ある日のマッスルブルックにて

やっぱり遠出はテンションが上がります。それがめったに行かないような場所なら尚更。

この日、私たちがアッパーハンターバレーにある小さな町マッスルブルック (Muswellbrook) に行ったのは、パートナーの馬がこの町のレースクラブで走るから。

毎回惜しいところで負け続けている彼の馬ですが、今回はいつものニューキャッスル競馬場ではなく平日の小さなレースだし、今度こそは優勝するだろうという確信めいたものがパートナーにはあったようです。私もそろそろ一度は優勝するところを生で見てみたいなあ、と最近思い始めました。

Map

今日はそんな小さな町での出来事を記録した、私の日記のような記事です。

 

馬のオーナーの話はこちら

Down Under オーストラリア

オーストラリアの競馬場に行くと小さな子供もよく見掛けたりして、この国の競馬は日本 […]…

 

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レースクラブで

Muswellbrook

マッスルブルックレースクラブはパートナーも私も初めて訪れた競馬場で、小さいですが緑が多くて素敵な場所でした。特にきれいに飾られていた花が、入り口から私の目をひきます。

「多分レースクラブには全部で50人くらいしか人がいないんじゃないかな?」とパートナー言っていた通り、人はそれなりにいましたがパラパラよりはちょっと多いかな?という感じ。

今回は平日のレースなので、いつも来る馬の共同オーナーさんたちの多くは仕事で来れないとの事で、現地に来たのは私たちとニューカッスルに住んでる女性だけ。その彼女はなんと、ニューカッスルから1日2本しかない電車で来たのだそうです。

彼女は早めにレースクラブに着いてそこのスタッフたちと話をしていたそうで、ここの人たちは本当に良い人たちばかりだと言いながら、あちこちに飾られている素敵な花は足が少し不自由な男性が全部育ててオーガナイズしてるらしいのよ、と教えてくれました。

確かに、ここのスタッフはみんな感じが良くてフレンドリーな印象です。

初老と言っても良い彼女と会うのは2回目だったのですが、ショートカットでサングラスをかけていた彼女の雰囲気が亡くなった私の祖母を思い出させました。祖母は日本人なのにオージー女性に似てると思うなんて変な話ですけどね。

オーストラリアでは“こんな風に歳を取りたいな”と思う人によく出会いますが、彼女のように元気で幸せそうな話し方をする人は素敵だな、と思います。

しかも話をしていくうちに、実は彼女とパートナーの先祖が同じ地域の出身だという事が判明!もしかしたら大昔に繋がりがあったかも?という話になりました。オーストラリアは国土は広くても、案外狭いものですね。

結局負けた

それにしても、初夏にさしかかっているオーストラリアの日差しは私の服も通り抜けてジリジリと肌を刺すよう。あまりにも暑いので、3時過ぎのレースが始まる前に缶のレモネードを買いました。

「まあ、優勝したらお祝いのシャンパン飲めるけどね。」とパートナーが言うので「もし優勝したならね。」と私。それを聞いていたカフェのスタッフが「どの馬?グッドラック!」なんて言ってくれたのですが…。

結局、またダメでした。

ほんのちょっとの差で上位3位に入れず、パートナーはかなりの落胆。

彼の仕事は時間に融通がきくものの、ちょうど週1の電話ミーティングの日だったので、車を運転しながら電話をハンドフリーにして参加しつつシドニー から3時間半もかけて来たというのに。

まあ、やっぱりギャンブルはギャンブルですね。パートナーが落ち込んでるのはちょっとかわいそうではありますが、馬が勝った負けたと一喜一憂出来るのはある意味楽しそう。(人ごと…💧)

とりあえず、これでここに来た目的は終わりました。

私たちが来たのと反対側のレースクラブ入り口

マッスルブルックの町

さて、そんなレースクラブがあるマッスルブルックはアッパーハンターバレーに位置する町。ワインの産地で有名なハンターバレーとひとことで言っても実はとっても広く、ここから最も有名な観光地ポコルビンまでは車で1時間かかる距離です。

でも、多くのハンターバレーの町がそうであるように、この辺りも古い建物が多く残っていて雰囲気があるとてもきれいな町でした。

パートナーが車を停めて仕事のメールを始めたので、私は少しだけ散歩。この時すでに4時半を回ってましたが、この季節は冬と打って変わってまだまだ明るいので嬉しくなります。

“やっぱり人口約1万6千人くらいのこれくらい小さい町だと出掛けると必ず知り合いに会ったり、色んなウワサが近所で瞬く間に広がったりするのかな?” “こんな場所で生まれ育ったらどんな感じだろう?” などと想像しながら歩くのが好きなんです。

楽しそうにおしゃべりしてるお父さんと子供とすれ違ったり、「F◯◯k!」とひとりでぶつぶつ怒鳴りながら歩いている若い男性がいてちょっと怖かったり。

19世紀からあるような古い建物を再利用しているお店が目立つ傍ら、よく見ると空き店舗が何軒もあって寂しい感じもしました。

「多分、炭鉱の仕事が少なくなったからじゃないかなあ?」とパートナー。

それはどうなのかは分かりませんが、ハンターバレー周辺は石炭が採れる事でも有名で、この地域から世界中に輸出されているのです。

そして、大きなブルーヒーラー (Blue Heeler、オーストラリア原産の牧牛犬)の像が、奥にあるビジターセンターを誘導するように建っているのを眺め、ニューサウスウェルズ州のジャカランダもそろそろ見頃を迎えている事に気付きました。

おわりに

この辺はなかなか来るチャンスがないですが、次回来た時はもっとゆっくり観光してみたいです。

Hunter Belle Cheese (午後4時まで)というところでは、チーズのウエディングケーキもオーダー出来るようで面白そうですし、アートセンターやヘリテージウォークなども。

https://www.visitnsw.com/

この後、Aberdeen や Singleton という町にも寄って面白かったので、それはまた別記事で。

 

Aberdeen (マッスルブルックから約17km北上)

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田舎の方に行くと都市部では絶対に見ないようなお店があったりするので楽しいのですが […]…

Singleton (マッスルブルックから約50km南下)

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ワインの産地で有名なハンターバレーにある町のひとつシングルトン (Singlet […]…