いつの間にか12月も中旬。町を歩いていたら『Noël Sydney』というイベントの看板を見付け、地図と道路の目印を辿っていったら、デジタルのツリーの森が輝くボタニックガーデンに辿り着きました。
そして、そこで開催されていたクリスマスマーケットでは、マーケットならではのローカルな商品がたくさん売られているではないですか!
オーストラリアのクリスマスは真夏ですが、一体どんなものが売られていると思いますか⁉︎
これらはクリスマスプレゼントやお土産にも喜ばれそうなので、メモも兼ねてクリスマスの雰囲気と一緒に書き留めておこうと思います。
※ 2022年は12月9日〜24日までです。
『Noël Sydney』のイベント
『Noël Sydney』はマッコーリストリート (Macquarie Street) のライトトレイルのライトアップから始まります。
歴史的建造物がライトアップされていたり、音と光の展示があったり。午後8時になってもまだうっすら明るい夏のシドニーですが、完全に暗くなるととても幻想的です。
分かりやすく目印もたくさん出ていますし、道の途中には多くのスタッフが待機していて「メリークリスマス!」と明るく声を掛けながら誘導してくれるので、迷うことはありません。
順路に沿ってどんどん歩いていくと、たくさんのデジタルクリスマスツリーで飾られたロイヤルボタニックガーデンに到着し、そこではクリスマスマーケットが開催されています。
ボタニックガーデンでは、12月16日から24日まで毎晩2回のスカイショーが開催されたり (私は見てませんが)、ライブパフォーマンスも随時行われたりしていて、とても賑やか。とにかくすごい人です!
最初、私はパッと雰囲気だけ見て帰るつもりだったのですが、心惹かれるものがたくさんあって無理でした (笑)
次の日も改めてクリスマスプレゼントを買いに行くくらい良いものがたくさんあったので、そんなお店をいくつか紹介しますね!
マーケットで見付けたローカルなお店
こういうフェスティバルのマーケットでは、生産者さんと直接交流が出来るのも楽しいところですよね。
お店はほとんどマーケットかオンラインのみの販売のところが多く、初めて知る素敵な商品がたくさんありました。
Love Dem Appples (ホームメイドキャラメルアップル)
何も買うつもりもなくフラフラと見て回っていたのに、あまりにもかわいいのでつい買ってしまったのがこちら。
これ、キャラメルアップルというリンゴにキャラメルなどがコーティングされたものなんです!北米で人気のあるデザートをシドニー風にアレンジしたものなんだそう。
店員さんに「どうやって食べるんですか?」と聞いたところ、その場で食べるならここで切ってくれるし、家で食べるなら自分で切れば良いということでした。
クリスマスバージョンでも$12くらいだったので、買ってみることに。
フレンドリーなお姉さんにキャラメルをかけるか聞かれたので、とりあえずイエス。外がパリパリ、中がシャクシャクで、とてもおいしかったですよ〜!(ひとりではちょっと多いと思う人もいるかもしれません)
これを持って歩いていると目立つようで、色んな人の視線を感じました (笑)
ちなみにこのお店、2014年にはサリーヒルズの Cleveland Street にお店があったようなのですが、現在はデリバリーや誕生日や結婚式などのケータリングのみになっているようです。こういうのがパーティにあったらかわいいかもしれませんね!
Ervas (飲み物)
そして、結構並んでいたので諦めようと思ったものの素通りできなかったホットワイン。このお店、普段は週末のロックスマーケットで飲み物を売っているみたいです。
ちなみにホットワインは英語で Mulled Wine ですが、日本語ではドイツ語の Glühwein からグリューワインと言うこともあるんですね。
結局、ちょっと珍しめのビルピンの温かいサイダーにしました。ちょっとだけ切り刻んだりんごのかけらが入ったスパイスの効いた味は、クリスマスっぽい感じ。
夏なのに今年は寒いので、温かい飲み物は嬉しかったです。
あと、キンダープンシュ (Kinderpunsch) というクリスマスパンチも気になったので、後日来た時に飲んでみました。
ドイツのノンアルコールジュースなんだそうで、酸味が効いいておいしかったですよ。
で、1日目はこれで帰宅したのですが、クリスマスプレゼントをまだ買ってなかった私は、今度は買い物目的に後日もう一度このクリスマスマーケットへ。
The Village Providore (ファッジ & ヌガー)
キャラメルアップル屋さんの隣にあったファッジ (Fudge) とヌガー (Nougat) のお店、ちょっとしたプレゼント用に良さそうかな?と思ったので、改めてじっくり見てみました。
上の写真のようなファッジの詰め合わせも良いかもとは思ったんですが、カラフルでどちらかというと若い人向けかもしれませんね。
石鹸か?と思うくらい派手なファッジに目が釘付けです (笑)
5〜6ヶ月保存が効くとのことだったので、とりあえず4つ買いました。
うーん、でも後から考えたらなぜこのフレーバーを選択にしたんだろうw クリームブリュレとかベイリーズ アイリッシュクリームとか一般受けしそうなフレーバーもあったのに。まあ、バブルガム味を選ばなかっただけ偉いということにしましょう (笑)
大きさと数も微妙なので、自分で小さく切ってラッピングし直そうと思います。
こちらはヌガーコーナー。
大きくて派手なヌガーがたくさんあったのですが、50代以上のお義母さんやパートナーの弟にプレゼントしたかったので、お店の人に「これ、結構固いですよね?」と聞いたら速攻で「柔らかいよ!」と。
それで、小さいものを3本セットを買ってみることにしました。(それでもまあまあ良い値段)
レインボーみたいなカラフルなやつを買いたかったのですが、それは完全に私の趣味でドン引きされそうなのでやめて、無難な味を。
Violet & Gold (シロップ)
100%オーストラリア原産の植物から作られた手作りシロップを売っているお店もありました。このシロップは、水、炭酸、スピリッツなどに混ぜて飲みます。
お店の人に言えばシロップを水で割ったものを味見させてもらえるのですが、水で割るのには適さないスピリッツ用のシロップもあります。私がいちばん最初に興味を持ったワトルシードのシロップも、水で割るものではないと言われました。
とりあえず飲みやすくて甘いフレーバーを2本、そして年配の男性には何が良いか?と聞いたところ、スタッフ2人が口を揃えて「タスマニアン・ペッパー」というのでそれにしました。これはスピリッツに混ぜる系。
私はワトルシードのシロップがどうしても気になったので、自分用にも買うことにしました。ウェブサイトにレシピが載っていて、このシロップはウォッカの他にコーヒーに入れても良いとのこと。楽しみです。
これらのシロップで作った飲み物も販売してましたよ。
Capertree Valley Soaps (ゴートミルク石鹸)
そしてやっぱり自然由来でおしゃれな石鹸は、消耗品なので邪魔になりにくいですし、老若男女へ贈り物として対応出来るので便利です。
クリーミーで保湿力があり、敏感肌にも優しいヤギのミルク石鹸は、ニューサウスウェルズ州のケーパーティーバレー (リスゴー方面) の農場で作られています。
3個で$20だったので、とりあえずレモンマートル、カレンデュラ (キンセンカ)、ブラックワトルの3種類を選びました。
本物の植物が入っていたりしてかわいいんです
このお店、普段はシドニーからかなり離れているニューサウスウェルズ州のマーケットで販売しているようですが、オンラインならオーストラリア全土で購入も出来ます。液体ハンドソープ、スキンケア、シャンプーバーなどもあり、バブルクラブの会員になると2ヶ月に1度、送料無料で石鹸を定期購入出来るそうですよ。
他にも色んな商品が売られていました。
Animal Magic (木製パズル)
店内撮影は NG だったのでマーケットの写真はありませんが見てください、この木製パズル!オーストラリアの州のパズルの下には、オーストラリアの動物のパズルがあるという2段になってるんです。
動物だけの1段パズルもありますし、色合いも数種類あります。オーストラリアの動物パズルは1段のみが$30、2段が$40だったので、ネットで買うよりちょっと安かったようです。
実はいつかインターネットでこのパズルを見付けたことがあるのですが、まさかこんなところで製作者にお会い出来るとは!
「欲しいな、でもなあ…」と行ったり来たりして散々迷った挙句に買うことにしたんですが、その時に何度も接客してくれたおじさんの顔がパーッと明るくなってニコニコし始めたのが印象的でした。自分の作品が誰かに買われるって嬉しいですよね。
こんな箱に入ってます
他にも色んな大陸の動物パズルや木製クリスマスオーナメント、奥さんが作成しているという動物の塗り絵など色々売られていました。
Coachwood Nursery (植物)
ニューサウスウェルズ州セントラルコーストの Somersby が拠点の園芸店もありました。
面白い売られ方ですが、どうやって育てるんでしょう?
木のコースターもかわいいかもしれませんね。
Stuga (シェービング商品)
こちらは髭用の石鹸やワックスなど、主にハンドメイドの髭剃りグッズを売るお店です。日本だと髭を長く伸ばす人は少ないので、あまりお目にかかれない商品ではないでしょうか。
1986年にタスマニア州ホバートのサラマンカマーケットから始まり、現在はシドニーのロックスマーケットを拠点にオンラインストアも展開しています。
Amacyn Natural Parfume (オーガニック香水)
このお店は実際に見ていないのですが、後からウェブサイトを見て興味を持ったので載せておきます。
シドニーを拠点にオーストラリアで唯一の天然香水を販売しているそうで、オーストラリア原産のオーガニックのエッシェンシャルオイルを主成分とした香水は、合成香料や合成化学物質は一切使用していないそうですよ。
実際に商品を見て、匂いを嗅いでみたかったので悔やまれますが、お試しセットもオンラインで取り寄せられるみたいです。かわいいですよね。
世界中に配達可能みたいです。
さて、日がどっぷり暮れた9時過ぎには、デジタルクリスマスフォレストの光がますます暗闇で輝き、その幻想的な雰囲気はまるで夢の国に来たよう。
でも午後10時頃にはお店も閉店していくようですね。
まだまだいっぱい色んなお店が出ていましたが、全部は紹介しきれないのでこのくらいにしておきます!
おわりに
普段はあまりお目にかからないようなローカルのハンドメイド商品やクリスマスムード満載の食べ物などが売られていて、とても楽しいクリスマスマーケットです。
良いクリスマスプレゼントも買えましたし、良い商品が知れて大満足。
開催中、本当は毎日行っても良いくらいなのですが、散財しまくりそうなので今年は2回だけにしておきます (笑)