オーストラリアは「建国からまだ200年ちょっとの若い国」とよく言われますが、実は6万年以上も前から先住民の人々が暮らしていた、世界でも類を見ないほど長い文化の記憶をもつ大地です。
さらに、1788年の入植以降、わずか数世代で多民族が共存する国へと変化した背景には、激動の歴史と深い物語があります。
本サイトでは、そんなオーストラリアの歴史を日本語でわかりやすく紹介し、旅先の景色に“深み”を添えることを目指しています。観光スポットの裏側にあるストーリーを知ることで、きっと世界の見え方も少し変わるはずです。
17世紀
- オランダの貿易船などによってオーストラリア大陸は発見していたが、何もない土地だと判断したため、長い間放置されていた。
→ オーストラリアを発見した最初のヨーロッパ人と伝説の大陸テラ・オーストラリス
18世紀
- 1770年
ジェームス・クックが現在のニューサウスウェルズ州ボタニー湾に上陸。
→ ジェームス・クックの夢見た世界の果て - 1788年1月26日
オーストラリアが流刑地になり、イギリスの植民地として入植が開始される。
→ どうしてイギリスはオーストラリアを植民地にしたのか
19世紀
- 1804年3月5日
オーストラリアで初めての白人同士の戦いが起こる。イギリス政府とアイルランドの受刑者による反乱で、キャッスルヒルの反乱、もしくはオーストラリアのビネガーヒルの戦いと呼ばれた。
→ アイルランドのビネガーヒルの戦いがオーストラリアでキャッスルヒルの反乱になるまで - 1851年 ニューサウスウェルズ州のバサーストで金塊が発見され、同年ビクトリア州でも見つかる。これによりゴールドラッシュが始まり、ビクトリアが独立する。
→ オーストラリアの基盤はゴールドラッシュで築かれた - 1854年
ビクトリア植民地のバララットで、鉱山労働社が政府に対してユーレカ砦の戦いを起こす。
→ オーストラリアの歴史において重要な意味を持つ『ユーレカの旗 (Eureka Flag)』
20世紀
- 1901年1月1日
イギリスの植民地から英連邦の国として独立。