今、オーストラリアでは100年以上前から使われている麦などを収納する巨大なセイロ (Silo) にアートを施す “セイロアート” が流行っているのだとアデレードにいるお義母さんに聞きまして、今回の旅行ではそのアートを何点か見てきました。
それで、パートナーと「これは私のサイトにもセイロアートマップを追加した方が良いかもね?」なんて話していた事もあり、普段だったら通り過ぎてしまうようなアートを見つけると、つい車を止めてしまう事がたびたびありました。
メルボルンから北へ231km に位置するこの小さなナサリア (Nathalia) も、そんな感じで少しだけ停車した町で、エチューカ側からMarry Valley HWY (B400) を走っている途中です。
ライオンズアニバーサリーパーク
パートナーが気になって車を止めてくれたのは、Blake Streetにある Lions Anniversary Park のウォータータワーのアートですね。
裏から見たところ。
そして、その手前にあるスリーパーカッター (Sleeper cutter) という斧を持った人の像は、2009年にBela (Bill) Angyal というアーティストによって建てられ、この町の歴史を象徴しています。
他にも、ここには戦争記念碑などが建てられてました。
ナサリアについて
ナサリアの人口は約1880人 (2016)。
もともと Yorta Yorta族が住んでいたこの土地は、1875年に白人によって発見され、ゴールドラッシュの中心地バララット (Ballarat) をモデルにして町が作られました。
町の名前は Yorta Yorta族の言葉で「石のない場所」という意味から来たという説と、ロシアのピョートル大帝 (Peter the Great) の母であるナタリヤ・ナルイシキナ (Natalya Naryshkina) から来たのではないかという説があるそうなのですが、なぜロシアが出てくるのかは不明です。(すみません ^^;)
町のインフォメーション(英語)
https://www.aussietowns.com.au
観光
19世紀の面影を残す古い建物の多い町ですが、73 Blake Street にある Barmah Forest Heritage & Education Centre は2011年に建てられた新しい施設で、リサイクル木材が使われています。
ここでは、この地域に住んでいた原住民の文化や木材産業、歴史などを知る事が出来ますので、もし訪れる機会があれば寄ってみると良いかもしれないですね。(毎日 9.00 am – 5.00 pm)
この町にはゴルフクラブもある他、町を流れる ブロークンクリークのウォーキングトラックを歩いたり、歴史的建造物を見て歩いたりするのが、楽しみ方のようです。