シドニーのボンダイビーチはいつも人がいっぱいで活気がありますが、ノースボンダイの方は、もうちょっと人が少なくてゆっくりとしています。
ビーチ沿いにはオーシャンプールや遊具のある公園、バーベキュー台、眺めの良い短いウォーキングトラックもあり、近くにはおしゃれなカフェも。
町と自然が両方楽しめるエリアで海を眺めながらコーヒーを飲むなど、ゆったりと過ごすのにおすすめの場所です!
- Children’s Pool / Wall Weekes Tidal Pool
- Biddigal Reserve
- Ray O’keefe Reserve
- Sam Fiszman Park
ノースボンダイに行こう!
ノースボンダイは、ボンダイビーチの北側です。
南側から約1kmの距離を歩いても良いですし、バス (333、380など) も近くまで行きます。
ボンダイビーチをずーっと歩いて、ボンダイパビリオンやノースボンダイ・サーフライフセイビングクラブの建物を通り過ぎるとノースボンダイです。
そこまで行くと、道が3つに分かれる場所に辿り着きます。
左に行くと、カフェなどがある Campbell Parade
左の『North Bondi Fish』脇の坂と階段を上がると、バスターミナルやカフェなどが数軒ある Campbell Parade です。
そこで食事をしたり、コーヒーなどをテイクアウェイして公園でピクニックしたりしても良いかもしれませんね。
ボンダイビーチの北に位置するノースボンダイには、ビーチの雰囲気を残したおしゃれなカフェもあれば、近所の常連さんたちで賑う住宅街にあるローカルな雰囲気の飲食店もあります。数はボンダイビーチほど多くないですが、観光地の騒がしさから少し離[…]
坂の途中にあるのは、戦争記念碑です。
ですが、今回はベン・バックラー (Ben Buckler) という岬にある Ray O’keefe Reserve や Sam Fiszman Park を紹介したいので、こっち方面ではなく、右の道を行きます。
右側にある道へ
正面の Ramsgate Avenue を通っても良いのですが、右側の道の方が眺めが良いのでお勧めです。
ちなみに、ここは約10kmの道のりを歩く Bondi to Watsons Bay Walk のスタート地点であり、80kmの Bondi to Manly Walk の一部でもあります。
この角にある2台のバーベキュー台やテーブルなどがある広場は、Biddigal Reserve の一部です。海が見えるロケーションでバーベキュー、最高ですね。(飲酒は禁止)
シャワーもあります
そして、右に見えるのがオーシャンプールです。
途中に Biddigal Reserve を上る階段があるので、ここを通り抜けて Ramsgate Avenue へ出ましょう。
でもその前に、ちょっとこのオーシャンプールについても紹介しておきます。
タイミングが重要なオーシャンプール
オーシャンプールは2つあって、右側が North Bondi Children’s Pool、左側がノースボンダイ・サーフライフセービングクラブの創設者のひとりにちなんで名付けられたWally Weekes Tidal Pool です。
ただ、このオーシャンプールは満潮時には水量が多くなり、うねりが激しくなるので注意してください。
逆に干潮時は水が足首がつかる程度で空っぽになるので、利用するなら事前に調べておくことをお勧めします。
風の強い満潮の時に来たら波がかなり高く、水のうねりが激しくてプールどころではなさそうでした。
満潮 (Hight Tides) と干潮 (Low Tides) は、North Bondi Tide Times and Heights から調べられます。満潮時から1時間ほど経ってから訪れるとちょうど良いらしいです。
この辺りは普段から波が高いので、サーフィンをしている人の様子もよく見えるんです。
良かったら参考として動画もアップしたので、観てみてください↓
ベンチもたくさんあるので、ここでゆっくりしても良さそうですね。
この道、最後は一応行き止まりになっていますが、下に降りる階段があります。釣りをする人などが利用しているようです。
向こうの方に橋もありますが、波がちょっと高かったので降りれませんでした。
Bondi to Manly Walk のアプリによると、ここら辺にアボリジナルの岩に掘った絵が残ってるらしいですよ。(私は探せず)
では、先ほどの階段を上がって Biddigal Reserve の真ん中を突っ切り、Ray O’keefe Reserve や Sam Fiszman Park に向かいます。
Biddigal Reserve
階段をがると、2台のバーベキュー台やテーブルなどがある場所の上に出るのですが、そこには海の生物のプレイグラウンドがあるので、見てみてください!
ボンダイビーチを背景に、魚や龍 (?) やタコやカメやワニなど色々なモチーフ、かわいいですよね。
テーブルもあるので、海を見ながらピクニックする場所としても最高です。
シティからボンダイビーチ行きの333のバスの終着点でもあるノースボンダイのバスターミナル周辺には、おしゃれな飲食店が集まっています。その中でも『カフェ・ボンダイ (Cafe Bondi)』は目立ってかわいらしく、海を見ながら食事[…]
そして、この石碑には2つのことが書かれていました。
このプレイグラウンドは Joy Smith という人を偲んでボンダイジャンクションのロータリークラブが1979年に設置したとのこと。
それから、この Biggigal Reserve は、ニューサウスウェールズ州初のアボリジナル法廷弁護士 Robert Bellear (1944–2005) が、この地で暮らしていた先住民 Bidjigal の人々 (スペルは複数あり) に捧げたものとのことです。
さて、ここから Ramsgate Avenue に出られるので、しばらく住宅街を南 (右) へ歩きます。
Ramsgate Avenue から行く場合
先ほどの三叉路の真ん中の道 Ramsgate Avenue から行っても、ちょっと大回りになるだけで同じ Biddigal Reserve の上に出ます。
この通りには『Speedos Cafe』やサーフスクールも。
道なりにずっと歩いていくと Ray O’keefe Reserve に着きました!この一帯がベン・バックラーです。
Ray O’keefe Reserve
下に降りると、海沿いを歩く道があります。
左側には Ray O’keefe Reserve と書かれている石碑 (?) も。
日に焼けて薄くなっていましたが、看板もありました。
看板には「この岬はベン・バックラーと呼ばれていますが名前の由来は定かでなはく、先住民の言葉からか、もしくは囚人の名前、それともスコットランドにある Benbecula という島から来たのかも?」というようなことが書かれてます。
でも、なぜ Ray O’keefe Reserve という名前なのかは書かれていません。ネットでも調べてみましたが、いまいち情報は不明です。
さて、ここを降りて海岸沿いの道を左に歩いて行きます。
そこにあった看板
海沿いの道をどんどん進んでいきます。
道が二手に分かれてました。
ひとつはベンチがあって行き止まりです。
ここからの景色
ふと下を見ると、岩にプレートがあるのが見えました。カメラで拡大してみましたが、よく読めず。
こんな激しい波の近くには行く気になれないので、結局何を書いているのか分かりませんでしたが、近くで魚釣りしている人もいてびっくり。大丈夫なの?
もうひとつの道はどこに繋がってるんでしょう?途中に階段がありましたが、普通の道路に出てしまうので、更にまっすぐ進みます。
で、結局は行き止まり。ここから階段で上に行くしかないようです。
やっぱり普通の道路に出てしまいましたが、もうひとつの階段を上がると Sam Fiszman Park と書かれた看板がありました。
Sam Fiszman Park
ここら辺が Sam Fiszman Park になるんですね。というか、どこからどこまでが Ray O’keefe Reserve だったのでしょうか?それとも Ray O’keefe Reserve の中に Sam Fiszman Park があるのか?
このパークは2008年に 360 Degree Landscape Architects が設計したもので、ホロコーストでユダヤ人迫害に遭った生存者 Sam Fiszman にちなんで名付けられたそうです。
更に上にまだルックアウトみたいなところがあるようなので、坂を上ってみます。
そして到着!
展望台と、ベンチがひとつ。
ここから先ほどの Sam Fiszman Park の看板が見えますね。
これで、海沿いのショートウォーキングトラックは終わりです。
来た道を戻ってまたビーチへ出るか、違う道 (Brighton Blvd) からカフェの多い Campbell Parade に行くかは自由ですが、Bondi to Manly のウォーキングコースは前者の道を通って北上し、ワトソンズベイを目指します。
ここから Campbell Parade に出ると、先に紹介したようにカフェやレストランなどがあります。
何となく雰囲気がかわいらしいエリアです。
ボンダイビーチの北に位置するノースボンダイには、ビーチの雰囲気を残したおしゃれなカフェもあれば、近所の常連さんたちで賑う住宅街にあるローカルな雰囲気の飲食店もあります。数はボンダイビーチほど多くないですが、観光地の騒がしさから少し離[…]
おわりに
ボンダイビーチとノースボンダイは一緒にされがちかもしれませんが、観光地のボンダイビーチと違って、ノースボンダイは落ち着いているのが良いところではないでしょうか。
賑やかさからちょっと離れたい時は、このベン・バックラー辺りに来ると良いかもしれません。