2024年6月のアデレード滞在で、フランスに拠点を置き、世界各国に展開する高級ホテル『ソフィテル (Sofitel)』に5泊しました。
洗練されたホテルの雰囲気やサービスは素晴らしく、もし時間が許すならずっとホテルで過ごして出掛けたくなくなるほど居心地が良かったです。
アデレード市内中心部にあるというのも便利でしたし、ちょっと私には贅沢でしたが、とても素敵なアデレード滞在になりました。
ひときわ目立つソフィテルホテル
『ソフィテル』は、アコーホテルグループの中でも一流なホテルで、オーストラリアはシドニーやメルボルン、ゴールドコースト、そしてここアデレードにもあります。
ソフィテル・アデレードは買い物に便利なランドルモールも近く、観光スポットやビジネス地区へのアクセスにも便利な立地。
歴史ある古い建物が多い中、近代的で大きなホテルは、遠くからでもかなり目立ちます。
ホテルにチェックイン
私たちがホテルに着いたのは、6月21日の午後9時半頃でした。
パートナーが「良いホテルにしたよ!」とは言っていたのは聞きましたが、チェックインを済ませて乗ったエレベータの壁がレザー張りで、なんかすごい。さっそく高級感を感じます。
ちなみに、このソフィテル・アデレードのインテリアは、アデレードのインテリア デザイナー Carl Almeida によるものなんですって。
しかも片側はタッチパネル式!
そして、私たちの部屋がある18階に着きました。
おしゃれな感じの通路を歩いて部屋を見付け、中に入ります。
…そしたら、びっくり!
バスタブがあり、私が想像していたよりもはるかに素敵じゃないですか!
実は、出張の多いパートナーは、アコーホテルグループのプラチナ会員なんです。だから、部屋をアップグレードしてもらえて、ラグジュアリールームに泊まれることになったと!
ちょっとラッキーだったのかもしれません。
昼間、部屋の大きな窓からはアデレードのビルが見え、遠くにはマウントロフィティも。
滞在中は、いつもこの窓からお天気をチェックしてました。
光がたっぷり入る大きな窓ですが、ベット横のボタンを押せばウィーンと遮光カーテンが閉じるので、天気が良い朝でもしっかりと光を遮断してくれます。
ちなみに、旅行の時にいつも心配なのははパワーポイント (コンセント) の数!
スマホを3台使うパートナーと、スマホや iPad、パワーバンクを常に充電しておきたい私なので、それなりの数が必要になってしまうんです。
でもこの部屋のパワーポイントは、両サイドのベッド脇だけではなくあちこちにあったので困ることはありませんでした!こういうの、大事なポイントですよね。
部屋には一応レセプションに繋がる電話も置いてはいますが、ホテルのインフォメーションからルームサービスまで全部備え付けの iPad で済ませられるようになってます。
しかも、部屋に清掃が入って欲しいかどうかまで、ボタンでお知らせ。なので、ドアの前に Yes か No かの札を下げる必要もありません。
わお、すごい。
でも、いちばん気になるのはやっぱり、バスタブのあるバスルームです!
おしゃれなバスルーム
バスルームはスライド式のドアになっていて、窓から見える景色を見ながら開放的にバスタブに浸かることも出来ますし、きっちり閉めることも可能。
トイレとシャワールーム (鍵はかからない) はこんな感じです。
巾着に入れられてたドライヤーも風力が強くて、まずまず。歯ブラシやハンドソープ、ティッシュなども用意されてます。
ちなみに、「バスルームの壁ってどうなってるの?」と思って近くで見たら、モザイク画みたいに貼られたタイルでした。
これは、アデレードの大聖堂にあるステンドグラスにインスピレーションを受けたデザインらしいですよ。
そして備え付けのシャンプーやコンディショナーなどは、全部この Balmain Paris のフランス製ブランドで統一されてます。
45年以上の歴史があるというこのブランド、セレブティも使っているという高級品で、ネットで調べたら結構良いお値段です。
シャンプーは当たり外れがあるので、一応シドニーの自宅からいつも使っているものを持って来たんですけど、今回は必要ありませんでしたね。
それに、バスタブに入れるバスソルトまで用意されてました!
ということで、近くのボトルショップで南オーストラリア州のビールを買って来て、最後のふた晩はゆっくりと湯船に浸かり、幸せ気分。
バスタブは見た目よりもずっと大きいと思いました。
めいいっぱい蛇口をひねっても、ちょうど良い湯加減 (40度いかないくらい) なのが良かったです。
その他の設備
あと部屋にあるものは、こんな感じです。
ハンガーラックや引き出し、予備の枕、アイロンなどがあるのは普通ですが、傘の予備まで置いてあるんですね。
私的には絶対に部屋にあって欲しい大きな姿鏡も、入り口のドアのところにありました。
驚いたのは普通のゴミとリサイクルで分けて捨てられるゴミ箱。こんな小さい分別ゴミ箱を見たのは初めてです。
食べ物や飲み物はこちら。
引き出しを開けると紅茶やワイン、お菓子などが入ってます。
でもこれらはホテル料金で高いので、あくまでもどんな品揃えなのか見るだけ、ね。(紅茶やコーヒーは無料だと思いますが)
私はホテルで用意されているものから、ローカルな情報を探すのが大好きなんです♪ 次の旅行のヒントになることもありますからね。
- ホテルで見付けた南オーストラリア州のものは、ここをクリック
パートナーが「初めて見た」と言った Charlesworth という南オーストラリア州のメーカーのお菓子がありました。
へー、ファクトリーショップもあるみたいなので、次回のアデレード滞在は、そこに行ってみたいな。1934年創業でパートナーが子供の頃に住んでたサバーブで作られているみたいなので、忘れてるだけなんじゃ?と思ったんですけど、「家からショッピングセンターまで歩いたら2時間かかったくらい、大きなサバーブなんだよ」とのことです。
冷蔵庫にはミネラルウォーター、スパークリングウォーターが両方用意されていて、シャンパンはフランスのものですが、ワインは赤・白ともに南オーストラリア州産 (アデレードヒルズ) の Shaw + Smith でした。(これは有名)
ビールは James Squire の Hop Thief 10 というやつなので、オーストラリア全土で買える、南オーストラリア州とは特に関連がないビールですね。
あとさすが高級ホテル!コーヒーはネスプレッソのカプセルコーヒーでした。
結局忙しくてバタバタしていた上にラウンジで無料のドリンクがもらえたのでなかなか飲む機会はありませんでしたが、最終日の最後の最後、チェックイン前に一杯だけ飲みました。
ちなみにこの部屋、冷蔵庫はありますが冷凍庫はありません。
なので、滞在初日にパートナーがルームサービスで大きなアイスクリームを頼んでしまったのですが、全部食べきれずに溶けました (汗)
初日に頼んだルームサービスの料理
このソフィテル・アデレードにはグラウンドフロアにあるカフェ & バー『Déjà Vu Champagne』、9階のモダンフランス料理を提供するレストラン & バー『Garçon Bleu』、それに10階の宿泊者専用ラウンジ『Club Millésime』があり、朝食もそこで食べれます。
眺めの良いおしゃれで豪華な朝食は本当に素敵でしたよ〜!
レストランやラウンジなど
9階のレストランは宿泊客とビジター、どちらも利用出来るレストランで、料理や雰囲気、サービスも最高でした。
フレッシュジュースの数も多かったですし、シェフがオムレットを目の前で焼いてくれたり、ちゃんとバリスタのコーヒーが飲めたり、特別感があります。
このレストランとグラウンドフロアのカフェは外部の人も来れるので、改めて別記事にする予定です。
この記事では、10階の宿泊客専用のラウンジについてだけ触れますね。
宿泊客専用ラウンジ『Club Millésime』
10階にある宿泊客専用のラウンジ『Club Millésime』も朝日が入ってくる東側の大きな窓があり、良い眺めです。
宿泊客は、7時から10時までの朝食だけではなく、2時から4時までは無料のアフターヌーンティーと、5時から7時までは無料のアルコールが提供されます。
ペパーミントティーを頼んだ時
夜はスパークリングワインを
昼と夜、1回ずつしか利用出来ませんでしたが、夜は無料のビュッフェ式カナッペまで用意されていて至れり尽くせりでした。
パートナーのイトコやクライアントのキャッチアップにもここを利用。
2人ともアデレードで生まれ育っているので、この景色を見たら「昔はあのビルは⚪︎⚪︎だった」など、思い出話をしたくなるようです。
それも無理もなくて、なんとパートナーのイトコは、昔ここがソフィテルホテルになる前に同じビルで働いていたとのこと。ローカルの人の話は面白いですね。
宿泊客はここでも朝ごはんが食べれるのですが、5泊のうち、朝食は9階のレストランで3回、1回はパス、ここで朝食を食べたのはアデレードを発つ最後の日、1回です。
本当はここではメニューから食べたいものを選んでオーダーする形式だったみたいですが、初めてだったので勝手がよく分からず、スタッフも忙しそうでなかなかつかまらなかったので、用意されていたビュッフェを食べて終了。
コーヒーは注文して作ってくれましたが、オーダー取りに来てくれた時はもう時間がなくてあきらめました。ちょっと残念。
それからこのホテルの宿泊客は、無料でプールとジムも利用出来るのですが、結局一度も行く暇がなくて。
でも、とりあえずどんな感じなのか一度は見ておこうと、パートナーと一緒に探検に。
プール・ジム
こちらがプールです。深さ1.3mだそうですよ。
シャンデリアが高級感を物語ってますね。
プールの窓からの眺め
そして、プールを出て階段を上がると、
ジムがあります。
ここからさっきのプールが見下ろせるようになってました
鏡に写って広く見えているのかと思ったら、本当に広かったです。
…ということで、楽しい時間はあっという間に過ぎ、とうとうチェックアウトの日に。
ああ、こんなに帰るのが名残惜しかった部屋は初めてかもしれません。
窓からの眺めもバスタブも大好きでした。
暗くなる直前の景色とか
今後、またこんな素敵な部屋に泊まることがあるかは分かりませんが、私たちのアデレード滞在をより素敵な思い出にしてくれたソフィティル、ありがとう。
おわりに
素敵な眺めに豪華な朝食、無料のドリンクまでもらえて至れり尽くせり感を味あわせてもらったソフィテル・アデレード。
バタバタ出掛けてばかりの私たちはサービスや設備を全部使う暇がなくてもったいなかった面もありましたが、アデレードに対する良い印象が更に良くなったのではないでしょうか。
ホテルは泊まれればあまり気にしない派の私ですが、やはり良いホテルは良いと実感した体験でした。