光と音楽の祭典 Vivid Sydney 〜初めは小さなイベントだった〜

5月も中旬!そろそろVivid Sydneyについて書かないとですね〜。

2009年から始まったこのイベント、今年2018年は第10回目という事で1カ月も前からテレビでも話題になっていました。
オペラハウスやビルがライトアップされ、サーキュラキー周辺には100以上の光のアートで彩られます。

毎年5月の終わりから6月の初めに開催されるのですが、とにかく寒いのです!そしてすごい人!(一度だけ暖冬な年がありましたが。)

ビビッドシドニーとは

光と音楽とアイディアをコンセプトに冬の夜を彩るこのイベント。
今年、2018年は5月25日(金) から6月16日(土)まで、ライトアップは午後6時から11時までです。

公式ウェブサイト
https://www.vividsydney.com

主な開催地はサーキュラキーやロックス、ボタニックガーデン、ダーリングハーバーの他に、ルナパーク、タロンガ動物園、チャッツウッド、キングスクロスともう、かなりの広範囲になってますので、これは網羅しようと思ったら1日ではとても見て回れないですね!

あと、クルージングで海側からライトアップを見るツアーも出ています。

私はよく臨時で設置されるインフォメーションセンターでパンフレットや地図をもらって、それを見ながらまわっていましたが、オーストラリアのiTunesでアプリも出ていますので、ーそれをダウンロードするのも良いと思います!

日本語での2018年の詳しい内容ですが、Jamsの公式ブロガーさんが4回にわたり素晴らしい解説をしてくれていますので、そちらを見ていただくと良いと思います!(丸投げです😅)
https://www.jams.tv

第1回目は2009年

実は私、ラッキーな事に第1回目の開催からVivid Sydneyに行ってます。
最初は本当に小さなイベントだったんですよ!周りでも知らない人も多くて。

じゃーん、これが記念すべき第1回目のパンフレットと地図。

こうして見ると、展示物も25とすごく少なかったんですね。
そーそー、最初はVivid Sydney じゃなくて Smart Light って言うイベントだと思ってました!

当時はすごく感激して、新聞の気抜きまできれいに保管してました。↓

Vivid Sydneyのパンフレットは、数年分はスクラップと一緒にきれいに保管してあります〜。

初年度は黒いゴミ袋やペットボトルペットボトルにライトが付いたようなささやかなアートもあって「アートっておもしろいね!」とパートナーと一緒に見て回ったのは随分昔の事になってしまったんですね。

私、開催が始まってから5年間は、ライトアップされたオペラハウスの全てのパターン、100以上ある全てのアートをカメラに収めています。毎年アートが違いますから!すごい情熱でした。

オペラハウスの撮影だけでもカメラのバッテリーが数時間しか保たないので数日間何度も足を運んでました。
写真を全部お見せできないのが残念です。(え、見たくないって?)

            

でも歳を重ねる毎にだんだん人が増えてきて、2014年辺りには私がいつもオペラハウスを撮っていたスポットには人が多過ぎて近づけなくなりました。
数多くのアートも人が写り込まないようにするのは至難のワザ。

アートの範囲もウィンヤード、チャッツウッドとどんどん広がっていき、旅行に出てたり仕事がすごく忙しかったりでここ2、3年行かなくなりました。

いや、でも本当にクレージーなくらいすごい人ですよ!!

2012年には50万人だった訪問者が、2013年には80万人、2015年になると170万人!

イベントの範囲や内容も広がり2017年には7日ほど大雨の日があったのにも関わらず、今までの記録を破って233万人の人々が訪れ、世界22カ国から185人ものアーティストが参加している大イベントに成長。14300万ドルを超える経済貢献を果たしたそうです。一体今年は何万人の人が訪れるんでしょうか…。

今では世界中からビビッドシドニーの旅行パッケージが売られていて、シドニーの経済に貢献してるので仕方ないですね。

ああ…、こんな素敵なイベントが知られない訳ないとは思ってましたけど、あの時期を知ってるものだから…。 “私の好きなビビッドシドニーがなくなって、もう把握出来ない!” という複雑な気分です。

クルージングツアーも、船が揺れて私のカメラでは上手く夜景が撮れないので興味が出なかったんですよね。(カメラ命 ^^;)。

うーん、でも今年はそろそろ久しぶりに行ってみようかな?

今までのハイライト

2009年、Vivid Sydneyは Smart Light Festival と銘打たれていました。

照明デザイナーのMary-Anne Kyriakouは、2006年にドイツのライトフェスティバル Light+ Build Light Fair に初めて参加した時、ぜひ数々の国で行われている冬のライトフェスティバルをオーストラリアのシドニーでも開催したい!と思ったと言います。

そして2009年5月26日から6月14日にシドニーで開催されたフェスティバル。

世界中で照明アーティストとして働き、ロックバンドU2 や R.E.M などのライブステージやシドニーの建物の照明なども手掛けて来たカナダ人のBruce Ramusと、イギリスのミュージシャンで作曲や世界的に有名アーティストもプロデュースしているBrian Enoのコラボで始まりました。

照明がいかにその空間に影響するか、視覚と音楽の言語を使って表現する事にこだわり続け、最小限のエネルギー消費を意識して積極的にリサイクル材やLED電球などの活用を取り入れる挑戦。

当時、政府も南半球で最も大きな光と音楽の祭典になるのではないか、と言っています。

毎年色んな有名アーティストが参加し、年々進化を続けるVivid Sydneyですが、私が見た中でおもしろかったりキレイだったりした作品を少し紹介します。

おもしろいなあと思うのは、年によってオペラハウスのデザインの特徴が違う事。

2010年

2011年

オペラハウスだけではなく、色んなおもしろい展示物もいっぱいです!

本当に座れる光のイスや、

空中に手をあげると、ビルの壁に色がついたり、

私の大好きなロックスのテラスハウスがカラフルにライトアップされたりとか。

カスタムハウスなどの壁に映される10分程度のプロジェクターの絵は、本当に見入ってしまいます。

2012年

MCAの壁。

チョウチンアンコウ?の自転車、すごくかわいくないですか!?

中に入れたりとか、体験型の展示物も多いんです!

ロックスのアーガイルカットのトンネルのライトアップは、この年のが一番好きかも!

もう、たくさんありすぎて紹介しきれません!

2013年

おもしろい人たちも歩いてたんですよね〜。

 

2014年

踏むと音が鳴るやつ、だったかな?

私の好きなアーティスト、ルネ・マグリットがモチーフと思われる人たちが歩いていて、きれいに写真に収められてとってもハッピーでした!

2015年

ウィンヤードにある印象的なキノコ型の建物、このライトアップはおもしろいなと思いました。

おわりに

なんか、写真を見てたら思い出して幸せな気分になって来ました〜。
Vivid Sydney、やっぱり楽しかったです!

じゃあ今年は行ってみようかな〜。

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Acknowledgement to Country

This website would like to acknowledge Gadigal peoples of the Eora nations, Aboriginal and Torres Strait Islander people, the traditional custodians of this land and pay our respects to Elders both past and present.このウェブサイトは伝統的な土地の所有者であるエオラ、ガディガルの人々を含むアボリジナルおよびトレス海峡諸島の人々、そして過去と現在の長老に敬意を表します。