トビーズ・エステート (Toby’s Estate) は、オーストラリアに流通している有名コーヒーブランドのひとつです。
その自家焙煎カフェ『Toby’s Estate Flagship Cafe & Rostery』は、シドニーのブロードウェイ・ショッピングセンターの近くにあります。
でも、いつも私が行こうと思った時は混んでいるので諦めていたのですが、先日ついに行って来ました!
トビーズ・エステートの自家焙煎カフェへ
黒と茶色が印象的な、トビーズ・エステートの自家焙煎カフェ。
36 City Road, Chippendale NSW 2008
https://www.tobysestate.com.au/
月〜金 7.30am-3pm / 土・日 8am-3pm
セントラル駅やブロードウェイ・ショッピングセンターのすぐ近くにあるのですが、ちょっとメインストリートから奥にあり、小さいカフェなのであまり目立たないかもしれません。
行ったのは、水曜日の午前11時過ぎ。お客さんが入れ替わり立ち替わりという感じはありましたが、まだ混んでいるというほどではありませんでした。
なので、すんなり席に座れましたよ〜。
お店の中はそんなに広くなくて、カウンター上の鏡からスタッフさんが作業する様子が見えるようになってます。
棚に並ぶ販売用のコーヒ豆やコーヒーに関する製品が、いかにも自家焙煎のカフェという雰囲気です。
そして席についてすぐ、スタッフさんに「コーヒー先に頼みますか?」と聞かれたので、フラットホワイトを注文しました。
コーヒーと食事
ちなみに、食事メニューはトーストやサンドイッチなどベーシックなものしかないようです。でも、スペシャルメニューで11時半までパンケーキ、11時半から2時まではスープも頼めるようですよ。
面白いなあと思ったのは、マッシュルームとキムチのトースティがあったこと。ここは大学が近くて留学生も多いので、彼らに合わせたメニューなんでしょうね、きっと。
(そういえば昔、キムチが大好き過ぎてキムチ君と呼ばれていた韓国人の友人がいたのですが、彼が「オージーのホストファミリーが、僕のためにキムチのサンドイッチ作ってくれてびっくりした」と言ってたのを思い出しましたw)
そして、フラットホワイト。
レギュラーではなくラージにすれば良かったかな?と思ったくらい、とておいしかったです。
トビーズの豆を使ったコーヒーは色んなカフェで飲めますが、やっぱりこういう場所で飲むコーヒーは特別おいしく感じます。
食事はトリュフのトースティ ($14) にしました。チェダーチーズとモッツァレラチーズも入ってます。
シンプルでしたが、とってもおいしかったですよ。パンの固さとかも好みだったかも。
カフェなので閉店時間は午後3時と、私にとっては早めですが、また来たいと思いました。
トビーズ・エステートのコーヒーについて
ここでちょっとだけ、トビーズ・エステートの歴史に触れておきます。
創設者トビー・スミス氏 (Toby Smith) は弁護士だったのですが、コーヒー好きが高じて、コーヒーについて学ぶためにブラジルやグァテマラのプランテーションで働きました。
コーヒー豆を栽培する現場で種撒きから収穫までの肉体労働を経験し、自身の手でコーヒーをもっと多くの人に届けることを決意。
オーストラリアに帰国後、シドニーにある母親の家のガレージを焙煎所にして、1997年にトビーズ・エステートが設立されました。
それから約25年以上経った現在、トビーズ・エステートでは、訓練されたバリスタや才能のある職人、コーヒーを愛してやまない専門家など100人を超える人々が関わり、特別なコーヒーを提供し続けています。
過去にはシドニーのウルムルーにもカフェがあり、日本の雑誌で紹介されたこともあるそうです。
その場所にはもうお店はありませんが、ウルムルーブレンドは今でも残っています。
トビーズの商品
コーヒーはウルムルーブレンドだけではなく、ブロードウェイブレンドなど色んなブレンドがあり、店頭やウェブサイトで購入も可能です。
あと、缶コーヒーもあるんですよ。私、炭酸入りコーヒー、結構好きなので気になります。
いつからこういった缶コーヒーが発売されているのかはわかりませんが、2019年に日本の缶コーヒーのボスがオーストラリア進出してから、急にオーストラリアでも缶コーヒーを見る機会が増えました。
おわりに
このカフェがあるチッペンデールというエリアは、大学が近いのもあってか、他にもおしゃれなカフェがたくさんあります。
でもおいしいコーヒーなら、ここで間違いないですよ!
まあ実はここまで来なくても、シドニー中心部にも自家焙煎カフェがありますし、他州にもあるようですけどね。