フランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトン (Louis Vuitton) の世界巡回展『SEE LV』がシドニーのサーキュラキーで開催されています。
2020年に中国の武漢から始まり、2021年には同じく中国の杭州、2022年はドバイ、7月には東京ミッドタウンで、そしてシドニーは2022年11月4日〜12月11日までです。
開催都市によってテーマカラーが違うそうで、東京はピンクだったのですが、シドニーはビーチを連想させるようなブルーの建物。中には無料で入れます。
ルイ・ヴィトンの世界巡回展『SEE LV』
10月下旬、オペラハウスのある観光地サーキュラキーを歩いていると不思議な建物が。
「なぜこんなところにルイ・ヴィトン??」とは思いましたが、あまり気にしてませんでした。
そして、その2週間ほど後にまた通りかかったらオープンしてて、しかも入場は無料とのこと。それならと思い、中に入ってみました。
First Fleet Park, The Rocks NSW 2000
https://www.therocks.com/whats-on/campaigns/louis-vuitton-see-lv
2022年11月4日〜12月11日の毎日 10am-10pm
※ 予約するなら上記のウェブサイトから。
ちなみに、私がまだ日本で学生だった頃にルイ・ヴィトンが大好きだった友人に付き合ってパリの本店まで行った思い出はありますが、私自身は全然こういうブランド品は持ってません。ですが、結構楽しめましたよ!
週末は混み合う可能性があるので予約した方が良いかもしれませんが、この日は月曜日ということもあり、すんなり入れました。
中を紹介する前に、ちょっと簡単に、ルイ・ヴィトンについての概要も書いておきますね。
ルイ・ヴィトン概要
1854年、ブランドの創始者であるルイ・ヴィトンがパリでオープンしたのは、世界初の「旅行用トランク専門店」でした。
当時のトランクは丸みのある蓋が一般的だったのに対し、ルイ・ヴィトンの平たい蓋と防水加工が施された軽いトランクは画期的で、すぐに人気に。
1888年には跡を継いだ息子のジョルジュ・ヴィトンによって、現在でも人気があるダミエ・ラインと呼ばれるデザインを、そして1896年にはモノグラム・ラインを考案。
日本には1978年に進出。その後も様々なデザイナーを迎え入れ、プレタポルテコレクション (高級既製服) を拡大していきました。
ということで、ルイ・ヴィトンの世界巡回展『SEE LV』の中に入ってみましょう!
入り口でスタッフの人に念のため「写真撮っても大丈夫ですか?」と聞いてみたら、「どーぞ、どーぞ」という感じでした。
会場の中へ
入ってすぐにあったのが、モノグラムのカンガルーが!これはテンションが上がりますね。
展示は5つのテーマで構成されていて、160年余りの歴史を辿るコレクションと最新の技術が楽しめます。
① ルイ・ヴィトンの肖像画
ウェブサイトを確認すると、最初のセクションではルイ・ヴィトンの生まれ故郷であるジュラ (Jura) の写真100万枚を用いて若き日の彼の肖像画が展示されている、と書いてるんですが…、あったっけ?
ごめんなさい、ちゃんと見てなかったみたいです (笑)
レフィック・アナドール (Refik Anadol) というアーティストが人工知能を駆使して描いているそうですよ。
② ファッションやバッグ
ここでは、19世紀にデザインされた衣服が展示されています。
1906年製のトランクだそうです。
1890年から作られているバッグも年代順に見ることが出来ます。
③ 様々なルイ・ヴィトン商品
次のは、歴史を感じるトランクから最近のスケートボードまで、様々な時代の商品を展示しているセクションです。
こういうタンスみたいなのが長期旅行の時にあったら便利かも…なんて、色々想像しちゃいます。
④ デジタル体験
ここでは、モノグラムのデジタル画面の前に立って体を動かしたり手を上げたりすると、デジタル画面に映って一緒に動くという体験が。
⑤ 本などの販売
そして最後は、本などを売るお店があります。
色んな国の画集やガイドブックが売れていました。
シドニーもありましたよ!ルイ・ヴィトンのガイドブックなんて、おしゃれじゃないですか⁉︎
このガイドブックシリーズは1998年から発売されているそうで、ジャーナリストや作家、芸術家、著名人などに協力を仰いで作られている本なんだそうです。ちょっと気になりますね。
値段が書いてなかったのでスタッフに聞いてみると、ガイドブックは$59、棚にある他の本は$100以下で買えるとのこと。やっぱり高いですよね。
でももし会場に行けなくても、これらの本はルイ・ヴィトンのウェイブサイトでも買えるみたいなので、下のリンクをチェックしてみてください。
おわりに
たまたまふらっと寄ったので、意外とちゃんとみていなかったところもありました。でも、まだまだ始まったばかりなので、もう一回くらいいくっかもしれません。
もし行ける人は、ぜひリアルでどうぞ。