超高級住宅街モスマンは自然も多い地域だった

  • 2017年12月28日
  • 2022年8月4日
  • Mosman

ヨットレースがきっかけで、モスマン(Mosman)にあるシドニーハーバー国立公園(Sydney Harbor National Park)に来た私。

このモスマンという地域には車で何度も来た事はありましたが、こんなに整備されたブッシュウォーキングが出来る場所だとは、シドニーに10年近く住んでいるのに気付きませんでした!

色んな事が出来るモスマン

“モスマン” といえば超高級住宅街がある、オーストラリア国内で一番リッチな人たちが住んでいる地域!
優雅で上品なイメージしかなかったので、今まであまり自然とは結びつかなかったんです。

でもこの地域は、ちょっと軽く散歩したいという人から、がっつり歩きまくりたい!という人まで様々なニーズを満たしてくれるウォーキングコースが豊富ですし、第一次世界大戦を中心としたオーストラリアの歴史を見て回りたい!という歴史好きの人にも興味深い場所なのだと知りました。

こちらの記事に詳しく書いてます。
シドニーハーバー国立公園でヨットレース 見物
国立公園のブッシュウォークが歴史散策に

ここで大まかな地図も載せておきますね。
静かなビーチがある事でも知られていて、シドニーハーバー国立公園は名前の通りシドニーハーバーを望む、地図右側の海沿いに広がっています。

モスマンまではバスでも行けますが、今回はシドニーハーバーを望む国立公園に行きたかったので、サーキュラキーからタロンガ動物園行きのフェリーを利用しました。
フェリーだと30分毎に運行されてますし、15分もタロンガ動物園ワーフに着くまで15分もかかりません。

結局シドニーハーバー国立公園の入り口からChowder Head ➡︎ Clifton Gardens ➡︎Georges Heights(Headland Park)と歩いて来ました。
12時頃ワーフに着いてから現在3時半過ぎ。
すごく歩いた気分だったのですが実際3時間くらいしか歩いていないのには少し驚きました。

1日ではとても歩ききれません

本当はMiddle HeadBradleys Headにも行きたかったのですが、1日で全部まわるのは大変そうだし曇っていたので日を改めて来る事にします。
もらったパンフレットを見ると、そちらも景色が良さそうですし、歴史的なものも見れるようです。

Middle Headには2つの要塞跡があって、銃壕やベトナム戦争で悪名高い拷問 “Tiger Cage” に抵抗する為訓練を受けた場所があるらしいです。
まあ、戦争関連はどうしても重々しい感じがしますね。
詳しい事はMiddle Head Roadの終わりにあるBoom gateの反対側にインフォメーションスタンドがあるので、そこでセルフガイド用のパンフレットをもらってください、と私のもらったパンフレットに書いています。

そしてここは第二次世界大戦中、敵国日本の小型潜水艦がシドニー湾に入って来たのを監視員が見つけていたにもかかわらず、持ち場を離れられなかったので誰にも知らせられなかったという事態が起きた場所でもあるそうです。
んー?なら監視の意味がない気がするんですけど、どうした事でしょう?そこまで詳しくは調べてないので今のところ謎ではあります。
とりあえずシドニー湾周辺のめまぐるしい発展にも関わらず、この場所は何世紀もほとんど変わらない景観だという事なので、しばしタイムスリップした気分が味わえるかもしれませんね。ソース(英語)Herald Sun

Bradleys Headもライフルの壁(Rifle Wall)とかオーストラリア海軍の記念マストを飾っている場所(H.M.A.S. Sydney I Memorial Mast)とか、やっぱり戦争関連のものもありますが、ここはオペラハウスやハーバーブリッジが遠くに見えてめちゃくちゃ景色が良さそうです! 結婚式の場所としても人気のスポットみたいなので、ここはやっぱり改めて散歩やピクニックに来たいですね♡

(画像: http://www.nationalparks.nsw.gov.au)

それにしても…。
この地域って、どこもかしこもブッシュウォーキングの道が現れるイメージ。

帰路に向かおうと思って少し脇道に入ったら「あれ、何で私ブッシュウォーキングしてるの??」みたいなシチュエーションが何度かありました(笑) ← 単に方向オンチというウワサもありますが…。

でも本当によく整備されていて、犬の散歩をしている人とよくすれ違いました。
それくらいちょっとしたウォーキングコースがたくさんあるんです。
秘密の隠れ家のような林に囲まれた家とかも。

とりあえずMiddle Head Roadという大通りに出て、フェリー乗り場方面に向かって歩きます。(Georges Heightsからだと徒歩約25分くらい。そこまで行かなくても途中でバスも出ています。)
大通りを歩いていると、本当に信じられないくらいの豪邸ばっかりで驚くやらため息が出るやら…。
お城!?みたいな家も結構あるし、これはこれで楽しいウォーキングコースです(笑)

私の目の前を、犬の散歩をするグリーンのワンピースを来たおばあちゃんが横切りました。
そして道路を渡ったかと思ったら戻って来て、私が地図を広げてるものだから「あなた、道に迷ったの?」と聞かれました。
クイーンズランド州で地図を広げて歩いていたらよくこう聞かれたものですが、ニューサウスウェールズ州で聞かれるのは久しぶりです。
「いいえ、ただ散歩して歩いてるだけなんですよ。」と私。

「あそこにステキなウォーキングコースがあるの、さっき知ったわ。私はここら辺に住んでるけど気付かなかったの。でも犬は通れないらしくて残念だわ。」大通りを渡った所の脇にある小道を指さします。

オーストラリアのお年寄りって、すごくかわいくて幸せそうに見える人が多い気がします。
このエリアに住んでるっていう事は良いお宅のマダムでしょうか。ほんわか幸せな気分になりました。

その小道を歩いていると、草むらからガサゴソという音が。
こういう音は、クイーンズランド州でもここでもたいがいあいつです、あいつ。
ターキーです。

オーストラリアンブッシュターキーという、そのままの名前です。
草むらが多い所でよく見かける、大して珍しくもない鳥です。
「やっぱりあんただったんだね。」という感じ(笑)

その小道を通ってテニスコートや球場みたいな所を抜けて、目の前に現れたのがMosmam Drill Hall
1913年に建てられたシドニーで5カ所あるうちの1つだったかつての軍隊訓練所。

さあ、もう今日は歴史はお腹いっぱいかも。

動物園だけどショッピングだけでも楽しいかも

これで最後です。
ワーフに行く途中でタロンガ動物園に寄ったのですが、動物園入場の手前までは無料で入れる事を初めて知りました!

お土産屋さんにも入れて結構広いです。
めちゃくちゃ大きな動物のぬいぐるみから大人の私が欲しくなるようなグッズまで、品揃え豊富でした。
このお店を見る為にまたわざわざ来ても良いかも!と思ったくらいです。
ちょっとだけオンラインショッピングで覗けるので興味があれば見てみてください。
https://zooshop.taronga.org.au

という事で、色んな事を詰め込みまくったモスマンの1日を3回に分けて書きました。
これで長い1日はおしまいです。
お付き合いくださった方、ありがとうございました!

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Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Gadigal peoples of the Eora nations, Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるエオラ、ガディガルの人々を含むアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。