シドニーから約195km離れた農業と羊毛産業の盛んなゴールバン (Goulburn) で有名な飲食店といえば、町の中心部にある『パラゴンカフェ (Paragon Cafe)』です。
イメージ的には「ちょっとおしゃれな雰囲気のファミレス」という感じで、1940年から何度かオーナーが変わりながらも、手頃な値段で豊富なメニューを提供し続けています。
カフェと言ってもレストランメニューもあり、午後9時までオープン (水〜日のみ) しているので、ディナーも楽しめますよ!
歴史あるパラゴンカフェ
ゴールバンはニューサウスウェルズ州の内陸部では大きな町で、中心部には飲食店がたくさんあります。
ですが、ゴールバンの競馬場に行った後に立ち寄ったら、「日曜日の午後になるとこんなに静かなのか!」と思うくらい人がいませんでした。
周りのお店もほとんど閉まってましたし、本当にパラゴンカフェは開いているのか心配になってしまうくらいの静けさ…。
パートナーが車をお店の前に駐車したので確認してみると、ちゃんとオープンしてました!ああ良かった。(もうお腹ペコペコ)
実はここ、またずっと行ってみたいと思っていた思い出のお店なんです。
というのも、私がまだワーホリだった15年くらい前、ビザが切れる最後に旅行に行くため、パートナーがキャンベラまで車で送ってくれて、その途中でディナーに寄った場所でした。あの頃の私は土地勘もなく、ガイドブックには載ってないようなところの有名な飲食店に連れて行ってもらって、ちょっと背伸びした気分になったことを思い出します。
2018年にはゴールバンに泊まりましたが、カフェは外からだけ
さあ、中に入って食事です!
おしゃれな雰囲気の店内
白を基調とした店内には、家族連れやカップルのお客さんがパラパラ入ってました。そして、夜になるにつれて、お客さんは増えていきます。
ここはもともとギリシャ系カフェとして始まったので、メニューにギリシャ料理も入ってますし、レジのところにはギリシャ系のお菓子も売られていました。
バイロンベイクッキーもあります
店内には大きなテレビも。
壁には昔の写真も飾られていて、それが良い味を出しています。
そして、トイレは奥に。結構広い店内です。
ということで、ボックス席に座ってメニューを見ます。
何を頼もうかな?
パラゴンカフェの豊富なメニュー
メニューはステーキやシーフード、パスタにラップ、バーガー、サンドイッチ、ピザ、サラダなど色々あります。
「どれにしよう?」と私はワクワクしながらメニューを見てたんですが、パートナーが「たしか、ここの食べ物は量が多いから、2人でシェアしないと食べれないと思う」と。
う、確かに。私たち、少食なんです。
その代わり、デザートも頼むことにしました。
オントレ (前菜) もありますよ!
飲み物は私がフラットホワイト (2サイズから選べました)、パートナーがチョコレートシェーク。ワインやビールなど、アルコール類もあります。
そして、注文していたリゾット「Risotto Marinara (Rice with king prawns, calamari, scallops, mussels, a touch of garlic, shallots in a creamy white wine sauce) $33.90 」も来ました。
うん、私たちには2人で食べるくらいがちょうど良い量です。もしひとつづつ注文するなら、シェアすると良いかもですね。
それからデザート!
ここのパブロバサンデーというのが気になったんです。
…が、売り切れだったみたいで、ミックスベリーサンデーにしました。
まあまあ大きかったので、こちらも2人で食べてちょうど良かったかもです。
ちなみに15年前にパートナーと食べた時の料理の写真も見付けました。私がナポリタンで、右は何でしょう。
メニューの裏にはパラゴンカフェの歴史も。
創始者の Jack Simons という人はブックメーカー (競馬やスポーツの賭け事を提供する人) だったんですね。でもその時、お店はこの通りの150番地にあったそう。ふうん。
おわりに
ゴールバンは、Hume Highway を通ってキャンベラやメルボルンなどに行く途中で通過する場所なので、このパラゴンカフェに寄るのも良いかもしれません。
戦前から営業しているカフェ兼レストランですが古さを全く感じさせず、でもノスタルジックな気分にもさせてくれる、とっておきの場所です。
※ 余談ですが、ブルーマウンテンズ地域のカトゥーンバにも同名のカフェがあり、そちらも歴史がありましたが、数年前に閉店してしまいました。