オーストラリアに何年住んでいても、やっぱり日本食は恋しいです。いえ、何年も住んでいるからこそ日本食が食べたくなるのかもしれませんね。
とはいえ、日本食と謳ってはいるものの、中国や韓国などのアジア人が経営している日本食レストランも多くて、コレジャナイと思ってしまう日本食に遭遇する確率もかなり高いです。
でも、観光地でもない郊外なら尚更、完璧な日本食を求める事自体が無謀な話だと割り切るようになりました。
今回行ったシドニー郊外のセントアイビスにある日本食レストランも、本場の日本食とは微妙に違いましたが、むしろあんな田舎でおいしい日本食 (もどき) が食べれて感動しました。(と書くとちょっと大げさですが)
観光の人が行く事はまずないでしょうが、忘備録を兼ねてここに書いておきます。
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セントアイビスってどこ?
そもそもセントアイビス (St Ives) ってどこよ?という人もいると思うので説明すると、チャッツウッドを越えてリンフィールドやキラーラのもう少し向こうにあります。Ku-ring-gai 管轄の地域で、意外と古い歴史もあるようです。そう言われてもシドニーの土地勘がないとイマイチ分かりにくいでしょうが、まあ大して何もない場所です。
昨日、久しぶりにパートナーと車で出掛けたものの、この辺りでお昼ご飯を食べないまま午後4時を回ってしまったので、私はお腹が空いてちょっとイライラ。
日曜日なのに加え時間も時間ですし、コロナの影響もありレストランも制限されていたので、なかなか食事出来る場所が見付かりませんでした。
そして辿り着いたのがここ。
レストラン、カフェ、美容院などが並んでいる、いかにも郊外にありそうな建物です。
そこに “天下寿司” という日本人経営ではなさそうな名前の日本食レストランがあって、悪くはなさそうだったのでそこに入りました。反対側の右端にはわりと大きなタイレストランもありましたけどね。
Tenka Sushi でジャパニーズ
店内はこじんまりしていて、ショーケースには出来合いの巻き寿司なども置いています。奥から韓国語が聞こえて来ていたので、おそらく韓国人経営のレストランなんでしょう。
ウエイトレスさんが窓際の席に案内してくれた時の店内はガラガラでしたが、私たちが滞在している間にテイクアウェイのお客さんがポツポツ来てました。
出されたメニューを見た瞬間、パートナーも私も「オイスターだ!」と反応 (笑)「これは絶対頼もうね」という話でまとまったのですが、パートナーはさっさと自分でオーダーを決めてウエイトレスさんを呼んでオーダー。
「いやいや、少しはこっちにも確認してよ…。」と思いましたが、まあ、うちのパートナーがメニューを選ぶ役なのは毎度の事で、本当にオーストラリア人が好みそうなベーシックなメニューだったので良いんですけど。
どうせ刺身と天ぷら頼むんだろうなーと思ったら案の定でした。
飲み物は私がお茶でパートナーはカルピス。他にもラムネとかバンダバーグシリーズのドリンクなどがありましたが、アルコール類はありません。
サーモンとツナの刺身。サーモンは厚くておいしかったですよー。
オイスターの天ぷらも来ましたが、これ完全にカキフライですよね。でもソースは甘いポン酢?みたいな味でした。
そしてフレッシュオイスター。やっぱりオイスターは生に限りますね!
天ぷらもサクサクしてて良かったのですが、天つゆが想像してたようなものではなく、濃くて甘かったです。パートナーが「ハチミツの味がする」と言っていたので、なるほど納得。
このご飯の盛り方も日本っぽくないですね。
最後に来たのが焼き鳥。
よく見たら揚げられていたので揚げ鳥でした。もしかして、串に刺さった状態を “Yakitori” だと思ってるのかも?これはこれでおいしかったですけどね。
パートナーは焼き鳥に付いてた甘い汁をたっぷり付けて食べたかったようでしたが、食べてる途中で汁が垂れたお皿をサッと下げられて、ちょっと不服そうでしたw
量的にもちょうど良くて、これ全部で$100いかないくらい。まあお刺身やオイスターも頼んだので、そんなものでしょうね。
全体的においしくてとっても満足です。
おわりに
セントアイビスは、Ku-ring-gai Wildflower Garden や St Ives Shopping Village が有名 (?) らしいです。
オーストラリアもコロナの第2波が来ていて怖いですが、また落ち着いたらこの辺も遊びに来るかな?