カラフルなインドのお菓子がズラッと並んでいると、味は想像はつかなくても見るだけでワクワクしてしまいます。
そんなインドのスイーツとスナック専門店があるのは、パラマッタ郊外ハリスパークにある『Chatkazz Sweet & Namkeen』です。
このお店はインドのストリートフードを提供するレストランの姉妹店で、ハリスパークの他には Wentworthville (パラマッタの近く) や、Bella Vista (ブラックタウンの近く)、他州だとキャンベラやアデレードにも店舗があります。ですが、スイーツとスナック専門店があるのはここだけ!
お菓子の名前はヒンディ語なので、この記事では解説をつけながら紹介します。気になるお菓子が見付かると良いですね。
インドのスイーツ & スナック専門店
「ええっ、インドのお菓子屋さんがある!」
インド人街のハリスパークとは言え、シドニーにこんなお店があるなんて、ちょっと感動しました。
Shop 2/2 Station Street East, Harris Park NSW 2150
https://www.chatkazz.com.au/
月 4pm-10pm / 火〜日 11am-10pm
Namkeen (ナムキーン) というのが、スナック菓子のことらしいです。
中に入ると、色とりどりのお菓子がズラリ!
ぱっと見、日本の和菓子屋さんのようにも見えますが、もちろんインドのお菓子です (笑) 近くで見ると知らないお菓子や名前の札が並んでいます。
こういうお菓子はインディアンレストランの横でちょっと売っているのは見たことありますが、この規模は初めてなので、圧巻でした。
うーん、このカラフルなエクレアみたいなのは何でしょう??
多分 Chamcham (チャムチャム) が甘く煮詰めた激甘スイーツみたいなので、そのクリームが入ってる版でしょうか。
真ん中右のラムボールみたいなやつは Kala Jamun (カラジャムン) と書かれていますが、世界一甘いと謳われている Gulab Jamun (グラブジャムン) と基本的には同じではあるものの、もっと長い時間揚げて黒くなったものだそう。それにココナッツか何かがまぶされてるんですかね。
そして上の白くて丸い Rasgulla (ラスグッラ) というのは、どうやらここにくる前に行ったレストランで食べたデザートですね。カスカスのスポンジがローズ味のシロップに漬けられていて、噛むとジュワッとシロップが出てくるやつ。
いずれにしても激甘デザートです。
こちらはもっとカラフル!
左下の Halwa (ハルワ) は中東で広く食べられている伝統お菓子で、地域によって色々ですが、小麦粉やセモリナなどの粉にバターやギー、フルーツなどを加えて作られるお菓子だそうです。
右上の Paan (パーン) は葉っぱにスパイスなどを包んだ噛みタバコのようなお菓子みたいですが、ここにあるのは葉っぱに見立てた感じ?
Kaju はカシューナッツのこと、Pakija はパッケージ、Kamal Bhog の Kamal は蓮、Bhog は儀式などで提供されるものということでしょうか。
Barifi (バルフィ) はミルクを煮詰めて作る、インド版ファッジのようなふわふわしたお菓子。色んな味があります。
Kesar はサフランのこと、Peda はカルダモンなどが入った丸いお菓子だそう。
ふむふむ…。
真ん中のペルーグリーンドライフルーツというのは、本物のフルーツの形?それともそういう形に作ってるだけ??
あと銀箔みたいなのがついたお菓子も目立ちますね。
左下の Kaju Katli (カジュカトリ) は、カシューナッツペーストに砂糖などを練り込んだひし形のお菓子で、祝いごとなどに食べれるそう。
ショーケースの中だけではなく、上にもあるんです!
Adadiya (アダディヤ) は、クラドダル粉、ギー、砂糖で作られるクジャラード州の伝統的な甘い食べ物で、体をあたためるので冬に食べられるそう。こちらは四角いですが、マフィンのような形をしたものの方が多くネットでは出てきました。
Kaju Rotlo と書いているのは、多分 Kaju Rotia のことで、カシューナッツとコヤ (乳製品) を混ぜて作ったロティ型の甘いお菓子のようです。
Patisa (パティサ) はお祭りの時などに食べられるギーを使ったサクサクのお菓子。
右のコンテナに入ってる Vada Pav (ワダパブ) は、ベジタリアン向けのファーストフードで、ポテトの揚げ団子をパブと呼ばれるパンに挟んだ屋台で人気のインド風バーガーだそう。そんなものまで売っているんですね。
他にもたくさんありますが、これくらいにしておきましょう。
それにしてもここ、キロ売りなので値段が分かりにくい!
散々迷いながら、他のお客さんが何をどうやって注文するのかをこっそり観察しつつ、だいたいの目星をつけます。
お菓子の名前は発音が分からなくて店員さんに通じる自信がなかったので、「これとこれと…」と、ガラス越しに指をさして買いました。
で、見てください!こんなかわいい箱に入れてくれましたよ〜。
これで$10いかないくらい。
うちのパートナーにも!と思って2個ずつ買ったんですけど、パートナーはこういうの苦手らしく (知ってたけど買ったらもしかして食べるかと思った)、結局手も付けなかったので、私が全部食べました。
私的には、どれも当たりだったんですけどね。
カジャカトリは私が想像していた通りの味というか、柔らかいクッキーともファッジとも言えないような食感。好きです、これ。
丸いビスケットみたいなやつは名前を忘れてしまったのですが、しっとり練乳みたいなものが沁みたクッキーみたいで、こちらも美味。
この揚げ餃子みたいなやつは Gujiya (グジャ) と言って、中にはドライフルーツやスパイスなどが入ってます。少し不思議な味でしたが、香ばしくてておいしかったですよ。
ああ、楽しい。何度も通って色々試してみたいと思ってしまいました!
ちなみに、ここはインドレストランの姉妹店だと最初に書きましたが、そちらも気になってます。
後で撮った写真を見て気付きましたが、友達と「この木、作り物感がすごくない?」なんて言っていたこのお店が姉妹店だったんですね (笑) いや、一目で作り物と分かるような木が、やたら印象的だったもので…。
知らないことが多くてちょっと戸惑ってしまいまいましたが、とても楽しかったです。また来なきゃ、ハリスパーク!
シドニー中心部から電車で1時間ほど揺られて、リトル・インディアと言われるパラマッタ郊外のハリスパーク (Harris Park) に来ました。でも、友人と2人で「インド料理を食べよう!」と意気込んでいたのですが、想像以上のインド街で[…]
リトル・インディアで有名なパラマッタ郊外のハリスパークに、『インドチャイニーズ (IndoChainese)』というお店があります。名前からして「インド中華」というジャンルの料理を専門とするお店かと思いきや、インド中華もありますが、[…]
おわりに
未知のお菓子はまるでびっくり箱みたいで、食べるまでどんな味か分からないドキドキ感があります。
当てずっぽうに選んで試してみるのも楽しいですし、後から調べて「そうだったのか!」と分かるのも楽しくて、2度楽しめました。
今までインド系のお菓子や料理にそんなに興味を持ったことはなかったのですが、こうやって目の当たりにするともっと知りたくなりますね!
シドニー中心部から西へ約20km、電車で1時間ほどの場所にあるパラマッタ郊外ハリスパーク (Harris Park) は、インド人及び、ヒンズー教徒の大きなコミュニティがある地域です。リトルインディア (Little India) […]