オーストラリアではアルコール入りのアップルサイダーが様々なメーカーから発売されていますが、その中でも『ザ・アップルシーフ (The Apple Thief)』は、デザインがとてもかわいいのでつい買いたくなってしまいます。
このサイダーはリンゴの町として有名なバトローで採れたリンゴを使用していて、人工的な味や砂糖、添加物は含まれていないそうですよ。
ビールが苦手なのでこういう飲みやすいアップルサイダーを選ぶ人も多いですが、ビール好きな私も時々好んで飲んでます。
ザ・アップルシーフについて
鳥の絵がとてもかわいいこのアップルサイダーは、ニューサウスウェールズ州スノーウィーマウンテンズのふもとにあるバトロー (Batlow) という町で、2011年に生まれました。
この町はリンゴで有名で、大きなリンゴのモニュメントもランドマークとして知られています。
そんな町で代々リンゴを栽培していた3代目のデビッド・パーセル (David Purcell) は、廃棄されていくリンゴを見て、そこからプレミアムのアップルサイダーを作る事を思い付きました。
サイダーの Apple Thief (リンゴ泥棒) という名前は、鳥がリンゴを盗むくらい最高のリンゴという意味が込められています。良いリンゴは日のよく当たる木の上の方に実りますが、鳥は遠くからその匂いを嗅ぎつけて盗みに来るからだそうです。
だからかわいい鳥の絵が描かれているんですね。
私は本当にこのデザインが好きで、缶の上をくり抜いてえんぴつ立てにでもしようかな?とさえ考えてしまいます。(グッズ、作ってくれないかな?)
そしてこのサイダーは町の活性化に貢献し、毎年5月にはバトロー・サイダーフェスト (Batlow Ciderfest) で賑わうようにもなっています。
全部で3種類
ボトルショップではピンクレディのアップルサイダーだけ売っている事が多いので知らなかったのですが、全部で3種類あるんだそうです。
瓶と缶がありますが、どちらも同じ330ml で、アルコール度は4.5%あります。
- Pink Lady Cider
- William Pear Cider
- Granny Smith Cider
ピンクレディーサイダー (Pink Lady Cider)
いちばんよく見るピンクレディのアップルサイダー。甘め~ミディアムくらいだそうですが、私はちょっとすっぱめかな?と感じます。
ピンクレディというのはオーストラリアでよく食べられているリンゴの品種で、ゴールデンデリシャスとオーストラリアの品種レディウィリアムズを交配させて作られたリンゴです。
グラニースミスサイダー (Granny Smith Cider)
グラニースミスはオーストラリアで生まれた品種のリンゴで、緑色が特徴。サイダーはミディアムドライだそうです。
ウィリアムペアサイダー (William Pear Cider)
こちらはリンゴではなく、ナシのサイダーでね。甘めのフルーティなサイダーとの事。
ウイリアムペアというナシは、特にオーストラリアの品種というわけでわなく、起源はイギリスからではないかと言われているようですが、はっきりと分かっていないそう。
最後2つは私も飲んだ事がないので、今度探してみようと思います。
おわりに
バトローはここ2年くらいずっと行ってみたいと思っている町なのですが、前回はブッシュファイヤーが直撃してしまって断念してしまったので、せめて私の好きなサイダーをと記事にしてみました。
サイダー3種類も全部飲んでみたいですし、バトロー・サイダーフェストも気になっています。
あなたはどのメーカーのアップルサイダーがお気に入りですか?
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