2017年にオープンした『マンリースピリッツ (Manly Spirits Co.)』の蒸溜所は、シドニーのノーザンビーチ、ブルックベール(Brookvale) にあります。
オーストラリアのボトルショップでよく見掛けるブランドですが、現地に行ってみると、やはり比べものにならないほど種類が豊富です。
バーではその蒸留所で作られたジンやウォッカ、ウイスキーなどを使用したカクテルが飲めますし、軽いおつまみもありますよ!
マンリースピリッツ蒸留所
『マンリースピリッツ蒸留所 (Manly Spirits Co. Distillery)』は、マンリーという名前が付いているのでマンリーにあるのかと思いきや、もう少し北のブルックベールにあります。位置的にはどちらかと言うとディーワイの方が近いです。
大通りから少し奥に入った工業地帯のようなところにあるのですが、フレンドリーなスタッフさんとターコイズブルーのアクセントが効いた素敵なお店が迎えてくれます。
Winbourne Industrial Estate, 4A/9-13 Winbourne Rd, Brookvale NSW 2100
https://manlyspirits.com.au/
木・金 4-10pm / 土 12-10pm / 日 12-6pm (Cellar Door は毎日)
日曜日の昼頃、道路が少し混んでいてシドニー中心部から車で40分くらいかかりました。
午後1時の予約に少し遅れそうだった私たちは、お店のウェブサイトに「予約から15分過ぎたらテーブルをキャンセルするので、遅れる場合は連絡ください」と書いていた通り、お店に連絡。
でも電話に出たスタッフさんは、こちらの名前も聞かずに「オッケー、待ってるよ〜」と軽い返事で電話を切った感じから、あー全然混んでないんだろうなーと察しました。
まあ考えてみれば、週末と言ってもビールならともかく、昼間からカクテルを飲む人は少ないのかもしれませんね。
※ 公共交通機関利用だと、バスになります。
その蒸留所は、大通りから奥に入って工業地帯の雰囲気が漂う場所にありました。
蒸留所の建物も、外見は想像していたよりも工場跡っぽい感じです。
でも海をモチーフにしたボトルのデザインに感銘を受けて以来、ずっとここに来たいと思っていたのでワクワク!
では、中に入ります〜!
魚とターコイズブルー
ドアを開けたら、マンリースピリッツのボトルを使ったライトが!かわい〜。
そしてバーの手前には、マンリースピリッツのトレードマークである魚のオブジェもありました。
入り口付近にお酒やグッズを売るコーナーも。
こんなに種類があるんだ!とびっくりでしたが、予約があるので後でじっくり見ることにします。
バーカウンターの向かい側にあるスペースも素敵です。
スピリッツの材料見本でしょうか。なるほど、オーストラリア原産植物がいっぱいありますね。
さて、私たちがスタッフさんに案内されたのは、バーの隣にあるこちらのスペースです。
樽がいっぱい
写真左にある小さな部屋は、ジンを作る体験が出来る場所のようです。私たちが来た時、小グループの人たちが参加してました。
ここでお酒が作られるんですね
反対側は大きく窓が開いていて道路が見えます
全く混んではいないですが、ちょこちょことお客さんは出入りしてる感じです。
よく見たら、メニューにもテーブルにもトレードマークの魚がついてるんですね。こういうの好きです。
何を飲もうかなー。
飲み物と食事を注文
カクテルも飲んではみたかったのですが、せっかくなのでテイスティングしたいですよね。
迷った末にとりあえずいちばんベーシックなジン3種類①にしました。ミニマティーニ3種類も気になりますけど、まずは基本から。
パートナーはノンアルコールのモクテル Lilly Pilly Zero & Tonic を。
もともとパートナーはアルコールがあまり好きではない+車の運転があるのでノンアルコールなのですが、別に私が無理に連れて来たわけではないですよ、念のため (笑)
「日曜日どこ行く?」となった時に私がたくさんの場所を提案した中から「グッドアイディア!」と、ここを選んだのはパートナーです。
「え、飲めないのに?」と私も意外でしたが、楽しかったみたいですよ。
あと、ランチ兼おつまみということで、Charcuteries Board も注文。
そして来ました〜!
ジン3種類 (Australian Dry、Coastal Citrus、Lilly Pilly Pink) のテイスティング、スタッフさんがひとつひとつジンについて丁寧に説明してくれました。
家ではロックで飲む派の私は、まず原液で味見。でも当たり前ですが、原液だととても濃くて、一瞬「こんなに飲めるかな?」と不安になりました。
ですが、これも当たり前ですが、トニックを入れたら味がとてもマイルドになってすごく飲みやすくなりました。こうなればペロリです。
パートナーも味見して「これ良いね」と言ったくらいおいしかった中、パートナーは Citrus、私は Lilly Pilly がいちばんかなーという感想でした。
そしておつまみ。瓶に入っているのはハチミツです。
パートナーのモクテルも味見させてもらったのですが、おいしかったですよー。
2杯目を注文したかったパートナーが「うわー、モクテルなのに$15もするよー!」と言うので「私はもうこれ以上飲まないから、その分と思って飲みなよ」と勧めたら、次はモクテルの中ではいちばん人気という Lilly Pilly Zero Sour を注文してました。
そして来たのが、とてもかわいらしいクリーミーな泡が入ったモクテル。
…でも、パートナーにはちょっと酸っぱかったようです。
おもむろに、パートナーはなんと、氷がまだ残っていた前のグラスにモクテルを移し替え始めました (汗)
うーん、カクテル (モクテル) って味だけじゃなくて、見た目の雰囲気を含めて味わうオシャレな飲み物だと思うんですけどね。まあ、本人がハッピーなら別に良いんですけど…。
さて、最後にお酒の販売コーナーを見て帰りましょー。
ジンやウォッカなどの販売コーナー
ジンやウォッカなどが販売されているコーナーには、本当に色んな種類や大きなのお酒がありました。
私はこの普通サイズボトルのデザインが大好きなんですけど、小さいサイズもお手頃で良いですね。コーヒーリキュールもおいしそうですし、こんなに種類があったのは知りませんでした。
小さいサイズの3本セットのギフトパックや、トニックウォーターで割ったものもあります。緑色のレインフォレスト & フィンガーライムとか、紫色のベリーブラッシュとか初めて見ました。
右下にあるベーシックなジントニック、これを初めて見付けた時から好きなんですよね。
あまりにも好みのデザインだったので、初めて見つけた当時、感動して記事にもしてます。↓
ウイスキーやハイボールもあるみたいですよ。
おわりに
時折「行きたいね」と話が出つつもなかなか来れなかったマンリー・スピリッツだったので、ついに来れて良かったです。やっぱりすごく素敵でした。
ただ、平日は午後4時オープンなので、5時には暗くなる冬は特に気を付けてくださいね。(それが私がなかなか来れなかった原因のひとつ) あと、シティから公共交通機関で行くとなると、若干ややこしいんですよね。
ちなみに、この周辺にはビールのブリュワリーが少なくとも3軒はあるので、ブリュワリー巡りが好きな人にも嬉しい場所です。
蒸留所もこの地域も、また来れたら良いなと思います。