『おにぎり』は英語でライスボール (Rice Ball)、『梅酒』はプラムワイン (Plum Wine) など、慣れないうちは何となく違和感を感じる英単語は色々あるかと思います。
でも反面、日本語の単語がそのまま英語として使われる事も珍しくなく、例えば『津波』『過労死』などもそうですし、『梨』『椎茸』『布団』など、そのまま呼ばれる単語も数多く存在します。
ただオーストラリアに来て気が付いたのは、英語ネイティブであるオーストラリアの人は、日本語のような母音で終わる単語の発音が苦手なんだな、という事。
『カラオケ』は “カラオキ”、『酒』は “サキ”、『神戸』は “コービー” と発音する人が多いです。だから、きれいに発音する人に会うと「おお、日本語ちゃんと知ってるんだね⁉︎」なんて思ってしまいます。
英語圏の人が日本語しゃべるのは大変だろうなと思う
これ、2年くらい前に描いた漫画なので、線がふにゃふにゃですが気にしないでください (笑)
パートナーは日本人のマネをして「ハングリージャック」と言いたかったようですが、発音がちょっと違いました。本当は「Hungry Jacks」で、日本語だと最後の “S” が抜けがちというところまで再現出来たのに、惜しい!
ちなみに、ハングリージャックスというのはバーガーキングの事です。ブリスベンの日本人界隈ではたまに「ハンジャ」と呼ばれます。
ブリスベンのハングリージャックスは待ち合わせにちょうど良い
ハングリージャックスという名前はオーストラリアだけで、ニュージーランドは普通にバーガーキングです。
というのも、オーストラリアにバーガーキングが進出した時、すでにバーガーキングという他のお店があったので同じ名前が付けられなかったかららしいですよ。
日本人の英語習得が大変なように、英語ネイティブの日本語習得も大変
さて、少し英語の話に戻りますが、日本語と英語は文法も発音も全然違うので、日本人は英語がしゃべれないというのもある程度は仕方ないのかなとも思うんですよね。
アメリカの国務省機関 Foreign Service Institute がまとめたリストによると、英語が母国語の人たちにとって日本語は最も習得が難しい言語グループですからね。
日本語・中国語・韓国語・アラビア語は、きちんと勉強しても習得に2200時間必要なんだそう。つまり、日本人が英語を習得するのも最低これくらいの時間がかかるという事で、それなりの努力が必要です。
それに、日本語のように必ず母音で終わる言語は世界的にも珍しいそうで、確かニュージーランドやタヒチなどで使われているマオリ語くらいだったと思います。
でも、日本語を話す外国人から「いちばん難しいのはカタカナ英語」というのをよく聞きます。確かにウルトラマンとかシドニーとかメルボルンとか、英語だと全然発音が違うので混乱しそうですよね。
あと、コンセントとかヘアメイクとか、英語圏では通じない和製英語も厄介💦 どうせならちゃんとカタカナにして欲しかったなあ…と思ってしまいませんか?
“Eri” という名前も、発音的には “L” なのに、ローマ字では “R” と書くのでよく混乱されてややこしいです。
それでも “Ellie” みたいなイングリッシュネームにしてしまうと自分が別人になったみたいで嫌なので、ずっと Eri で通していますけどね (笑)