タイトルの通りなんですが、ゴールドコーストで素敵なレストランに行ったので、2カ所紹介したいと思います。
今回のシドニーからブリスベンまでの旅行は、私のパートナーの仕事という名目もありました。
だから数日間は彼のオージーのお客さん数人と行動を共にする事になっていたので、レストランもその方たちと一緒に行きました。
1. The Fish House
まずはちょっと中心部のサーファーズパラダイスからは遠いですが、Burleigh Headsにある “The Fish House” というレストラン。
ディナーを予約している事を告げると、窓際の席へ通されました。
その大きな窓から入ってくる潮風がすごく気持ち良くて、それだけでもう満足な気分。(はやっ!)
The Fish House
50 Goodwin Terrace, Burleigh Heads
http://thefishhouse.com.au
ここではオーストラリア各地で採れるシーフードが色々と味わえます。
メニューの横には採れた州や場所がちゃんと書いてあり、いかにもオーストラリア人の好みそうなレストラン。店内もウエスタン系の人たちばかりで混雑していました。
でも混んでてなかなかオーダーを取りに来てくれず、オーダしてから料理が出て来るのに時間がかかったのですが、例のごとく、のんびり飲みながらおしゃべりして待っていたオージーたちです。
それは前に書いた通り。
→ レストランについての色んな違い
でも多分、かなりキッチンが混雑してたんだと思います。
後からサービスで料理が出てきた所を見ると、やっぱり通常よりも遅かったのでしょう。
でも接客も良かったし雰囲気もとても良くて、オントレ(前菜)で食べたタスマニア産のオイスターも、おいしかったですよ〜♡
のマレーリバーコッド
メインを何にするか目移りしましたが、ある魚で目が止まりました。
Murray River Cod (VIC)
うわ〜、気になる〜!
以前スワンヒルという所に行った時にMurray Codが有名なのを知り、ずっと一度食べてみたいと思っていたからです。
→ 19世紀に開拓者で賑わった町Swan Hill
でも値段を見てびっくり、魚一匹に$60!! (五千円弱くらい)
他の料理も$40とか良い値段でしたが、これはダントツで高かったんです。
(この魚は釣り人に人気である反面、絶滅危惧種でもあるらしいので高いのかもしれません。)
「何でも好きなの頼んだら良いんだよ。」
とパートナー。払うのは私じゃないから気をつかいます(^_^;)
「え、本当に本当?頼んじゃうよ?」
「だから頼みなってば!」
で、来たのがこれ!Murray River Cod $60!
おお〜!
「見栄えが良いね〜!」と周りの人に言われながら食べた感想は…。
んー、バラマンディをもう少しまろやかにした感じ?
そーねー、オージーとか好きそうな味だけど私はやっぱりサーモンとかブリとかの方が好きかな〜(^_^;)
でもすごく満足!意外とボリュームもありました。
結局最後にお会計をしたのは、なんでも頼めと言った私のパートナーじゃなくて、彼のお客さん!きゃー、ごちそうさまでした!!
2. Etsu Izakaya
次の日の夕食は日本食。
「ねえ、イザカヤってどういう意味?」
「んー、日本式パブレストランかな。」
そんな話をしながら向かったMermaid Beachのレストラン。
でも、どこにもレストランらしき物が見当たらなくて、一瞬住所を間違えたのかもと思いました。
でもよく見ると、真っ暗闇に赤いちょうちんが!
もしもちょうちんがなくて入り口を閉めていたら、お店がある事すら分からないほど真っ暗。
中に入ってみてもっとびっくり。
広いしとってもオシャレな洞窟みたい!だから窓も何もなかったんですね。
私が想像してたのは、普通に日本人の働いているような日本食レストランだったんですが、どうも違うみたいです。
Etsu Izakaya
2440 Gold Coast Hwy, Mermaid Beach QLD 4218
http://www.etsu.com.au
通されたのは奥の畳の席。
壁には日本のレトロなポスターがたくさん貼ってありました。
畳の席と言っても掘りごたつみたいにテーブルの下に穴が空いていて、そこに足を入れればイスと同じように座れるんです。
なるほど、これならオージーでも畳の席の雰囲気が味わえますよね。
「日本食だから、今日はEriが全部オーダーしてね!」
わー、そういうのが一番困る(^_^;)
結局は、お任せコースを頼む事に。
この店は日本酒や日本のウィスキーの種類が豊富なのもウリのようです。
日本酒がワイングラスで出て来て新鮮。
お通しの枝豆には茎がついたままで、ちょっとびっくりしましたが、どれも味はおいしくて日本人でも満足出来る味だと思います。
お肉が火を吹いたりと、オージーの大好きなエンターテイメント性もバッチリ。
コースメニューの中にこのマレーコッドが出て来て「あれ??昨日食べなくても今日食べれた(笑)」ってなったのですが、2回食べれてラッキー。
んーやっぱりバラマンディにちょっと似てる味。
冷酒がワイングラスなら熱燗はどんな感じで来るんだろう?という好奇心もあって頼んでみたら…、
じゃん!
とっくりは普通でしたが、おちょこが手作りでした!ワザとガタガタ風なのがオシャレ。
裏にはEstuとサインもありました。Estuさん…。日本人オーナーなのでしょうか。
このレストランでは日本人スタッフを全く見ませんでしたが、見てて正解だなと思いました。
例えば私たちのテーブルをサーブしてくれた、大学に通いながらここでアルバイトしていると言うオージーのお姉さん。
普通にオージージョークを交わしながら、オージーの痒い所に手が届く感じでなかなかスムーズな接客です。日本人だったらこうはいかないでしょう。
雰囲気、接客、味共に、なかなか素敵なレストランでした。
(番外編)ある日本食レストランで考えさせられた事
数日後、今度はブリスベンでパートナーの旧友たちに会う事になり、ブリスベンの日本食レストランへ。
このレストランは普通に店内の照明が明るくて、スタッフも全員日本人のようでした。
日本の雰囲気を出す内装がしっかりしてあって、畳の部屋の個室もまた掘りごたつみたいなやつ(笑)
「日本食だからEriが全部決めてね。」
だからそれ、もうやめて(^_^;)
結局みんなでバラバラ頼みました。
お刺身の横についてたとっくりからモクモクドライアイスの煙が!オージーウケするエンターテイメントですね〜!
注: ここからはあまり楽しくない話です
ひとりの日本人のウエイトレスさんが私たちのテーブルを主に担当してくれてたみたいなのですが、英語が分かってるのか慣れてないのか、反応がちょっと気になりました。
ご飯は数を間違えるし、こっちが色々聞いても反応が薄い。
こういう時オージー側は相手が日本人だと分かっているので、だいたい色々大目に見てくれます。
でも表情が硬いし、そういえば日本人の接客って、時々なんか機械的な時がありますよね。
こういう時オージーだったらハッタリでも明るくいきそうだけどなーと、ゴールドコーストの日本食レストランと比べてしまいました。
日本食レストランには日本人スタッフがいるのが一番良いとずっと思って来ましたが、そうとは限らないのかもしれないですね。
ちなみに私のパートナー、普段でも食べるのが遅いのに、おしゃべりに夢中で口を動かす事を忘れる事がよくあるんです。
この時もみんな食べ終わってもまだひとりで食べてました。
それは良いんですが、そのウエイトレスさんに彼の食べているお皿を残して他の食器全部をせかせかと片付けられてしまったんです。
そんなつもりはないんでしょうけど、それってお客さんは「早く食べろ」「早く帰れ」と言われている気分になってしまいます。いや、本当にそういう間接的なメッセージだったのかな?
しまいにはまだ食べ終わってないのに「Are you finish?」と聞かれ、彼も「もう終わりでいいや。」と食べてる途中の食器を渡しました。何それ?
料理はおいしいかったし、それなりに立派なレストランだったのにちょっと残念。安い店ならまだ分かりますが…。
うーん、たまたまそのウエイトレスさんが微妙だっただけかもしれませんが、私だったらもう来たくないです。
やっぱりレストランはシェフの腕だけ良ければ良いってものじゃないですね。
日本のようなクオリティは求めてないけど、お金を払ってまで嫌な気分にはなりたくないです。
もと同業者の日本人だからどうしても色々思ってしまう。すみませんね。