オーストラリアは、世界有数のオパール (Opal) の産地として知られています。
日本よりも安く手に入り、豊富なデザインが売られているので、お土産にも人気があるのですが、種類が多過ぎてどんなものが良いのか見当がつかないという人も多いのではないでしょうか。
私はオーストラリアのお土産屋さんでオパールを売っていた経験があったり、私のオーストラリア人パートナーのおじいさんが南オーストラリア州でオパールを採掘していたりと、何かとオパールに縁があります。
ということで、オーパール購入の際の注意点や種類などについて、人よりは少し知識があるので、役に立つような記事にしてみました。
オーストラリアンオパールについて
$100ちょっとだったホワイトオパール
角度によって色んな色を放つオパールは10月の誕生石でもあり、 “幸運の石” という意味もあります。
オーストラリアで採れる代表的なオパールはホワイトオパール、ボルダーオパール、ブラックオパールですが、他にもクリスタルオパールやマトリクスオパールなど、さまざまな種類があります。その中でもよく見かけるのは、ホワイトオパールかもしれません。
値段はいくらくらい?
値段は石によって様々で、安ければ$100前後、高いものは何千ドルなどピンキリです。
マーケットなどで売っている原石、もしくは原石を少しだけ加工したようなものだともっと安いかもしれません。

オパールの中ではホワイトオパールがいちばん産出量が多いので、比較的安く手に入りやすいです。若い人向けのかわいいデザインが豊富なのもこのホワイトオパール。
上の写真のホワイトオパールは、小さいのとセール時期中に買ったのとで、$100しませんでした。
それに対して、希少価値の高いブラックオパールは値段が高いのはもちろん、デザインが年配向けで落ち着いたものが多い傾向があるようです。
それから、ペンダントトップは立派でも、チェーンは安いものを使っていることがあるかもしれません。オーストラリアでチェーンを買うと日本よりも高くついてしまうので、私が働いていたお店ではチェーンだけは日本で購入することをお勧めしてました。
もちろん一概には言えませんので、実際にお店に足を運んで店員さんと話してみてください。
そして、価値基準はオパールの種類だけではなく、
オパールは遊色効果といって光の加減で色の見え方が変わる性質があるのですが、赤が入っているほど貴重です。
順番的には紫→青→緑→黄→オレンジ→赤と色が出て来ると言われています。
そんなオパールをお得に買うには、セール時期を狙うのも良いかもしれません。
セール時期を狙う
オーストラリアでは、6月末にEOFYセールがあるので、その時期は多くの商品が安くなり、狙い目です。
もしあなたが旅行者なら、TRS (Tourist Refund Scheme) という60日以内に同一ABNで$300以上買えば空港で税金が払い戻し出来る制度もあるので、出国前に申請してみてください。
お店からしっかりタックスインボイス (ABN というナンバーが書かれたレシート) をもらってくださいね。
購入の際の注意点
購入の際に注意して欲しいことがあります。
手頃な値段のオパールの中にはトリプレットやダブレットというプラスチックで貼り合わせた人工的な物も多く出回っているので、ちゃんと石が欲しい人は気をつけてください。

トリプレットというのは、オパールを薄く切って上から透明プラスチックを貼っているものなので、横から見ると透明のプラスチックが被せてあるのが分かります。
しっかりしたお店なら店員さんが「これはトリプレットですよ」と説明してくれるはずですが、何も説明もなく購入を促すお店もあるようです。
ただ、このタイプは水に弱いので濡らさないことだけ気を付ければ、ファッション的には安価におしゃれが楽しめるので良いかもしれません。
予算や目的を考えて、ピッタリのものを選んでくださいね。
オパールの種類と特徴
ミュージアムに飾られてあるホワイトオパール
では次に、オパールについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
ホワイトオパール
ホワイトオパール (White Opal) は最も市場に出回っている白っぽいオパールで、石灰石や貝殻、イカの背骨などが何億年もかけてオパール化したものが多く存在します。

主な産地は南オーストラリア州のクーバーピディ (Coober Pedy) です。
クーバーピディは乾燥地帯で暑いので、住民の大部分の人が地下で生活している事でも有名でwす。短期の観光だと行きにくい場所かもしれませんが、日本のテレビでも何度か特集されている面白い場所なので、機会があれば訪問してみると楽しいかもしれませんね。
ボルダーオパール
ボルダーオパール (Boulder Opal) は鉄鉱石の塊の隙間に出来るオパールで、自然の形を活かした歪な形が多いのが特徴です。全体的に青っぽいものが多いです。

産地はクイーンズランド州のクルピー (Quilpie) など。

ブラックオパール
最後にブラックオパール (Black Opal) ですが、これはとっても貴重な石で、数年後にはもう採れなくなると言われています。
というのも、このブラックオパールはニューサウスウェールズ州のライトニングリッジ (Lightning Ridge) という小さな田舎町周辺 (5~60キロのエリア内) が主な産地で、貴重だからです。とはいえ、ブラックオパールは南オーストラリア州のアンダムーカなどでも産出されるのですが、貴重なのは変わりありません。

ノビーという石が原石です。

写真はケアンズ近くにあるOpal Mineで撮った写真を使わせてもらいました。ここではオパールの出来る様子を見るミュージアムがある他、もちろんオパール購入も可です。

20-24 Alexandra St, Clifton Beach QLD 4879
おわりに
オパールはキラキラ光が動くのがきれいで、ついずっと眺めていたくなります。
同じ産地・種類でも一石ずつ表情が異なるので、分類や加工方法を確認した上で、気に入った石を選んでくださいね。
もし本当にオパールが好きなら、南オーストラリア州のクーバーピディなどで、採掘してみるのも楽しいかもしれません。