ハービーベイでクジラを見た話

クイーンズランド州ブリスベン(Brisbane)から北に約300kmのところにあるハービー・ベイ(Hervey Bay)

ハービーベイといえば、世界遺産に登録されている世界一の砂の島と言われるフレーザーアイランド(Fraser Island)の拠点地というイメージの人もいるかもしれませんが、実はホエールウォッチングでも有名な場所なんです!

クジラの遭遇率はなんと90%以上との事で、クジラのシーズンである8月〜11月に絶対ハービーベイ来ようと決めていた私は、2007年10月2日、ついに長距離バスに乗って、ハービーベイまでやってきました。

 

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ザトウクジラの移動

この時期ハービーベイで見られるクジラはザトウクジラ(Humpback Whales)という種類です。

ザトウクジラは世界中に分布しているらしいのですが、回遊といって季節ごとに移動する事でも知られていて、毎年その移動のシーズンになるとオーストラリア各地でもクジラを見る事が出来ます。
特にこのハービーベイは冬でも水温が暖かいのでザトウクジラにとっては良い休憩地となっていて、ホエールウォッチングには最適な場所なんです。

ザトウクジラの移動シーズンは南半球では7月〜8月頃から始まります。
この時期南半球は冬。南極から暖かい赤道近くの海域に移動して出産と子育てを行い、夏が近づく10月〜11月にはまた南極に帰って行く、この間がホエールウォッチングに最適なシーズンになります。

ツアーの予約

ホエールウォッチングツアーは、この時期なら毎日10艘以上がツアーを行っているそうで、色んな所で予約が出来ると思うのですが、私がいつもしていたのは宿泊するバックパッカーズホテルからのツアー予約です。

バックパッカーズも、観光地なら長距離バスが着いた時点で数カ所のホテルが送迎バスを用意して待っているので、それで適当に選んだ所です。

さすがホエールウォッチングのメッカと言われる場所です。
たくさんのツアーのパンフレットの他に、各ツアーの日程や料金表まで貼ってありました。

半日ツアーと一日ツアーがあり、その中でもモーニングティーやランチが付いていたり。シャンパン付きの朝食なんていうのはいかにもオーストラリアっぽいですね。

迷ったのですが、ランチ付き4時間$80の半日ツアーにしました。※2007年の料金です

ツアーの様子

バックパッカーズの前から送迎バスが、ツアーの発着場所であるマリーナまで連れて言ってくれます。
私の船は11時半出発。

出航して20分くらいたった頃、クジラがちょこちょこ現れ始めました。

慌てて写真を撮ったんですが、全然慌てる必要はなくて、あっちにもこっちにもと次から次へと現れるクジラ。

こんな風に水中から出た体をひねって水面にドボンと入っていく動作をブリーチング(Breaching)というらしいのですが、理由はまだはっきりと分かっておらず、“コミュニケーションの手段” とか “寄生虫を落とす為” とか色んな説があります。

       

とにかくすごく近い所にクジラが来るし、親子もいました。まさかこんなにたくさんのクジラを見れるとは思ってなかったので、とても感動しました!

でも一番嬉しかったのは、私たちのものすごく近くでクジラがジャンプした時に撮った写真がキレイに撮れてた事。

条件反射で思わずシャッターを押したら撮れてました♡

私は写真を撮るのが大好きなんですけど、その際に色んなあるあるネタがあります。
例えば、草花の写真を撮ろうとすると今まで吹いてなかった風が急吹き出して草花を揺らすとか、写真を撮ろうとカメラを出した途端に今まで誰もいなかった所に人が来て景色の前に立ちはだかるとか…。(本当によくあるんです。)

そして時々ある、こういうたまたま偶然に撮れた神ショットを神様からのプレゼントと呼んでます(笑)

ツアー後

半日ツアーで充分すぎるほどたくさんのクジラが見れて大満足でした!
あまりにも気分が良かったので、マリーナにあるレストランで貧乏ワーホリなのに奮発して一杯$15もするカクテルを飲みました。たまにはね♡

その夕方のビーチ沿いの夕日もびっくりするくらい真っ赤でやばかったです。
これ↓まったく写真加工とかしてないんですけど、すごくないですか!? ハービーベイ最高!

今回はホエールウォッチングだけでしたけど、このハービーベイの町の様子なども改めて紹介したいと思います。
クジラで有名なハービーベイの観光

>Acknowledgement to Country

Acknowledgement to Country

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