マンリーの海を閉じ込めたような美しい『Manly Spirits Co. 』のジン

先日、たまたま行ったボトルショップで、あまりにもきれいなボトルを見つけてしまい、思わず立ち止まりました。

それはマンリースピリッツ (Manly Spirits Co.)のジントニック。

海をモチーフにしたデザインの透き通った瓶と、シドニーのサーフィンで有名なビーチのひとつであるマンリーの名前がよくマッチしていて、とても素敵だったんです。

普段めったにジンを飲まない私ですが、つい買ってしまいました。

調べてみたら、マンリースピリッツは2017年にシドニーのノーザンビーチにオープンした蒸留所なんですって。

 

MANLY SPRITS CO.
4A/9-13 Winbourne Rd, Brookvale NSW 2100
https://manlyspirits.com.au/

海のモチーフが印象的なボトル

こちらがそのジントニック (275ml / アルコール4%) です。

ね、きれいでしょう?シンプルで透明感のあるボトルは、ずっと眺めたくなるような不思議な魅力があります。

4本売りのものを買って飲んだのですが、トニックの苦味が程よく効いてスッキリ爽やかなジントニックでした。

他にも色んな種類のジンがあり、ウォッカやウイスキー、ノンアルコールなども製造しています。

たくさん飲むなら、こういう大きなボトルを原液で買った方が安いでしょうね。そして、このボトルがまたきれいで、うっとりしてしまいますね。

蒸留、瓶詰め、ラベル貼りなど全て手作業で、原材料もオーストラリア原産の植物が使用されているそうですよ。

マンリースピリッツ蒸留所について

Manly Spirits Co

マンリースピリッツ蒸留所を作るという構想は、デビッドとべネッサが2015年にタスマニアの丘をドライブしている時から始まりました。

彼らはアメリカやヨーロッパ諸国の蒸留所を研究し、タスマニアの大手蒸留所でトレーニングした後、2017年にシドニーのノーザンビーチに『マンリースピリッツ蒸留所』を設立。

地元の海洋植物を使用し職人の技術で製造された蒸留酒は、2018年にサンフランシスコやニューサウスウェルズ州で賞を受賞し、ヨーロッパにも輸出されています。

ノーザーンビーチには、そんな蒸留酒を使ったカクテルなどが飲めるテイスティングバーがあるので、行ける人は行ってみると楽しいかもしれませんね。

 

Eri
オーストラリア原産の海洋植物に “sea lettuce” と書いてあったので「何だろう?」と思ったら、アオサ (海藻) でした。他にもレモンマートルやワトルの花粉、もちろんジュニパーも使われています。

 

シドニーとニューサウスウェルズ州の観光ブログ

パンデミック中はサニタイザーも販売

ちなみにですが、今回のコロナ騒動でオーストラリア全体でハンドサニタイザーが不足したので、必要としている人に向けてハンドサニタイザーも製造しているそうです。

小麦などの天然由来の原料で作られた “ジンアロマ” のサニタイザー、ジュニパーベリーとレモンマートルが高い抗菌性を持ち、アロエの保湿成分も入ってるとのこと。

業務用の大きいものか、小さいボトルは10個セットで $75 なので、何人かとシェアすると良いかもしれないですね。(2023年現在はもう製造していないようです)

おわりに

近年オーストラリアではジンやウォッカの蒸留所が増えて来ていますが、オーストラリア政府観光局のウェブサイトによると、2013年には50か所程度に過ぎなかったシドニーの蒸留所は、今では140か所近くあり、現在もその数を増やしているそう。

シドニーだけではなく、タスマニア州や南オーストラリア州などの各州でも増えています。

でもこのマンリースピリッツは私のイチオシ!何よりも、ボトルの美しさとコンセプトにメロメロですw