シドニー中心部から車で1時間で行ける『テレサパーク (Theresa Park)』で大自然に触れる

シドニー中心部から南西へ70km、広々とした農地や緑地が広がるテレサパーク (Theresa Park) は、乗馬施設やホースパドックが点在しているような牧歌的な風景が広がる田舎です。

ウエスタンシドニー (グレーターシドニー) の一部ではありますが、近隣には飲食店があったり、カントリーマーケットが開催されていたりするものの、テレサパーク自体には観光する場所はほとんどありません。

先日、そんなエリアに行くことになったのは、うちのパートナーと馬 (デビュー前の競走馬) を見に行く機会があったからです。

ということで、この記事ではテレサパークがどんな場所なのかをまとめるとともに、近場の観光地や訪問した時のことを忘備録として記録しておきます!

 

テレサパークってどんなところ?

Theresa Park

十数頭の馬主であるうちのパートナーが、「今度の日曜日、朝早いけどテレサパークで馬のお披露目あるから一緒に行こう!」と私を誘って来たのが先週のこと。

私は馬よりも、テレサパークってどんなところだろう?という好奇心と、文化遺産に登録されたダム (Warragamba Dam) があるということに惹かれてついていきました。

テレサパークの見どころ

Theresa Park

テレサパーク自体は農場以外何もないような地域です。

ウィキペディアの説明も、ものすごく短くて。

Theresa Park is a suburb of Sydney in the Wollondilly Shire local government area in the state of New South Wales, Australia. (テレサパークは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州ウォロンディリー・シャイアというシドニー郊外にあります) Before 1860 the area was spelt Teresa Park. The land was part of a large grant to John Terry Hughes. (1860年以前、テレサパークのスペルは “Teresa Park” であり、ジョン・テリー・ヒューズが貰い受けた大規模な土地の一部でした。

これが全文で、「それだけ…?」と思いましたが、行ってみたら本当にファーム以外何もなかったです。

なので、ピンポイントでテレサパークに行くというよりは、その周辺を楽しむという感じになります。公共交通機関が限られているので、車は必須です。

ちなみに、いちばん近い大きな町はおしゃれで雰囲気がある町、カムデン (Camden) です。そちらに立ち寄るのも良いかもしれませんね。

 

調べたところ、テレサパークで一般の人た立ち寄れる観光地は、『Bon Rean Highlands』というハイランド牛と触れ合える農場です。

Bon Rean Highlands

毛むくじゃらのハイランド牛 (Highland cattle) と触れ合える農場では、週末にファームツアー (要予約) が開催されています。

ビクトリア州のフィリップアイランドを訪れた際、初めて本物の毛むくじゃらのハイランド牛を間近で見て夢中になったオーナーが、2008年から自らも飼育し始め、2010年にテレサパークに移動。そして2022年1月になって一般開放されたそうです。

記念撮影やグッズ販売もあるようで、ちょっと面白そうですね。

Bon Rean Highlands
https://www.bonreanhighlands.com.au/
週末のみオープン

めぼしい場所は、ここだけ。

あとは、私たちのように誰かに呼ばれてどこかの牧場へ訪問するくらいでしょうか。

 

テレサパークに行く日、僻地ゆえの (?) トラブルがありました。完全に私たちのミスですけど…。

目的地が見付からずに焦る

当日の午前7時半過ぎに車に乗り込んだ私たち。ですが、グーグルマップで目的地を確認しようとしたパートナーが「住所が見つからない!」と言い出します。目的地が田舎なせいか、ちゃんとした住所が表示されなかったんです。(後から、曖昧な複数の呼び方があることは分かりました)

私も探すの手伝おうと思ってパートナーに場所を聞いたら「Woodlow equine で調べてみて」と言うので自分のスマホで検索。でも、どうやらマップ上に存在しない名前だったために、代わりに全然関係ない場所が表示されたようです。普段の私ならきちんと住所まで確認するのですが、この日、パートナーも私も朝早くてちゃんと頭が回っていなかったのと (ちょうどこの日はデイライトセービングスが終わった日だったので、1時間多く寝れていたんですけどね…)、時間がなくて焦っていたせいかもしれません。私が「ここ?」と聞いたら、パートナーも「イエス」と答えたので、そのままそこを目的地として設定してしまいました。

でも実はその設定した場所、Wilton というキャンベラ方面のサバーブにあるファームだったんです。気付いた時には、本来ならキャンベルタウン付近で降りるべきだったハイウェイをずーっと行き過ぎてしまい、Uターンするにもかなり先まで進まないと戻れない状況でした。

とりあえず大回りでテレサパーク方面へ戻りますが、結局正確な場所が分からないまま。途中、関係者の人から2度電話があり場所を聞いたものの、やっぱり分からず、最終的には Booleroo (Glenworth Place) という名前がヒットして、なんとか到着した頃には9時半でした。

Theresa Park

本当は8時半のスタートに間に合ったはずが、無駄に大回りしたために最後の30分だけの参加になってしまったので、パートナーには申し訳なかったです。途中の景色はとてもきれいでしたけどね…。

とはいえ、パートナーも「いつもなら初めての場所は前日に確認するんだけど…」とのことで、今回は2人とも悪かったということで反省。次回は気を付けようと話しました。

Theresa Parkとりあえず馬は見れました

 

さて、気を取り直して、ここからが観光です。

この後は近くにある文化遺産にも登録されているという Warragamba Dam を見に行くことになりました。

道中でおいしいコーヒーを飲んだり、偶然カントリーマーケットを見ることが出来たりもしましたし、何よりもダムは想像以上にすごくて感動!来て本当に良かったです。

詳しくはまた次回に書きますね。

 

ダムに行く途中で見付けたコーヒーショップ

「こんな大自然の中で、淹れたてのおいしいコーヒーが飲めるなんて!」牧場ばかりののどかな道を車で走っていると、ふと現れるコーヒーの看板。それは『Horse & Harpy』というスペシャリティコーヒーのお店でした。古い[…]

Horse & Harpy
NO IMAGE

Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Gadigal peoples of the Eora nations, Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるエオラ、ガディガルの人々を含むアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。