オーストラリアはとても広い国なので、町から町への距離が日本とは桁違いに遠いことも多いです。
しかし、何時間も同じ景色の道路を走って単調になりがちの時、目を覚まさせてくれるのがオーストラリア全土に散りばめられている大きなインパクトのある建物たち。
シドニーから南西へ約200km (車で約2時間)、Hume St を車で走っていると突然道路に現れるニューサウスウェールズ州ゴールバン (Goulburn) のビックメリノ(Big Merino) もそんな建物のひとつです。
ぜひ車を一旦止めて、立ち寄ってみてください。
[adchord]
ビッグメリノとは?
メリノとは上質なウールで知られるメリノ種の羊の事。羊毛産業が盛んなオーストラリアの約80%がこのメリノ種と言われていて、産業地域であるゴールバンには、ビッグメリノの建物がそれを象徴するかのように建っています。
The Big Merino Gift Shop
Corner of Hume and Sowerby Streets, Goulburn NSW 2580
http://www.bigmerino.com.au
8.30am – 5.30pm
中がおみやげ屋さんや展望台になっていますので、ドライブの途中でちょっとひと息ついてはいかがでしょうか。高品質のウール製品もこちらでどうぞ。
プロダクト・展望台
ビッグメリノの裏手におみやげ屋さんの入り口があります。
おみやげ屋さんにはウールのセーターや靴下などの衣服が販売されている他、子供向けのふわふわなぬいぐるみ、ビックメリノのマグネットやポストカードのようなグッズも置いています。
記念コイン作る機械もあるので、旅の思い出に作るってみても良いかも?
展望台では、羊の目の穴から外が見れます。
この建物について
ビッグメリノは1985年に連邦政府 John Brown のもと、アデレードのビルダー Glenn Senner によって6カ月かけて建設された、高さ15.2m・長さ18m・重さ97トンの建物です。
設計は Gary Dutallisですが、モカニー兄弟 (Attila and Louis Mokany) が考案した事でも有名で、彼らはBallina の巨大エビ (Big Prawn) や Taree のビックオイスター (The Big Oyster) も手掛けています。
関連記事
その後、ゴールバンにバイパスが出来て町が変化していった為、このビッグメリノも2007年5月26日に800メートルほど動かされています。
おわりに
ゴールバン自体は産業地域で観光する場所は少ないですが、このビッグメリノは一度は行ってみる価値ありです。
シドニーからキャンベラやメルボルンなどに行く際の通り道になる町でもありますので、ここでひと休みしてみてはいかがでしょうか。
NSWのビッグシリーズはこちら