センスの光るビクトリア州のビール『セーラーズグレイブ (Sailors Grave)』

オーストラリアのクラフトビールは味やデザインが個性的なものが多いのですが、今回紹介するのは特にセンスが光っているビクトリア州のセーラーズグレイブ (Sailors Grave) というブリュワリーで作られているビールです。

「え？それどんな味がするビールなの⁇」と思わず手に取ってしまうようなフレーバーも魅力ですが、アート性の高いビール缶のデザインがとにかく素敵！

ひとつひとつのビールに物語が詰まっているのかなーと思わされる楽しさもあるので、ちょっといつもとは違うビールを探している人にもおすすめします。

オーボストにあるセーラーズグレイブ

 

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セーラーズグレイブは、自然にインスピレーションを受けながら地元の食材を活かして作られているビールなんだそうで、ビクトリア州のイーストギップスランドに位置するオーボスト (Orbost) という町にあります。

写真を見る限りブリュワリー自体はとても小さそうですね。

専属のアーティストさんたちがデザインした缶は本当にかわいくて、ビールも独創的でとっても楽しい。

そんな私が今まで飲んでみたビールを紹介します！

ビール Sake kasu & Satsuma Plum (5%)

(16 June 2020)

ビール Sake kasu & Satsuma Plum (5%)

初めて買ったビールはこれ！

“ビール” と日本語で書かれていて、着物を着た女性の絵を見た時は「え、日本のビール？」と思ってしまいました。酒かすを発酵させて作られた梅味のすっぱいビールとの事です。

Lemon Meringue Cream Sour (3.5%)

(23 June 2020)

Lemon Meringue Cream Sour (3.5%)

こちらも、そのままインテリアとして飾っても良さそうなインパクトのあるデザインの缶です。しかも、レモンメレンゲクリームサワー味という謎のフレーバー！地元で採れたオーガニックレモンにラクトース (乳糖) とバニラで味付けをして、更にシトラス系の果物でドライホップされたビールとの事です。

Blood & Sand Cocked Ale (5.3％)

(7 June 2021)

Blood & Sand Cocked Ale (5.3％)

このビールは、1930年代に出版された『Savoy Cocktail Book』に載っている古典的カクテルをイメージして作られたそう。イギリスのサヴォイホテルで働いていたバーテンダーによって書かれたカクテルのレシピ本で、『Blood and Sand』という名前は1922年公開の闘牛士映画のタイトルにちなんで名付けられています。大麦、小麦、ライ小麦、オーツ、チェリー、ブラッドオレンジをウイスキーの樽で熟成させたビールだそうです。

Magic Pudding (5.8%)

(16 June 2021)

Magic Pudding (5.8%)

マジックプディングと言えばオーストラリアの有名な児童書で、見付けた瞬間「あ!!」と思って、即買いしてしまいました。クリスマスケーキのビール版をイメージしているそうで、オーガニックのソルタナ、レーズン、乾燥カラント、乾燥マルーグレープで醸造されているとの事。

マジックプディングのストーリーと同じく、なんて愉快なビールなんでしょうか。

違う角度から

おわりに

まだそんなにたくさんの種類は飲んでいませんが、インパクトのあるデザインと味！でも、飲んでみると思ったほどはクセがない飲みやすいビールが多いイメージです。

オンラインでも購入可能ですし、取り扱っているお店はウェブサイトに載っているので、興味ある人は飲んでみてください。