私のパートナーは複数の競走馬のオーナー (と言っても数十人とシェア) なので、自分の馬が走るレースがある時は実際に競馬場に足を運んで見に行くことがあり、私もたまについて行きます。
その関係で3月終わりの日曜日、シドニーから南西へ約195kmのところにあるゴールバン (Goulburn) の競馬場『Goulburn and District Racing Club』に行ってきました。
私にとっては貴重な機会だったので、その時の様子を紹介します!
シドニーからゴールバンに向けて出発!
12時半過ぎにシドニーの自宅を出発。
パートナーの仕事がなかなか終わらなかったために家を出る時間が少し遅くなったとのことで、彼は少し焦っていました。
というのも、見たいレースは3時20分からスタートですが、馬主の特権としてレース前にジョッキーやトレーナーと話す機会が持てるので、それに間に合うかどうか微妙な時間帯だったからです。(車のGPSは、到着時間は3時半だと表示してました)
2人も初めて行く競馬場、間に合うでしょうか。(間に合わないとパートナーがイライラして面倒くさくなりそうなので、私は心の中で間に合うように祈ってました!)
ちなみに、車を走らせる途中で久しぶりに Sutton Forest にある『Heatherbrae’s Pie』の看板を発見!今回は時間がなかったので行ってませんが、キャンベラやメルボルンに車で行く時に、たまに寄るパイ専門店です。
そして心配していた時間ですが、(願いが通じたのか) 思ったよりもスムーズに車は進み、3時くらいに競馬場に到着!
広いサッカーグラウンドを通り抜けてたどり着いた競馬場の入り口は、思ったよりも小さくて分かりにくくて小さい印象でした。
後で調べると、もともと Taralga Road にありましたが、1999年に現在の Racecourse Drive に移動したそうです。
ゴールバンの競馬場
駐車場に車を停めて、降りるとプーンと馬糞の匂いがしました。
周りには、馬を運んで来た車がいっぱいです。
Racecourse Drive, Goulburn NSW 2580
https://goulburnraceclub.com.au/
そして、こちらが競馬場の入り口。
写真には写っていませんが、係の人が立っています。
通常は入場料を払うのですが、パートナーが今日走る馬の馬主であることを説明すると、受付で手続きするように言われました。(馬主は入場無料)
中へ進むとすぐのところで、馬たちがレースに出る準備をしています。
さらに進んで、受付やレースコースがある建物へ。
受付を済ませると、馬主であることを知らせるタグをもらいました。タグはパートナーと私1枚づつ、ドリンクバウチャーは1枚だけです。
もし自分の馬が優勝したら、シャンパンを振る舞ってもらえるらしいのですが、私はまだ一度もそんな場面に遭遇したことがありません。さて、今回はどうでしょう?
タグは服など見える場所に付けます
ゴールバンにおける競馬の歴史はオーストラリアにしてはそこそこ古く、今回意識していなかったので見落としましたが、1833年に行われたゴールバンカップのトロフィーが競馬場に飾られているようです。
1838年にニューサウスウェールズ警察 (NSW Police Troopers) によってチャレンジレースが開催されたという記録もあり、それは競馬場より南、中心地より北にある、現在 Gordon Hotel ある場所周辺で行われました。
飲み物はバーで買えますが、キッチンはクローズしてました。残念。
入り口のところにあったステンドグラスがカッコ良かったです。
レースに参加する
建物の中には大きな建物があるので直接レースも見れますし、スクリーンもあります。
窓からちょうどレースコースが見渡せるようになっています。
もちろん、外でレースを見る人もたくさんいました。
椅子もたくさんあります。
下まで来るとこんな感じ。
こちら側にはテーブルも設置されていました。
子供の姿もちらほら見掛けるのがオーストラリアらしいです。かわいいふわふわのドレスを着た女の子もいました。
レースが始まる前に、馬主の人はここでジョッキーと話が出来ます。レース後には、優勝した馬のジョッキーにインタビューをしている人の姿もありました。
シドニーから3時間近くかけて見に来たレースの結果は…。
期待していたパートナーの馬は、最後の方。
いつも思うんですけど、競馬レースって私の気付かないうちにスタートしてて、あっという間に終わってしまうイメージです。視力も良い方ではないので、生で見ていると馬も小さくて「え、どれ?」と思っているうちに終了してる、みたいな。
一応スクリーンには映し出されるんですけどね。
パートナーの馬主友達も来ていて、パートナーが友達の馬が走る4時のレースも見て帰ると言い出しました。
競馬にほぼ興味ない私は、仕方ないのでバウチャーでシャンパンをもらって、レースが終わるまで待つことに。ちなみに、直射日光が当たって結構暑かったので、途中で日陰に移動しました (汗)
結局、馬主友達の馬は3着。2着にならないと意味がないらしくて、残念でした。
ちなみに、その時パートナーの馬主友達の彼女 (今年1月にオーストラリアに来てブラックタウンの近くに住んでいるという親しみやすい感じのアジア人女性) も来ていて、私以外のアジア人を見たのは、今日初めてです。
実はこの日、この後ビクトリア州のベンディゴでもパートナーの馬が走るとのことで、スクリーンで映し出されるレースまで見て帰ろうかということに。なので、バンダバーグラムを飲みながら待つ…。
「んー、じゃあ7にする」と適当な番号を言って馬券を買ったら、なんと1位に!
私は$5が$20になって戻って来た程度でしたが、パートナーもアプリで7を賭けてたので、$100くらい勝ったみたいです。
とりあえずパートナーの機嫌が良くなって良かった良かったと思っていたら、その後、更に奇跡が起こりました!
なんと、ベンディゴのレースでパートナーの馬が優勝したんです‼︎
大きなスクリーンで映し出されるベンディゴのレースを前に、パートナーに「オレがスクリーンに叫ぶ後ろ姿をビデオ撮って」と頼まれた私は、一部始終を動画に収めました (笑)
ベンディゴなので優勝シャンパンは貰えないですし、何も興味なく隣で見ている私としては勝っても負けてもどうでも良いのですが、最後にパートナーが機嫌良くなったならそれで良し!これで楽しい気持ちでご飯を食べに行けます。
ランチをろくに食べてなくてお腹ペコペコだったので、久しぶりにゴールバンの街中にある有名なパラゴンカフェに行くことになって、私の心はもうそのことでいっぱい。楽しみー!
おわりに
私目線の記事なので、競馬好きには物足りないかもしれませんが、ゴールバンの競馬場の雰囲気だけでも分かってもらえれば良いかなーと思って書きました。
とはいえ、シドニーからちょっと離れてますし、行く人はあまりいないかもですが、これもオーストラリアらしい一面ではないかと思います。