近年のノンアルコール商品が増えてきていますが、オーストラリア初のノンアルコール蒸留所兼バーがシドニーのノーザンビーチ、ブルックベールにあります。
ローカルな原料使用し、伝統的な銅ポットで独自の技法により丁寧に手作りされたノンアルコール蒸留酒を製造している『シードリフト蒸留所 (Seadrift Distillery)』は、2019年12月に20年間イギリスのロンドンで暮らしていたオーストラリア人夫婦によって創設されました。
ノンアルコールの良いところは、罪悪感なく昼間からお酒っぽいものを飲めること。
それに、かつてはアルコールをよく飲んでいたのに、体調の関係で飲めなくなった人の話もチラホラと聞くので、そんな人へのプレゼントとしても喜ばれるかもしれません。
ブルックベールにあるノンアルコール蒸留所
シドニー中心部から約16km、シティのウィンヤード駅の近くにあるバス乗り場からバスも出ているブルックベールは、一見何もない工業地帯かと思いきや、ブリュワリーやおしゃれなカフェが点在している地域です。
そしてシドニーで唯一のノンアルコール蒸留所『シードリフト (Seadrift)』は、そんな場所にポンッとあります。
12 Sydenham Road, Brookvale, NSW, 2100, Australia
https://seadriftdistillery.com/
月〜金 9am-5pm
今回私は、たまたまこの前を歩いていて、「あっ、ここがノンアルコールの蒸留所かあ」と思って通り過ぎるところでした。
ですが、そう言えばお義母さんの誕生日が来週に迫っているのを思い出して、アルコールが飲めなくなってしまった彼女に何か良さそうなものが売ってそうだと思い、入ってみることに。
ちなみに入口のテーブルには、海藻が干してありました。これが蒸留酒になるんですね!
火曜日のお昼頃、中に入ると特にお客さんもいなくて静かでした。
この Seadrift So-Bar ででは、ノンアルコールカクテル (モクテル) や、ここで生産されている商品だけではなく、厳選された地元産のノンアルコールビールや、世界各国のノンアルコールスパークリングワインなど、あらゆる種類のノンアルコールドリンクも提供しているそうです。
明るいうちにゆったりと飲むノンアルコールドリンクも素敵かもですね。
奥から男性スタッフさんが2人出て来たので、義母の誕生日プレゼントでおすすめはないかと聞いてみました。
それですすめられたのが、こちらのワイルドハイビスカスという、ノンアルコールのピンクジンです。
ジュニパーベリー、バジル、ローズマリーを蒸留して、ハイビスカスの花を注入したものなんですって。
このワイルドハイビスカスの原液にトニックウォーターを入れたジントニックの缶を味見させてもらいましたが、フローラルで良い感じでした。おいしかったのでこれを買うことに。
せっかくなので、他の商品も見せてもらいました。
下の段にあるシードリフト・コーストは、バジル、ジュニパー、レモングラスが入っていて、スタッフさんが「ワイルドハイビスカスのハイビスカスが入ってないバージョンみたいな感じ」だと教えてくれました。
上の段のシードリフト・クラシックは、コリアンダー、カフィアライムの葉、ゴールデンシーケルプが入ったノンアルコールのジンで、もう少しマリーンな感じだと。こちらも飲ませてもらったのですが、なかなかおいしかったですよ。
700mlで$55 (2023年現在) です。
ノンアルコールで、砂糖なし、低カロリーで新鮮な植物を蒸留、複数の国際的な賞を受賞とのこと。ビーガンですし、値段で比べれば高いかもしれませんが、コーディアルよりもよっぽど体に良さそう。
ウェブサイトに飲み方のレシピも載っているので、それをみながら色々と楽しめそうです。
ワイルドハイビスカスと同じく、トニックウォーターの入った缶も4本セット ($23.95) で販売されています。
ギフトセットもありました。
オーストラリア産の植物で作られた Salus というブランドの、ハンドクリーム、ハンドウォッシュ、フェイシャルマスクが入っているセットや、ボディスクラブ、バスオイル、石鹸などが入っているセットなど、色々あります。こういうのも素敵ですね。
もちろん、これらの商品はオーストラリア国内ならウェブサイトでも購入可能です。
こういうミニボトルの3本セットもありますよ!
お義母さんとパートナーに
お店を出る時に「この蒸留所に来てくれてありがとう」とスタッフさんに言われ、思わず「また来ます!」と返事。
実際、良い場所を見付けました。
おわりに
オーストラリア初のノンアルコールバーがあるシードラフト蒸留所は、工業地帯にポツポツとあるユニークなお店のひとつです。
営業時間は平日の午後5時までなので、それだけは気をつけてくださいね。
私はこれを購入した後にショッピングセンターをうろうろしたので、さすがにボトルと缶4本を持って歩くのはちょっと重かったですが、タイミング良くお義母さんへのプレゼントが買えて良かったです。
調べてみると、ブルックベールにはもっと色々と面白い小さなお店が色々ありそうなので、また何かあったら紹介しますね!