オーストラリアのお米事情

オーストラリアのお米事情

オーストラリアでおいしいお米が食べられるかどうか?
お米が主食の日本人にとって、お米は海外に出ても重要なポイントですよね。

結論から言えば、全然問題ないです。
ちょっと奮発すれば、日本産のお米も売っていますが、オーストラリア産でもそれなりにおいしいですよ!

 

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オーストラリアのお米

私も最初は全く知らなかったんですが、実はオーストラリアのお米は日本にも輸出されていていて、飲食店などで知らず知らずのうちに口にしている可能性もあるほど日本のお米に近いんです。

それもそのはず、オーストラリアに多く流通するジャポニカ米は、もともと日本から持ち込まれたお米がルーツだったんです!
オーストラリアで生産される85%が、このジャポニカ米と言われています。

日本で作られたお米に比べると多少粘り気が少ないものの、普通においしいです。

特にオーストラリアで圧倒的なシェアを誇るSun Riceのお米が有名で、オーストラリアに滞在するワーホリなどの多くの日本人は、だいたいこのお米を購入しています。

Sun Riceの日本語ウェブサイト
http://www.sunricejapan.jp/index.html

日本のようなお米を食べたければ、 “Medium Rice” を購入してください。
(人によってはSushi Riceを購入する人もいます。こっちの方が少し粘り気があるのかな?)

値段は5kgのもので$14くらいと、そんなに高くはありません。
時々スーパーマーケットで割引セールなどをやっていて、その時にまとめて購入すればもっと安く上がります。

他にもLong RiceやJasmine Riceとか色んな種類が売られているので、用途に合わせて選んでください。玄米はBrown Riceと言います。

他にも最近ではグルテンフリーのものやコシヒカリを作ったりしているようです。

初めて玄米を炊いた時は、ちゃんと炊けてないかと思ったくらい粘り気がなくポロポロで驚きました。
すぐに慣れて、今では全く気になりませんが。

もしも日本産のお米が食べたい人は、アジアンショップや日本の食料品店に行ってください。
オーストラリア産の物よりも2倍くらい値段が違いますが、さすが日本産!やはりこれにはかないません。

日本食レストランではカリフォルニア米を使用しているところも多く、韓国産のお米もおいしいというウワサも聞いた事がありますが、それは試した事がないので分かりません。興味がある方は試してみてください。

炊飯器事情

オーストラリアの炊飯器は調理のボタンがひとつしかないような簡単なもので、保温は出来ますが予約やその他の機能が付いていない物が主流です。

日本の炊飯器も$300くらい出せば買えますが、鍋でご飯を炊くという事も出来ますし、プラスチック素材のレンジでご飯を炊く道具も見た事があります。

日本から炊飯器を持ち込むという方法もありますが、オーストラリアの電圧は240ボルト。
変圧器がオーストラリアの電圧に耐えられず壊れたという話をたまに聞きますので、持ち込む場合はそれなりの変圧器を用意してくださいね。

オーストラリア米の特徴とその他のお米

南半球に位置するオーストラリアは北半球とは季節が逆になるので、田植え時期も収穫も全てが逆です。

日本が田植えをしている3月〜5月頃がオーストラリアの収穫期となります。

オーストラリアで生産されるお米は年間で100万トン以上にものぼり、その90%は日本を含めた北半球の国々に輸出しています。
つまりお米はオーストラリアにとっても大事な輸出産業のひとつなんです。

オーストラリアの厳しい検疫は有名ですが、それが功を奏して深刻な稲の病害虫被害が少なく、それに加えて気候や農法の工夫によって農薬の使用量の少なさは世界でもトップクラス。一切使用しない農場も多いそうです。

安全性において安心して食べられる、オーストラリアのお米です。

オーストラリア人はお米を食べるのか

私の知っている限りでは、オーストラリア人はそんなにお米を食べません。
日本食ブームでお寿司を含むお米を好んで食べるオージーも増えてきたらしいですが、やっぱり日本人のように主食とはいきません。

サラダやおかず感覚で見ている節がありますし、おいしくご飯を炊ける人が一体どれくらいいるんだろう?と言う印象です。
現地のツアーに参加した時に出されるお米とか、コンビニのお寿司とか、ちゃんと炊けてなくて残念に思う事も多いです。
基本日本で食べられるお米はロング米などは調理の仕方が違いますからね。

あと白人は体の構造上、腸の長さがアジア人と違い、肉の消化には適しているけれどお米は消化しにくいとも言われています。

感覚も日本人とはかなり違い、ご飯をおかずと一緒に食べるという事が出来ない人もいます。おかずはおかず、ご飯はご飯で別々に食べたりとか。

かくいう私のオージーパートナーも、私がせっかく唐揚げカレーを作ったのに、唐揚げはカレーと別々にしてね!と言われました。それじゃあ唐揚げカレーじゃなくて、ただの唐揚げとカレーだよ…。

彼に「お米ばかりだと飽きるから、週に2、3回にして。」と言われた時は結構衝撃的でしたね。
お米が飽きるって‼︎ そんな発想自体、私には思いつきませんでした!

お米の発祥地

こんなオーストラリアでお米が作られるようになった経緯には、明治時代の日本人の努力がありました。

高須賀 譲(ゆずる、ニックネームはジョー)と言う元衆議院議員だった方が、40歳の時にオーストラリアの稲作に目を付けて、とても苦労しながら6年目にしてようやく収穫に成功したのが最初の稲作でした。
オーストラリア産のお米の基礎は、その流れを汲んでいるんですね。

ビクトリア州のスワンヒル近くの道路の片隅に、よく見ないと見落としてしまいそうなくらいひっそりとですが、その記念碑が立っています。

石碑の横には、高須賀 譲についての英語の説明の看板があります。
うちのパートナーがそれを読んで、息子の名前が日本人なのにマリオだと言うのに大ウケしてました。え、そこ!?

高須賀 譲については別記事にまとめましたので、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
オーストラリアで初めて稲作を始めた日本人

私、今までオーストラリアは結構旅行して回りましたが、一度も田んぼらしいものを見た事なかったんです。だから、どうしてもオーストラリアと田園風景が結びつかなかったんですけど、ここにあったんですね。

この記念碑がある、ビクトリア州のマレー川沿いの道路は車で走っても走っても延々と続く田んぼ…と言うよりはライスフィールドと英語で呼んだ方がしっくりくる感じの外観。

オーストラリア米は3月から5月に収穫されるらしく、私達が行ったのは真冬の8月。
ちょうど耕作時期だったようです。
車でずっと走りましたが、もうとにかく延々とライスフィールドが続くんです。
これはものすごい量が生産されるよなー、と思いました。

ちなみに、この稲作を始めた時代のオーストラリアを味わいたければ、スワンヒルのPioneer Settlement と言う所で体験出来ます。

それはこちらの記事に書きましたので、合わせて読んでみてくださいね。
19世紀に開拓者で賑わった町Swan Hill