デイライトセービング(夏時間)とは?

デイライトセービング(夏時間)とは?

毎年イースターの頃くらいになると、だんだん風が冷たくなってきてオーストラリアの夏が終わるのを感じます。
夏時間も、もう終わり。

ニューサウスウェールズ、ACT、ビクトリア、タスマニア、南オーストラリアの皆さん!2018年4月1日午前3時から時間が1時間戻りますので、ご注意ください。

 

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サマータイムとデイライトセービング

デイライトセービング(Daylight Saving)は、夏時間(Summer Time)とも呼ばれます。

私の統計上(笑)、日本人はサマータイムという言葉を好んで使う傾向があると思うのですが、オーストラリアではデイライトセービングという言葉が一般的です。

サマータイムという言葉は主にヨーロッパで使われるらしく、私の経験上オージーに「Summer Time」と言っても、「は?夏の時間がどうした?」と通じなくてイライラする羽目になりますので、オーストラリア、アメリカ、カナダ出身の人たちと英語で話す時は、デイライトセービングと言うのをおすすめします。

でも今日は、夏時間の方が文字数が少なくて私がタイプしやすいので(わはは)、今回は夏時間という言葉で統一しますね!

夏時間とは

夏時間は日本人にはあまりなじみがないですが、日が長くなる夏季に通常の時間を1時間(例外あり)早める事です。

例えば今まで午後5時だった時間帯が、夏時間になると1時間戻って午後4時になるといった感じです。

夏は日の出が早く、日の入りも遅いですよね。
オーストラリアの夏は、時計を1時間早めても午後8時くらいまでは明るいのです。

この夏時間を採用する事によって、日が出ている時間を最大限に活用出来、余暇活動が活発になる為経済効果が期待出来たり、電気を使う時間が減るので省エネ効果があると言われています。

ドイツが1916年に節電の為に行ったのが最初ですが、現在では70カ国以上が実施しています。

この夏時間は、国によって時間をずらす日がまちまちなのですが、オーストラリアでは毎年10月の第一日曜日の2.00amから始まり、4月の第一日曜日の2.00am(夏時間の3.00amの事)に終わります。

2018年は4月1日に夏時間が終わるという訳です。オーストラリアは北半球とは季節が逆ですからね。

時間が変わるのは真夜中なので朝起きたら時間変わっているという感じです。

夏時間が終わる時は1時間時間が戻るだけなのでまだ良いですが、目覚まし時計のセットなどは気を付けてくださいね。(iPhoneなどは、放っておいても勝手に時間を調整してくれます。)

終わりは良いんですよ、時間が1時間増えるだけですし。
それよりも始まる時。1時間消えてなくなるので損した気分になるし、大変なんですよね。

ただでさえ床につくのが遅く睡眠時間が少ない傾向にある私は、消えた1時間のせいで体が慣れるまで睡眠不足になったりします(^_^;)

それに手動で時間を合わせないといけない時計はちょっと面倒くさいですね。

だけど夏時間が終わると、日本とオーストラリアの時差は2時間から1時間に戻るので、嬉しい人は嬉しいですよね。

夏時間を採用している州

さて、私が住んでいるニューサウスウェールズ州では年に2回、夏時間によって時計を調整しなければいけないのですが、夏時間を採用するかしないかはそれぞれの州の判断なので、州によって実施してる州としてない州があります。

夏時間を採用している州及び準州は以下の通り。

採用している州及び準州
(10月〜3月に時計を1時間早める州及び準州)

ニューサウスウエールズ州 (NSW) … 夏時間 −1時間 UTC +11
オーストラリア首都特別地域 (ACT) … 夏時間 −1時間 UTC +11
ビクトリア州 (VIC) … 夏時間 −1時間 UTC +11
タスマニア州 (TAS) … 夏時間 −1時間 UTC +11
南オーストラリア州 (SA) … 夏時間 −1時間 UTC +10.30
※南太平洋に浮かぶオーストラリア本土から東に約600kmに位置するロードハウ島(Lord Howe Island)という島だけは例外で−30分になります。ニューサウスウェールズ州に属する小さな島です。

夏時間がない州及び準州
(1年を通して特に時間が変わらない州及び準州)

クイーンズランド州 (QLD) UTC +10
ノーザンテリトリー (NT) UTC +9.30
西オーストラリア州 (WA) UTC +8

UTCとは、協定世界時(Coordinated Universal Time)という経度をもとに測定された世界基準のタイムゾーンの事です。
ちなみに日本の時間はUTCは+9です。(東経135度から計算。)

国内でも時差

そしてオーストラリアの国土が横に広いので、夏時間関係なく国内で時差が生じます。

通常は主に3つの時間帯がオーストラリアに存在します。

東部標準時間(Australian Eastern Standard Time)
UTC +10

クイーンズランド州 (QLD)
ニューサウスウェールズ州 (NSW) のBroken Hillを除いた地域
オーストラリア首都特別地域 (ACT)
ビクトリア州 (VIC)
タスマニア州 (TAS)

中部標準時間(Australian Central Standard Time)
UTC +9.30

南オーストラリア (SA)
ノーザンテリトリー (NT)
ニューサウスウェールズ州のBroken Hill

西部標準時間(Australian Western Standard Time)
UTC +8

西オーストラリア(WA)

これが、夏時間の期間になると、更に時間帯が州によって変わるのでタイムゾーンも3つから5つに増えます。

携帯電話などは、時差のある州をまたぐと勝手に時間を調整してくれますが、手動の時計を合わせるのはかなり面倒ではあります。

分かりにくいので、日本との時差で比べてみました。こんな感じです。

4月〜9月

10月〜3月
(夏時間期間)

※州・準州がイマイチ分からない人はこちらを参考にしてください。

その他

ところで何故、ブロークンヒルだけニューサウスウェールズ州なのに中部の州と同じ時間を採用しているのでしょうか?

何でも、お隣の南オーストラリア州にあるアデレードとの経済的結びつきが強いからなんだそうです。うーん、ややこしい!

日本でも戦後にGHQ(占領軍)の指導下で1948年(昭和23年)に採用されましたが、不評を受けて1951年(昭和26年)に廃止されました。

私も日本では必要ないと思います。というか、採用する意味が全く分からないです(^_^;) 不評だったのもよく分かります(笑)

さいごに

という事で、時間を直すのを忘れずに!
長〜い冬の始まりです。