オーストラリアではクリスマスやニューイヤーズイブが真夏という事もあり、エビなどのシーフードがよく食べられています。
なので、今年はうちの近所のスーパーマーケットでエビを買おうと思ったのですが、何種類も売られているのでいつもどれにするか迷ってしまうんんですよね。
それでここは思い切って、オーストラリア人パートナーと一緒にエビの食べ比べをしてみる事にしました!
4種類のエビを購入
12月31日の午前中、スーパーマーケットが混む前に今年最後の買い出しに。いちばんのお目当ては、もちろんエビです。
海鮮コーナーは1kg でいくらの計り売りになっているので、そこにいるスタッフに注文して包んでもらいます。
この日いたのはスカーフを頭に巻いたアジア人のお姉さんで、私が少量ずつ全種類のエビが欲しいと伝えると「Oh, Ok〜」と笑って片手いっぱい分くらいの量を包んでくれました。
でも結構時間がかかって大変そうだったので、もし同じようにちょっとずつたくさん買いたい人は、空いている時間に行った方が良いかもしれません。
重さを測って、値段のついたバーコードを貼ってくれるので、これをレジに持っていってお会計をします。
結構良い金額行くかな?と思いましたが、4種類でトータル $31.17 なら全然悪くないですよね⁉︎ 特別な日ですし。
という事で、買ったエビはこちらです!
バナナプラウン (Banana Prawn) $24/Kg
0.272 kg で $6.53 でした。
いちばん安かったこのエビ、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の州境や、西オーストラリア州のシャークベイなどで採れるそうです。
キングプラウン (King Prawn) $30/Kg
0.226 kg で $6.78 でした。
キングプラウンの中でも数種類あるようですが、クイーンズランド州や西オーストラリア州などでよく採れるそうです。見た目は最初のバナナプラウンにそっくりですが、触ったら張りが違ってこっちの方がしっかりしています。
タイガープラウン (Black Tiger Prawn) $31/kg
0.280 kg で $8.68 でした。
真っ黒なエビはオーストラリアでは最も多く養殖されている種類で、クイーンズランド州のブリスベンやクックタウンが有名なんだそう。
オーシャンタイガープラウン (Ocean Tiger Prawn) $37/kg
0.248 kg で $9.18 でした。
いちばん高級だったエビですが、調べてもこの名前では情報出て来ませんでした。とりあえずタイガープラウンの仲間ですね。
という事で、さっそく調理します!
エビを調理して食べる
エビは普通に茹でる予定だったのですが、パートナーが「焼いた方が好きなんだけどなあ…」と言い出したので、私が数カ月前にお餅を焼く用にマル優で買った網でバーベキューにしました。いやー、何が役に立つか分かりませんね (笑)
ちなみに茹でる場合は、沸騰させたお湯に塩をひとつかみ入れて茹でると良いみたいですよ。
で、焼き上がりました!
左からバナナプラウン、ブラックタイガープラウン、キングプラウン、オーシャンタイガープラウンです。
こうやって並べてみると、どれもそんなに大差はないように見えますね。でも、真っ黒でちょっと不気味ささえあったブラックタイガーは、いちばんきれいな真っ赤になりました。
では、いよいよ食べてみます〜。
殻を剥くと大きさがよく分かりますね。ブラックタイガー、大きいです。
食べた感想
タイガープラウン2つは歯応えも味もそんなには大差ないかもしれません。そしてキングプラウンはプリッとした感じ。
バナナプラウンも普通においしいのですが、他と比べると安いのは納得というか、食べた時の食感が他の3つよりは劣りました。これはパートナーも私も同意見。
あと、余談ですが、猫にエビはあげない方が良いそうです。
エビに関する豆知識
猫にはエビは良くないらしい
私はイカ・タコ・エビは猫にあげてはダメだと覚えていたのですが、パートナーがずっと「何言ってるの?大丈夫だよ」と言っていましたし、エビの入ったキャットフードもあるので「あれ?大丈夫だったっけ?」と混乱。
なので今回ちゃんと調べてみると、やっぱりあまり良くないようです。
食べれない事はないそうなのですが、生のエビは毒になる場合もあるそう。食べさせるなら油や調味料などを一切使わずに調理したものの方が良いとの事。
まあ、そこまで言われるとあげない方が無難ですよね。
Prawn と Shrimp の違い
ちなみにですが、エビは Prawn と Shrimp という単語がありますよね。
Prawn はクルマエビ亜目 (Dendrobranchiata) の基本的には淡水に生息するエビでサイズも大きめ、Shrimp はエビ亜目 (Pleocyemata) に属す海洋生物で小ぶりのエビを指す事が多いようです。
とりあえず、オーストラリアでは Prawn と呼ぶのが主流になっています。
ただ、90年代にアメリカ人に向けて作られたオーストラリアの観光コマーシャルでは、エビが出て来るシーンでアメリカ人に馴染みのある Shrimp に言い方を変えた事も。
そのコマーシャルの中でポール・ホーガンも「同じ言語だけどちょっと違うんだ」と言ってます。
おわりに
という事で、今回はパートナーと一緒に食べ比べ出来たので楽しかったです。
次に買う時、私は安めのわりにプリプリしておいしかったキングプラウンを買おうと思います。そして、おせち料理とかで強い赤みが欲しい時はブラックタイガープラウンですかね〜。
来年はもう少し真剣に年末年始の料理について考えてみようかなあと思いました。