世界文化遺産に登録されているシドニーオペラハウスは、今年2023年で50周年。そう、今年100周年を迎えるベジマイトの半分です。
それに伴い様々なイベントが開催されていて、無料のイベントもいくつもあります。
といっても、もう終わってしまったイベントもあるのですが、ギリギリになりながらもまだ間に合うオペラハウス50周年記念の無料イベントをまとめてみました。
Whispers by Quandamooka artist Megan Cope
2023年9月27日~10月31日
ベネロングポイント (オペラハウス周辺) で、Quandamooka (クイーンズランド州南東部のモートン湾周辺に住むオーストラリア先住民) のアーティスト、ミーガン・コープ (Megan Cope) による85,000個以上の牡蠣の殻で作られたアート「Whispers」が展示されています。
3千人以上のボランティアによって殻をきれいにして磨き上げられ糸を通された牡蠣は、何千年もの間、この場所が先住民の祝い事や集会のために使われていたことを思い起こされるようなアートです。
こちらからその様子が見れます。
Music of the Sails
2023年10月1日~31日
データや人工知能、コンサートホールのオルガンの音を含む建物の音などから作られた、これまで聞いたことのない音を表現したデジタルアートワークです。
ストリームプラットフォームから聴くのでアクセスは期間中いつでも出来ます。10月6日から8日までの3日間は、実際に無料インスタレーション体験出来たようですね。
ストリームプラットフォームは、こちらから。
50/50
2023年9月3日~10月22日
50年の歴史を祝って1973年に遡り、シドニーオペラハウスで上演されたオペラやライブ、ダンスなど50本の貴重な映像を50日にわたってストリーミングで観ることが出来ます。
そして45日目、10月17日の今日は、シドニーオペラハウスの設計をしたデンマーク人ヨーン・ウツソン (Jørn Utzon) の娘と息子がシドニーに訪問し、父親やオペラハウスについての個人的な関わりなどを振り返る「UNSW Sydney UTZON Lecture」が配信されます。
もちろん英語ですが、全世界からここにアクセス出来るようなので、ぜひ!
読みにくいかもしれませんが、昔書いたオペラハウスについての記事も貼っておきますね。
観光客で賑わうシドニーのサーキュラキーにあるアイコン的存在、オペラハウス。ヨットの帆を連想させる美しい曲線を描くこの建物は観光スポットとしてとても人気があり、2000年のシドニーオリンピックでは聖火リレーの舞台になった事でも知られて[…]
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2023年10月20日~22日 (金・土 8pm-10.55pm / 日 8pm-10.05pm)
オーストラリアの有名ビジュアルアーティスト、ロビン・フォックス (Robin Fox) によるレーザーショーで、キリビリの Admiralty House とロックスの Campbell Cove からオペラハウスがレーザーで照らされます。
詳細はこちらから。
Open House Weekend
10月21日・22日 9am-3pm
こちら、オペラハウスが無料開放されて特別展示や舞台裏が見れるイベントです。…が、チケット制ですでに売り切れ。そうですよね。
オペラハウス50周年記念は今年限りなので、もし参加できるイベントがあるなら参加してみてくださいね。
有料イベントも入れるともっとたくさんあるので、Birthday Festival をチェックしてみてください。
サーキュラキー近くにあるシドニー博物館 (Museum of Sydney) のオペラハウス展も11月10日までです!
世界遺産にも登録されているオーストラリアのシンボルとも言えるオペラハウスですが、実はまだたった50周年なんですよね。
開館式にはこの間お亡くなりになったエリザベス女王も出席しましたし、昔のドラマを見ていると建設中のオペラハウスが映り込んでいることがあります。
これからも、きっとその存在がオーストラリアの人々や観光客を楽しませてくれるでしょう。