【撮影スポット】州境の標識とQLD州とNSW州の州境だからこその楽しみ方!

クイーンズランド州のクーランガッタとニューサウスウェールズ州のツイードヘッズは隣接していますが、2つの町の境は分かりにくいので、気がついたらクイーンズランド州にいたり、ニューサウスウェールズ州にいたりします。

だから州境がはっきりと分かる州境の標識 (State Border Marker) があると、分かりやすいですよね!ここで記念撮影をしたこともある人も多いのではないでしょうか。

せっかくなら、州境にいることを実感する体験をしてみましょう!

 

州境のモニュメント

State Border Marker

クーランガッタとツイードヘッズの間にある州境の標識は、オーストラリア連邦国成立100周年を記念して、2001年1月に設置されました。

10月〜3月は、ニューサウスウェールズ州のみデイライトセイビングスが実施されるので、見えない境界線に時差が生じます。この辺りはスマホの時計も狂うので、アナログ時計かウェブサイトで時間を確認しないと、時間を見誤るかもしれません。

Eri
Eri
クーランガッタに10日ほど滞在したのですが、ニューサウスウェールズ州の方が1時間進んでいるので、「えっ、もうこんな時間⁉︎」と何度も騙されました。明らかにクイーンズランド州にいるのに、です。

ということは、年明けのカウントダウンも1時間ずれるということ。クイーンズランド州で年末の花火を見てから、ニューサウスウェールズ州でも見たと言っていた人もいました。

こんなに近いのに、州が違うと方針も変わってくるということ。2021年の新型コロナウィルス蔓延時には、ニューサウスウェールズ州を閉鎖すると急に決まったため、仕事で州を越えていた人たちが家に帰れなくなったというニュースも記憶に新しいのではないでしょうか。

State Border Marker

標識を横から見ると、こんな感じです。

State Border Marker

中には、この周辺の歴史についての説明や写真が貼られています。

周辺の目印は?

State Border Marker

この標識は、ツインタウンズ (Twin Towns) のすぐ近くにあるので、初めて行く人はそこを目指して探すと見付けやすいです。ニューサウスウェールズ州と書かれた看板の向こうにあります。

シドニーとニューサウスウェルズ州の観光ブログ

Coolangatta

クイーンズランド州のビーチがあるクーランガッタ側から来る場合は、『The Pink Hotel』というピンクの派手な建物が目印です。

Coolangatta

この脇の Clarke Street を進めば、すぐに州境の標識があります。

Coolangattaピンクホテルには『Eddie’s Grub House』というバーも

そして、この州境にある標識から1kmほど東にある、ポイントデンジャー (Point Danger) のキャプテンクック・メモリアルもあわせて見てみてください!

ポイントデンジャーのキャプテンクック・メモリアル

Point Danger

美しい海を見下ろす高台にあるポイントデンジャー。真下にあるデュランバビーチだけではなく、晴れた日にはサーファーズパラダイスやバイロンベイも見えます。

Point Danger

1770年にジェームズ・クックがオーストラリア東海岸を航海した際に、ここが危険な珊瑚礁があることを後の船乗りたちに知らせるため、そう名付けたそう。

そんな場所に建てられたのが、キャプテンクック・メモリアルです。

Point Danger

東西南北の表示とともに、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の境界も分かるようになっています。

州境の上を歩いてみよう

Coolangatta

せっかくなので、キャプテンクック・メモリアルから州境の標識まで、州境の上を歩いてみました。その名も Boundary Street (笑)!うーん分かりやすい。

左がニューサウスウェールズ州、右がクイーンズランド州なんですね。不思議。

Coolangatta

クイーンズランド州は丘の下。

Coolangatta

レインボーベイが近いので、レインボー・ビレッジという名前のところを通り過ぎます。

Coolangatta

さらに前進。

Coolangatta

途中で振り返ると、ニューサウスウェールズ州側にはすごい坂が!

Coolangatta

ここまでくると、もうツインタウンズが見えて来て、州境の標識もすぐそこに。

そして、その手前でツイード川河口を囲んだビーチや公園を見付けて「まさか、こんなところにもビーチがあるんだ!」と驚きました。

Tweed Heads

こちらはニューサウスウェールズ州側ですが。

こんなにビーチがあったら、水遊びする場所にはこと書きませんね。ここの子供は、水に親しみながら育つんでしょうね。

 

さて、Boundary Street はポイントデンジャーから州境標識までで、ラウンドアバウトを過ぎると複数のストリートに分かれます。

Coolangatta

そこから州境に沿うなら Griffith Street を歩くことになるのですが、あまりにも何もなさ過ぎたので途中でやめました。州境がらみで面白いのは Boundary Street だけみたいですね。

でも、道路の向かい側に住むご近所さんが違う州の人って、どんな気分なんでしょうね?やっぱり面白い地域だと思います。

ちなみに、州境をうろうろしたせいもあるのかスマホの時計が狂ってしまい、一瞬「えっ、こんなに歩いたっけ⁉︎」と騙されてしまいました (笑) これ以降、私は時間をインターネットでわざわざチェックするようになります。

後で聞いたら、ここら辺に住む人たちも同じみたいです。

Eri
Eri
この辺りを散策する時は、スマホの時間に気をつけてね!

おわりに

この辺りは目に見えない境界線に時差が存在するので、惑わされる反面、とても面白い経験が出来るのではないでしょうか。(10月〜3月のみですが)

そして美しいビーチやウォーキングコースもたくさんあるエリアなので、滞在してみるのも楽しいかもしれませんね。