タスマニア州北部にあるロンセストン (Launceston) という町から約5kmほど西へ行った所に、カタラクト渓谷 (Cataract Gorge) という1日のんびりと過ごせる自然豊かな場所があります。
ウォーキングトラックやレストラン、渓谷を上から眺められる長距離のチェアリフトなど設備も整っているので、休日まったりするのにおすすめのスポットですよ。
首都ホバートからだと約200km (車で2時間半程) の距離です。
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アクセス
The Cataract Gorge Reserve
74-90 Basin Road, West Launceston 7250
http://www.launcestoncataractgorge.com.au
ロンセストンから40、60、64、66などのバスが出てますが、徒歩でもロンセストン の CBD から15分くらいです。
メインの駐車場はかなり広く、 First Basin にあります。
地図の看板が所々にあるので安心ですね。
カタラクト渓谷
駐車場から The Cataract Gorge Reserve まですぐです。
ここからぐるーっと景色の良い場所まで歩いても良いし、ケーブルかーのような乗り物 (無料) で下のメインエントランスまで降りれます。
このThe Inclinator という乗り物の運行は 9am − 6pm。乗車出来る最高人数は8人まで。
セルフ式になっていて、ドアは閉めてから30秒たつと自動的にロックされるので注意してくださいね。
下に降りて上を見上げると、こんな感じ。
レストラン・カフェ
下に降りたら左手におみやげ屋さんが併設されているカフェがあります。眺めが良いので、ここでゆっくりするのも良いですね。
Basin Cafe
毎日 8am −
渓谷内の Cliff Grounds Reserve 側には、タスマニア産の食材と受賞歴のあるワインなどが用意された高級そうなレストランもありますので、特別な日にも良さそうです。
The Gorge Restaurant
ランチ 火〜日 12pm −
ディナー 火〜土 6.30 −
チェアリフト
First Basin 側のメインエントランス近くには、有料ですがチェアリフト乗り場があり、足元からサウスエスク川 (South Esk River) を望む絶景を味わえます。(所要時間約10分)
1972年に作られたというこのチェアリフト、全長457mで支える2本の支柱の距離が世界一長い308mだそうです。
ここから Cliff Grounds (Trevallyn) まで行けます。片道か往復かで値段が違いますので、詳しくはウェブサイトで確認してみてください。
高所恐怖症の人はちょっと怖いと思うかもしれませんが、現在まで特にトラブルもなく安全性は100%とのことです。
ウォーキングトラック
ウォーキングトラックも複数のルートがあります。
ゴツゴツした岩場を登ってる人もいました。(私のパートナーも30年くらい前にこの岩場を弟と登ったらしいですw)
この渓谷では多くのタスマニアに生息する植物や鳥などを見る事が出来て、中にはタスマニア固有のものも。
遠くに見える橋の近くには、インタープリテイションセンター (Interpretation Centre) というミュージアムがあるので、余裕があればぜひ寄ってみたい場所です。
インタープリテイションセンター
インタープリテイションセンターは Duck Reach という南半球最初の水力発電所の跡地で、1995年にミュージアムとして再オープンし、現在は人気の観光名所となっています。
1895年12月10日に正式に稼働を開始したこの水力発電所ですが、1900年代に入るとだんだん電力需要が増加していき、供給量が間に合わなくなりました。そして1950年代に新しい水力発電所が建設された事に伴い、閉鎖されました。
ちなみに、このカタラクト渓谷が最初に発見された最も古い記録は1804年、レディネルソン号で島の調査をしていたウィリアム・コリンズ (William Collins 1760–1819) でした。彼はこの渓谷の美しさに感銘を受けたと言われています。
橋がかけられたのは1940年です。
その他の設備
芝生の辺りでクジャクが放し飼いにされていて、公園には少し遊具もありました。
プールもあるようですが、私たちが行った時はテントが張られていて外からは見えませんでした。(ウェブサイトを見ると、テントのある場所が屋外プールになってます。)
おわりに
今回、私たちは時間があまりなかったので少ししか滞在できませんでしたが、1日のんびり過ごすには十分に楽しめそうな場所です。
ロンセストン のシティからも近いので、予定に入れてみてくださいね。