シドニー郊外アレクサンドリアにある家族経営の『2 Halfs Brewing Distilling』は、数軒あるアレクサンドリアのブリュワリーの中でも、ちょっと外れた場所にあるかもしれません。
グリーンスクエア駅からわりと近いのですが、目立たない裏通りにあります。
でもレビューがすごく良くて、特に本格的なビールを楽しみたい人には色んなスタイルのビールがあって楽しいのではないでしょうか。ビールにあまり詳しくない私が行っても、とても落ち着く良い場所でしたよ〜。
そして、おいしいピザも食べれます。
裏通りになるブリュワリー
この日、シドニーは暑くて暑くて、そういえばまだ『2 Halfs Brewing Distilling』には行ったことがなかったな!と思って、そこに避難することにしました。
ブリュワリーの例に漏れず工業地帯のような場所でしたが、壁に大きな絵が描かれていてすぐに発見!
シーンとしていたので、一瞬「お休みかな?」と思いましたが、ちゃんとオープンしてました。
2 Stokes Ave, Alexandria NSW 2015
https://2halfs.com.au/
タップルーム: 木 1pm-9pm / 金・土 1pm-10pm / 日 12pm – 6pm / 月〜水 定休日
出入り口は表と裏、2ヶ所ありました。
裏口は本当に裏!って感じの通りです。本当にオープンしてるのか、ちょっとドキドキ。
裏の入り口を覗いてみると、手前は倉庫っぽかったですが、奥にちゃんとタップルームがありました!
平日の昼下がり、この時はお客さんが全然いませんでした。(後でひと組カップルが来ましたが)
ここのテイスティングトレイは、$20で5種類のビールが選べるとのこと。ちょっとお得感がありますね。
でも、対応してくれたおじさんに「ラガーはどれ?」と聞いたら結構たくさんあって、何を頼めば良いのか分からな過ぎて迷ってしまいました。
よく見ると We ❤️ to Lager! と書いてあるので、そりゃ多いのも納得。ヨーロッパのエールやラガーも多いようです。
でも選べなさ過ぎて、おじさんに「適当に5種類選んでくれませんか?」とお願いしてみたんですが、おじさんは「うーん、好みによるからなあ」と困った様子。
こういうのって、チャチャッとおすすめビールを選んでくれる人と困る人と分かれますよね。
そしてらおじさんが、「よし、うちのワイフが選んでもらおう。おーい!」と奥さんを呼んでくれました。
さすが奥さん、「まず軽い感じのラガーから始めるのはどう?」と私に確認してくれつつ、本当にチャチャッと選んでくれました。
そして私が「暑い、暑い」と呟いてたら、「あっちだと扇風機が回ってるよ」と勧めてくれたので、そこに場所に座りました。
持って来てくれるというので、扇風機で涼みながらビールを待ちます。
そして来たのがこちら!
ビールの色もきれいにバラけていてきれいですが、味も良い感じに選んでくれてるなと思いました。さすが奥さん。
参考になると思うので、種類と感想を書いておきますね。
とても飲みやすくて良かったです。
6、Kirkanator (Bock Lager)
チョコレートのような、トフィーのような味がおいしかったです。
8、Baguette Blanche (Witbier)
ドイツのバイエルン州スタイルのビールらしいですが、微かな苦味があって、かつ華やかな感じだと思いました。
11、Stone (Hazy Pale Ale)
ニュージーランドとアメリカ北西部のホップを使っているビールなんだそうで、レモンのような爽やかさと、ちょっと苦味が良かったです。
15、De Dubbel (Belgian Style Dubbel)
ベルギースタイルのビールを飲んだ瞬間、甘いと思いました。でもそれはサワー系の甘さではなく、ビールの甘みです。そして後からちゃんと苦味もきました。
ちなみに、奥さんが「この壁のQRコードをスキャンしたら、ビールの説明が出てくるよ」と教えてくれた通り、Tap List に飛びます。このウェブサイトにアクセスして詳細を見ながら味わうと、さらに楽しくなるかもしれません。私はすごく参考になりました。
最初、スマイルは全くないので怖い人なのかな?と思いきや、とても親切な方でした。オーストラリアのアクセントではなかったのですが、どこの国なんだろう。
小さなグラスで5種類を$20で飲めるのは嬉しいなーと思いつつ、ツイッターしながらゆっくり飲んでいたのですが、暑いてのでビールがすぐ緩くなってしまって。
でもそのタイミングで奥さんが冷たいお水まで持って来てくれたんですよね。
そして、ふと「あっ、もしかしてブリュワリー名の2 Halfs って、2人でひとつってこと⁉︎」と思って、ひとりでほっこり。
帰る時に奥さんにも「ありがとう」と言いたかったのですが、もう上がったみたいで違う若い男の人と交代したみたいで、いませんでした。
ブリュワリーには関係ないですが、ブリュワリーの隣のオーガニックショップもちょっと気になりました。オンランがメインのお店みたいですけど。
おわりに
ブリュワリーは場所や雰囲気、ビールのタイルなどそれぞれ色んな特徴があって、とても楽しいなあと思います。
こんな裏通り、普段だったら行かないので、これだからブリュワリー巡りはやめられません!