この大きな斧(Big Axe)は、Kew Visitor Information Centerの前に建っています。
ニューサウスウェールズ州にあるこの人口約650人程度の町Kewは、Camden Havenという地域のひとつなのでCamden Haven Visitor Information Centerとも呼ばれ、ポートマッコーリの管轄地域となっています。
ポートマッコーリから南に約30km、ニューキャッスルから北へ約200kmの場所に位置します。
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地元の人たちに愛されている町のシンボル
ぱっと見周りに何もなくて、静かな場所に立っているこの斧。
私が行った時は、バイカーたちが記念写真撮ってました。
(Photo Taken: 8 October 2017)
Kew Visitor Information Centre
133 Nancy Bird Walton Drive,
Kew NSW 2439
この斧は1979年に作られたのですが、木製だった為にありの被害にあって2002年に新しくなったそうです。
これで新しくなるのは3度目。
この斧と斧の支えの重さはトータル800kgだそうです。
昔の写真を見るとかなり傷んでいるように見えますが、今はピッカピカで新しい感じです。
面白いのは、作り直された時に以前よりも2メートル程低く設定して、訪問者が写真を撮りやすいようにしたんですって。確かにこの高さだと良い感じです。
それくらいこの斧は人気という事ですよね。
実際地元の人たちに熱烈なファンがいるくらい、この町の歴史的シンボルとして親しまれているようです。
意外に面白い背景
何で斧なんだろう?と思ったんですが、やはり材木産業が盛んな地域の象徴とされてるみたいです。
この地域の木材産業は100年以上たった今現在でも、地元の人たちの重要な産業となっているそうです。
そして、このカムデンヘブンという地域には、意外と興味深い歴史も多いようで、ケンダル(Kendall )という詩人Henry Kendall(19世紀)にちなんだ町があったり、スリーブラザーズマウンテンという4500年以上前のアボリジニの伝説にも出てくる山があったり。
スリーシスターズは超有名観光地ですけど、スリーブラザーズもいたのは知りませんでした。この名前、1770年にジェームズ・クックによって付けられた名前なんだそうです。
ジェームズ・クックについてはこちら。
→ 大きなクック船長!
この辺の地域は、地味でマニアックと言えるかもしれませんが、散策したらとても面白いかもしれませんね!
という事で、カムデンヘブンのリンク(英語)を貼っておきます。
https://visitcamdenhaven.com.au