじませます。そうすると、日に日にシロップが滲み出てくるのが分かると思います。

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※ この時に白い泡が出てしまったら発酵が始まってしまっているという事なので、中断です。梅を取り出した液を加熱して再開するという裏技もあるようですが、なるべく避けたいので、準備段階でしっかり梅の水気を取り除いて瓶も消毒しておいてくださいね。

⑦ 梅がシワシワになって氷砂糖が溶けたら梅を取り出す
身を取り出して、液を濾過して保存瓶やペットボトルなどに詰め替えます。(私は茶漉しで軽く濾しました) 保存は冷蔵庫で保存するのがいちばん長持ちするようです。酢を入れない場合は、シロップを煮沸して長持ちさせるやり方も。

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冷蔵庫に入れておけば、半年〜1年くらい保存出来ます。

おいしい梅シロップ完成!

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ちょうど500ml のペットボトル1本分のシロップが取れました。原液はとても濃厚な甘い梅の味です。

レモネード (スプライトのような炭酸ジュース) で割って梅サワーを作ってみたのですが、もとの原液が甘いので甘過ぎると感じる人がいるかもしれません。なので、無糖の炭酸水があればちょうど良いかなと思いました。

焼酎と炭酸で割って梅チューハイなんていうのも絶対おいしいですね!

おいしいので一気に飲んでしまいそうですが、あと約10日、シドニーに帰ってくるパートナーのために頑張って残しておかないと… (笑)

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シワシワになった梅もそのまま食べてみましたが、んー、コリコリしてておいしいと言えばおいしいのかもしれませんが、これは全部梅ジャムにします!

 

梅シロップを作った後の梅は梅ジャムに

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今回はあまり梅を用意しなかったので、きっと小瓶にちょっとくらいしかジャムが出来ないだろうな…と思っていたら、意外とたくさんの量になりました。

とりあえずインスタントコーヒーの空き瓶に入れて保存したのですが、量が分かりやすいように梅を漬けてた瓶を横に並べて比較してみました。ね、結構たくさんですよね?

梅ジャムの作り方は色々な方法があって、取り出した梅を一晩水に漬けておいたり、タネを先に取ってフードプロセッサー等でかくはんした後に煮詰めたりする人もいますが、私はいちばん楽ではないかと思われるやり方で作りました。

梅ジャムの作り方

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Eri
梅ジャムは初めて作ったので、これはあくまでも来年に繋げるためのメモ的レシピですよー。

① 取り出した梅をそのまま鍋に入れて、水と砂糖を加えて煮る
水は梅がかぶるくらい、砂糖は適当にスプーン6杯分くらい入れてみました。でも水は梅の量が少なかったせいかすぐに少なくなったので、途中で足しています。(アクが出たら取り除いてください)

② ある程度煮たら、一度火を止めて梅の種を取り出す
よく煮ると実が柔らかくなるので、スルッときれいに種から外れます。私はちょっと早過ぎたのかスプーンでは取りにくくて結局手を使いましたが、1時間くらい煮込むと良いようです。

③ 種を取り除いた実をフードプロセッサー等で細かくする
でもフードプロセッサーを使わないレシピもあるので、ものすごく煮込んだら必要ないのかもしれません。

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④ 鍋に戻してちょうど良い加減まで煮詰める
この段階で梅シロップを入れる人もいるみたいですが、私が作ったシロップは量が限られててもったいないので水のみです。

⑤ 熱湯消毒した瓶に入れて保存

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もう少しフードプロセッサーで細かくするか煮込めば良かったのかな…?とも思ったのですが、これはこれで果肉が残っていておいしく出来ました。パンに付けなくてもこのままパクパク食べていたい感じ。

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梅ジャムにヨーグルトと梅シロップを混ぜて作った梅ラッシーも良かったですよ〜。

あと、マフィンやケーキに入れてもおいしいかもしれませんね。

余った氷砂糖の利用方法

Suger

梅シロップや梅酒を作ったものの、氷砂糖が余ってしまった人もいるのではないでしょうか?私もちょっと余分に買ってしまう癖があるので、まるまる一袋余ってしまいました。

そういう場合はキウイやイチゴなど他の果物で同じようにシロップや果実酒を作ってみてはいかがでしょうか?

自家製コーディアルになりますし、見た目もおしゃれだと思いますよ~。

おわりに

年に一度巡ってくる梅仕事のチャンス。自分で作ると楽しいですし、やっぱりおいしいですね。

来年はもっとたくさん作ろうと思います!

 

こちらのサイトからもレシピが見れます