キングストン SE にある巨大なロブスター のラリーくん

とてもインパクトのある巨大なロブスター。

とても気に入ったので、写真をちょっと加工してインスタやこのブログのトップ画面に載せていたら、「ここどこですか!?」と聞かれたりします。

https://www.instagram.com/

残念ながら、シドニーからすぐにぴゅっと行ける距離ではないんですけど、南オーストラリアの州都アデレードからなら約240kmくらいなので、車があれば行けなくはありません。

そんな巨大なロブスターがあるのは、南オーストラリア州のキングストン SE (Kingston SE) という人口わずか2000人くらいの小さな町。なぜSEかというと、別の州にもキングストンという街があるのでSouth Eastと付けて区別する為だそうです。

もし、キングストン SE に来る機会があれば、この巨大ロブスターの魅力を十分に味わって、ぜひロブスターも食べてみてください!

 

[adchord]

名前はラリーくん

(Photo Taken: 6 July 2017)

The Big Lobster
1 Princes Highway, Kingston SE  SA 5275

このロブスター、実はラリー (Larry)という名前があります。

高さ17m、重さは7トン以上。1979年生まれで、この40年間に何度も修理されながら地元の人に愛され続けてられている、町のアイコン的存在です。

せっかくなので、正面や後ろからなど色んな角度で見てみましょう。ちゃんと排水の穴も付いてます。

そして、こういった巨大な物の写真を撮る時は、人物も一緒に撮るのがおすすめです。人と比較すると大きさがよく分かりますし、何よりも大切な記念になります。

ロブスターを食べてみよう!

こういう巨大建造物の良い所は、その地域の名物がひと目で分かる事。

ここにこんな派手な巨大ロブスターがあるという事は、この辺はロブスターが有名という事ですよね。実際、この町はフィッシングで有名なんだそうです。

なので、私はキングストン SE に着く前からパートナーにロブスターを食べたいアッピールしてました(笑) せっかく行くからには、やっぱりその土地の有名ものを食べてみたいですからね。

 

ねえ、ねえ!キングストンに着いたらやっぱりロブスター食べたいよね!ねえ?

え?あ、うん。そうかもね。

意外な場所で食べられます

そしてキングストンに到着して、さっそく記念撮影を楽しんだ後、お店を探すのですが…。

ビッグロブスターの近くに看板はあるものの、レストランらしき建物はがラーンとしていて全く人の気配がありません。

ネット情報では、ビッグロブスター近くの建物にレストランやビジターインフォメーションセンターなどがあると書かれていたはずなんですけどね…。もしかして7月の初めはオフシーズンなの??なんて思ってみたり。

※ 2019年、ここに新しいレストランがオープンしています。

でも周りをよく見てみると、ビッグロブスターの斜め向かい側くらいに “ベーカリー” と書かれたカフェらしきお店がありました。

きっとあそこでロブスターが食べられる?

そう期待して、ワクワクしながらお店に行ってみたのですが、そこには売ってないとの事。でもその代わり、店員さんが「隣のガソリンスタンドになら売っているよ」と教えてくれたんです。

 

は?ガソリンスタンド⁉︎

はい、ガチで普通のガソリンスタンドでした!w

基本オーストラリアの給油はセルフサービスなので、ガソリンを入れた後に出てきたレシートを持って併設されているコンビニに払いに行くんですけど、まさかのそのコンビニです。

ものすごーく半信半疑で中に入ってみると、コンビニ商品とは別にこの町のポストカードやお土産など観光客向けの商品がたくさん売られてました。

 

多分、以前はビッグロブスター側にあった観光客向けのお店を、向かいのガソリンスタンドと合併させて人件費がかからないようにしたという事ではないでしょうか?

でも、せめて表に何か書いててくれてないと、多くの観光客は普通のガソリンスタンドと思って通り過ぎてしまいそうです。私たちだってロブスターを食べようと思わなかったら全く気付きませんでした。

まあ、ともかく無事にここでロブスターを見つけました。

でも、シンプルなサンドイッチが、ひとつでなんと$19.95!! やっぱり高かいな〜!!

とりあえずテイクアウェイして車の中で2人でシェアして食べましたが、とってもとってもおいしかったです!また食べたいな〜。

クレイフィッシュじゃないの?

ところで、みなさんはロブスターとクレイフィッシュの違いって知ってます?

キングストン SE には前から行きたいと思っていたので、シドニー在住の南オーストラリア出身であるパートナーのお義母さんにもその事を話していたのですが、彼女からある疑問を投げかけられました。

「キングストンは、クレイフィッシュで有名なのに、何でロブスターなの??ビッグクレイフィッシュと呼ぶべきじゃないの???」と。

えっ?うーん…。

ロブスターの方が観光客に分かりやすいから?実はロブスターも有名なのでは?などど、パートナーや私の間で色んな憶測が飛び交いましたが、ちゃんと調べてみました。

それによると、クレイフィッシュ (Crayfish) は日本語だとザリガニと訳されてしまうみたいですが、オーストラリアでクレイフィッシュと言うと、ロブスターとほぼ同義語で使うそうです。

正確に言えば、ロブスターという大きなくくりの中にクレイフィッシュという種類があるという感じ。

なるほど!これに関しては、オーストラリア人のパートナーもお義母さんもこの時まで知らなかったようですし、私も少しだけ賢くなりました(笑)

その他の見所

キングストン SE に来て、もう少し余裕があるなら Cape Jaffa Lighthouse に行ってみるのも良いかもしれません。

この灯台はもともとは1872年にMargaret Brock ReefのCape Jaffaという所に建てられたもので、高さ41メートル。1976年にこのキングストンに移されて、今は博物館になっています。

海沿いの道路沿いにあるので、景色も良いですよ。

おわりに

オーストラリアは何もなくてつまらないという人もいますが、私はこのロブスターのように突然突拍子もないものが出て来たりするのが楽しくて好きです。

ぜひ、お出掛けリストに入れてみてはいががでしょうか。