バトローのファームから取り寄せた珍しい野菜とその食べ方を少しだけ紹介

  • 2020年6月18日
  • 2021年7月13日
  • 食材

世の中にはまだまだ知らない野菜があるものです。

今まで、私たちは2人暮らしでスーパーマーケットも近所にあちこちあるシティに住んでいたので、お肉や野菜の配達というものを利用した事がありませんでした。

でも新型コロナウイルスの流行で、この数カ月はほとんど家から出なくなったのを機に、先月辺りから3回ほどパートナーのお母さんに教えてもらったファームの野菜を配達してもらっています。

バトローという地域の Hillview Farms というところなのですが、普段はあまり見ないような野菜がちょこちょこ売られていたので、色々注文して食べてみたので、そんなちょっと変わった野菜たちをシェアします!

野菜は全部オーガニック認定を受けているわけではないそうですが、化学肥料を使わずに育てているそうで、こういう野菜を食べると何となく元気になるようなエネルギーがわいてくるような気がするなあと感じました。

バトローってどこ?

この野菜を取り寄せているバトロー (Batlow) は、ニューサウスウェルズ州にある人口約1300人ほどの小さな町で、キャンベラから100km ほど西に位置します。

以前このブログでも少しだけ触れましたが、2020年1月3日 (金) にこの町は制御不可な酷いブッシュファイヤーに見舞われた地域でした。この火災で古い病院やガソリンスタンド、17軒の家、大規模な農場や施設が焼失し、バトローのリンゴやチェリーなどの農作物に打撃を受けています。

現在もまだまだ色々と大変なようですが、多くの人たちの尽力で少しずつ再建に向かっているようで、これから紹介するのは、そんなバトローのファームで採れた野菜です。

コールラビ

まずは私のイチオシ野菜、コールラビ (Kohlrabi)です!

初めて見た時はどう調理して良いのか全く見当が付きませんでしたが、ドイツなどではよく食べられているそうで、食物繊維やビタミンC、鉄分やマンガンが豊富に含まれているとの事。

サラダや炒め物にして食べるそうです。

コールラビは赤と緑があって、色々と調べてみると緑の方が一般なのかな?と感じましたが、両方とも食べてみた結果、味はどちらもそんなに変わらない気がします。

写真はピーラーで皮を剥いてところ。

ウェブサイトにはブロッコリーとキャベツの中間のような味と表現されていますが、そのまま生で食べた感想は、辛くないダイコンと言うかリンゴっぽいと言うか…。とにかく、ちょっと土っぽい味は甘みがあってシャリシャリおいしいです。

なので、野菜スティックにも良いですし、サラダにするならリンゴを入れてもおいしいと思います。

ローストしたり炒めたりしてもおいしいようで、実際に野菜炒めにしてみたら、シャキシャキと歯応えがあっておいしくて、今ではパートナーも私もお気に入りの野菜になりました。

ウォーターメロンラディッシュ

ウォーターメロンラディッシュ (Watermelon Radish) も定期的に買いたいなと思わせてくれた野菜で、見た目は地味ですが、切ると名前の通りスイカみたいに真っ赤でキレイなんです。

写真は皮を剥かずに撮っていますが、カブやダイコンのようにピーラーなどで剥きます。

Vegetable

味は日本のダイコンでした!

見た目がかわいいのでスライスしてサラダのアクセントにすると、めちゃくちゃかわいいと思います。

今回はウォーターメロンラディッシュを細く切ってコールラビと一緒に混ぜたサラダにしてみたのですが、白いコールラビがピンク色に染まってしまいました (笑)

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炒め物も日本風の味付けにしてしまったので、せっかくの赤い色が茶色く目立たなくなってしまってちょっと残念。また色々挑戦してみようと思います。

ゴールデンビートルート

オーストラリア人の大好きなビートルートは基本的に赤だと思うのですが、黄色いゴールデンビートルート (Golden Beetroot) なるものがあり、驚きました。

ビートルートは酸化防止作用や抗炎症作用があり、スポーツのパフォーマンスが上がったり血圧を下げたりする働きがあると言われていますが、黄色いものはビタミンCやA、ベータカロチン、ミネラルなどがより含まれているとのこと。

色は植物を赤や黄色にするベタレイン (betalain) という色素によるもので、ベタレインのうち赤いビートルートはベタシアニン (betacyanin)、黄色いビートルートはキサンチン (betaxanthin) という成分が多く含まれているので色に違いが出るのだそうです。
(参考: Golden Beets – A New Superfood)

ビートルートと言えば、やっぱりオーブン料理。

味は赤よりも若干甘くてまろやかな感じなので、個人的にはこちらの方が好きかもしれないです。

エアルームトマト

それから、エアルームトマト (Heirloom Tomatoes)

何だろう?と思って調べてみたら、エアルームトマトはヘリテージトマトとも呼ばれ、家庭菜園によって50年以上何世代にも渡って受け継がれて来たトマトなんだそうで、何千種類もの品種があるようです。

大量生産出来ないので値段が高めですが近年人気が高まっていて、甘い品種が多いらしいですよ。

Vegetable

とりあえず、5種類のトマトの中では黄色いトマトが一番甘くて、緑は想像通りかためでした。

本当はモッツアレラチーズを挟んでカプレーゼにしたかったんですけど、パートナーがサラダにする!と言うのでお任せ。

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それがこちら。カラフルでキレイですが、パートナー仕様だとドレッシングがたっぷりなのを忘れてました。私、むしろドレッシングはいらなかったんですけどね (笑)

フェンネル

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フェンネル (Fennel) はオーストラリアでは珍しくない野菜ですが、私はどちらかと言うとエッセンシャルオイルやハーブティーというイメージの方が強くて、今まで手を出した事がありませんでした。

なので、今回初です!

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フェンネルはサラダにするのが一般的らしく、白い部分も葉の部分も食べれるとの事だったので、フェンネルとオレンジを切って、オーリーブオイルに塩こしょうしただけのシンプルなサラダにしてみました。

「でもフェンネルってリコリッシュ

みたいな味じゃなかったっけ…?」と思って少し味見したら、まさにそんな感じのちょっとクセのある味。

うちにパートナー、リコリッシュ嫌いなのに大丈夫なんだろうか?という私の心配をよそに「とてもおいしい!」と喜んでいたので良かったです。

確かに薄く切ったフェンネルは、独特の味がアクセントになっておいしかったです。

今度はスープにしてみようかな。炒め物なんかにも良いようですよ。

緑のカリフラワー

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それからこちらはそのまんま、緑色のカリフラワー (Green Cauliflower) です!(紫色のカリフラワーもありますよね、食べた事はないですが)

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カリフラワーと言えば我が家の定番、カリフラワーチーズを作ってみました。

見た目はちょっとブロッコリーっぽいですが、味は普通のカリフラワーでおいしかったです。とにかく色がキレイですよね。

このファームのインフォメーション

他にもこのファームでは、パンやフルーツチャツネ、ソース、ミルクなど色々買えます。

日本のミカンのようなマンダリン、甘さはまあまあという感じでした。アボカドはちょっとかため状態で送られて来て、おいしいので毎回購入しています。あと、この地域で有名なリンゴはワックスがかかってないので安心ですね。

このファームはシドニーのオーガニックマーケットにも出店しているようなので、そこで買っても良いかもしれませんね。

このエリア↓の時に売っているそうです。

Orange Grove Farmers Market
Orange Grove Public School, Cnr Perry Street & Balmain Road, Lilyfield (Leichhardt) NSW 2040
土曜日 8am − 1pm
Marrickville Market
142 Addison Road, Addison Road Centre, Marrickville NSW 2204
日曜日 9am − 3pm

 

おわりに

おいしい野菜を食べると元気になりますし、更に楽しさもプラス。

また色々試してみたいと思ってます!

 

Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。