タイトルに「ついに」とつけてしまいましたが、サイロって何?何の話?という人も多いですよね。
サイロ (Silo) というのは田舎町でよく見掛ける小麦粉などを格納する巨大な倉庫で、ここ数年、ビクトリア州や南オーストラリア州などでは、サイロにアートを施すサイロアートが流行っているのです。
Kimba のサイロアート
年末年始に私たちが車で旅行していた時も、本当に色んな所で様々なサイロアートを見掛けました。
でも、まさか南オーストラリア州にサイロアートを売りにしたサイロカフェまであるなんて!
ちょっと面白いな〜と思ったので紹介しますね。
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サイロカフェ?
サイロカフェがあるのは、アデレードから南東に約200km 離れたクーナルピン (Coonalpyn) という人口約200人程の小さな町です。
私たちはアデレードからバララットに行く途中で、いつもなら通過するだけだったであろう、ただの町でした。
ところが、突然目の前にサイロカフェという看板が現れ、思わず反応。
さっそく車を止めて、見てみました。
これがサイロアート。後で調べて知ったのですが、この壁画は全校生徒38人というこの町の学校に通う5〜9歳の子供たち5人をモデルにしたのだそうです。
Coonalpyn Silo Cafe
21 Poyntz Terrace (Dukes Highway), Coonalpyn SA 5265
https://m.facebook.com/coonalpynsilocafe/
そして、こちらがサイロアートの向かい側にあるカフェ。わりとインパクトのある看板です。
ちょっと引いて見たところ。
謎のおじさんの像。
この町のハイウェイ沿いは多い時には約4000台の車が通過していきますが、この巨大なサイロアート効果で多くの私たちのような人たちが足を止めるようになり、町が活気づくようになったとの事。それに伴ってこのサイロカフェもオープンされました。
役割的にはオーストラリアの Big Things と同じですね。
サイロアートとは
もともとサイロアートは、2016年にビクトリア州のウィメラ地区 (Wimmera region) にあるブリム (Brim) という町で始まったプロジェクトで、現在は世界規模で広がり高い評価を受けています。
その創始者であるオーストラリアのアーティスト Guido van Helten が、ここクーナルピンにも招かれ、2017年3月下旬に約2カ月かけて30メートルにも及ぶサイロアートが完成されました。
当時はアート作成の様子を一目見たいと、多くの人たちでキャラバンパークが埋まったようです。
カフェに入ってみよう
では、カフェの中に入ってみましょう。
ポップな看板でしたが、中は意外と落ち着いた雰囲気です。
Silo Hamburgers がこの店のおすすめで、他にも Steakoli Sandwiches、Mega Hotdogs、ホームメイドのケーキなどなど。
結局コーヒーしか買わなかったのですが、機会があったら次回はハンバーガー食べてみようかなー。
おわりに
名前はサイロカフェですが、まあ普通のカフェですね。
実は、先ほどテレビでクーナルピンのサイロアートについての番組が放送されていたので、思い出したようにこの記事を書いてみました。作成の過程はドキュメンタリーのショートフィルムにもなってるようですよ。
思いがけない場所で思いがけないアートに出会うとちょっと楽しいですよね。これからも、どんどんサイロアートが広がっていくのではないでしょうか。