上級者向け、エイトプールへブッシュウォーキング完全攻略マニュアル

上級者向け、エイトプールへブッシュウォーキング完全攻略マニュアル

知る人ぞ知る絶景スポット、Figure Eight Pool を知っていますか?
名前の通り8の字型の天然プールです。

岩場に8の字に穴に水が溜まってプールのようになっています。
本当のプールのように水着で入る人も多い人気スポットなんです!

でも、ここへ辿り着くには少し険しい道のりを超えなければなりません。
そして絶対に事前の下調べが必要!下手をすると命に関わる危険の伴うスポットでもあるんです。

フィガーエイトプールとは

この8の字型をした天然プールは、シドニーから日帰りで行けるRoyal National Park(ロイヤル国立公園) のBurning Palms Beachで見る事が出来ます。

でも、いつでも見られる訳ではなく、普段は水の中。
引き潮になって初めて姿を現すのです。

引き潮の時刻も毎日変わるので、時間を調べるのは必須。

引き潮の時でも波の高い日は見えない事もあり、何よりも危険です。
実際に波にのまれて人がケガをしたり亡くなったりしています。

しかも行きと帰りで約12kmの道のりは、急な斜面やゴツゴツした岩場を超えて行かなければいけないハードコースなのです。(筋肉痛は必至!)

それでもやっぱりエイトプールは魅力的!
訪れる人は後を絶ちません。

多い日は1日1000人もの人たちが訪れるというエイトプールは、週末平日関係なく賑わっているようです。

事前の準備

まずは英語ですがウェブサイトをよく読む事です。
注意事項など色々書いてます。
http://www.nationalparks.nsw.gov.au

このサイトでは地図も買えますが、私は必要ないと思います。
分かりやすく看板も出ているし、エイトプールに向かう人も多いので迷子にはなりにくいと思うので。でも用心には越した事はないですよね。
https://www.sydneycoastwalks.com.au

とにかく一番重要なのが、引き潮の時間を調べる事です。
下のリンクで引き潮の時間を調べてください。(このブログは、なんて親切なんでしょう。)
https://tides.willyweather.com.au/nsw/sydney/burning-palms-beach.html

引き潮 → Low Tides
満ち潮 → Hight Tides

日によっては引き潮が早朝や真夜中な事もあるので、この時間を調べておかないとエイトプールは見えませんし、何よりも危険です。

それと、引き潮の時間でも波が高い日は見えない事があります。
私が初めてエイトプールに行った日がそれでした。
波の高さが1m以上あったら見合わせた方が無難かもしれないです。

その日、ニューサウスウェールズ州では高波にさらわれた人、満ち潮でもと来た道に戻れずにヘリコプターで助けられた人がいたらしくニュースになっていました。なので、波の高さも調べましょう!

行き方を決める

ロイヤル国立公園まで行く方法は、電車か車になります。
電車なら電車の時間を調べておきましょう。

Otford Station (Illawarra line) が最寄り駅で、Central Station から1時間くらいです。お弁当を食べる時間も考えて逆算して出かけましょう。
それから電車の本数が限られているので、帰りの電車の時間も把握しておいた方が良いです。

あと、オーストラリアの電車はやたらTrackwork(路線作業)の日が多いので、その日にちゃんと電車が運行しているかどうかも確認しておいてくださいね!

※ Otford Station からエイトプールまで、ウェブサイトには片道2時間と書いていますが個人差があります。私は3時間くらい余裕を持って歩くのをお勧めします。
早めに着けばお弁当でも食べて待っていれば良いですが、出遅れたらもうエイトプールを見るチャンスはありませんから。

車の場合、エイトプールから一番近い駐車場はGarawarra Farm Carparkです。
その駐車場からウォーキングをスタートすれば、かなり歩く距離と時間を短縮出来ます。

それでもエイトプールまでは岩場の道なき道などを歩いて行くしかなく、片道徒歩3kmは徒歩です。

もしも、もっとたくさん歩いて自然を堪能したい場合は Otford Lookout や Lady Wakehurst Drive に駐車も出来るようです。

もしも個人で行くのが不安な人は、資格を持ったガイドさんが案内してくれるツアーもあるみたいですので、ウェブサイトで調べてみてください。

持っていく物

現地までは、お店も何もありません。
トイレでさえ草むら覚悟!
だから長い道のりに必要不可欠な水や食料は、必ず持参してください。

パックパック(リュックサック) … ハードなコースなので、やっぱり両手が自由な方が良いです。
… ウェブサイトでは2ℓと勧めていますが、最低でも600ml × 2本はあった方が良いです。
歩きやすいスニーカーなど … 海岸を歩いたり水の中に入ったりするのでビーチサンダルのようなものを別に持っておくと便利です。
帽子
日焼け止め
水着やタオル … エイトプールで水に浸かりたいなら水着は必要です。あと汗をかくので拭くものを。
虫除けスプレー … 一応。
ばんそうこうなどのファーストエイドキット
お弁当 … 青空の下で食べるおにぎりはおいしいですよ!
おやつ
充分に充電した携帯電話 … リチャージ出来るパワーバンクがあればなお安心。
カメラ
雨具

⚠️注意事項

もしも波が荒れていたり、満ち潮の時は近づかないようにしてください。

エイトプールのある場所のコンディションは変わりやすく、あっという間に高波が来てさらわれたり、鋭い岩などに叩きつけられたりと危険です。

そういう事は何度も起こっていて、怪我をする人がしょっちゅう出る場所でもあるのです。

それ以外にも滑りやすい岩場でこけて頭を打ったり、骨折、打撲、切り傷などの負傷者も過去に出ていて、最悪 000番で助けを求める必要があるかもしれませんが(携帯の電波はかろうじて届きます)、車両も入れないようなへんぴな場所なので、近くにライフガードもレスキューサービスもなく、助けが来るまでに長い時間がかかるようです。

下手をすれば、一晩そこで過ごさなければならず、しかもお金を払わないといけない事態になったら大変です。
だから、充分に気を付けてくださいね。

出掛ける前に誰かに行き先と帰る時間を伝えていた方が良いかもしれません。

片道6kmの岩だらけで滑りやすい道のりは、結構なハードコースです。
急な斜面も多く、道を間違えて滑って岩で手首や足首を痛める人も多いらしいので、しっかりと歩きやすい靴を履いて、道を間違えないように気を付けてください。

エイトプールへ行く道の途中何カ所かに建てられていた警告の看板。これでケガ人が出てます。

電車の場合

Otford Station に着いたらまずお手洗いを済ませておいてください(でもカギがかかっている事もあるようです)。
ここからはトイレがありません。

駅の電車から降りた側の反対側へ階段を上がって進みます。

表示に沿って進んで行くと、

急な坂道が50mほど続き、それが最初の難関です。
写真では分かりにくいですが「これがずっと続いたらどうしよう?」と思うくらい急できつい坂です。

でもその坂はすぐに終わって、Lady Wakehurst Drive という大通りに出るので左へしばらく歩いて行きます。

そうすると、Otford Lookout に出るので、看板をよく見ながらエイトプールへ向かいます。エイトプールのあるBurning Palms Beach の道のりは、ひたすら左。

ひたすらひたすら歩きます。
階段があったり色んなタイプの道を通りますが、とにかく岩が多い印象。足元には気を付けてください。

時々右側に海も見えて、記念撮影をしたり休憩したりするスポットもあります。

海は眼下に見えても、まだまだ遠いエイトプール!下の写真を撮った時点で駅を出発してから1時間くらい経ってます。

車で最寄りの駐車場を利用した場合

結構ガタガタで長いを道を超えて Garrawarra Farm Carpark まで行きます。

駐車代は$12。

トイレもありますが、私が行った時はかなり臭いがしていて使う気になれませんでした…(~_~;) でも本当はここでトイレを済ませておいた方が良いです。

エイトプール日和の日は人が多いので迷いにくいとは思いますが、所々に地図や表示の看板があるのでよく見て進んでください。

とりあえず、ひたすら左。

駅からだと、ここまで来るのに1時間以上歩きますが、駐車場からだとほんの15分くらいでこの眺めの良い場所に!ここが一番眺めがきれいで歩きやすい場所ではないかと思います。

日陰がなくて暑いけど、足元がちゃんと整備されていて歩きやすい!

ひたすらエイトプールに向かって

駅から来た人も、最寄り駐車場から来た人も必ず通る、足場の良い絶景スポット。

それを超えるときれいなビーチに出ます。いよいよエイトプールは近い!

エイトプールが目的ではなかったら、ここで1日過ごしても良いくらい素敵なビーチ。ここにはそんなに人もいないし穴場かも。

だけど砂浜って、スニーカーだとめちゃくちゃ歩きにくいんですよね!この時だけビーチサンダルなどに履き替えるのもありですが、すぐに岩場の難関がやって来ます。
スニーカーでも水際を歩くと砂が濡れているので歩きやすいです。

ビーチをずっと右へ進んで行くと、いよいよ難関の岩場です。

岩だらけの道を超えたら少し平らな道があって、また岩。それを何度か繰り返ししました。

私は田舎出身のせいか、結構こういう岩場は平気。
でもしんどい人はしんどいでしょうね。

注意!高波の日に来てしまうと

実は、このエイトプールに来るのはこの時2度目!
去年2017年の7月に一度来ています。

冒頭で少し触れましたが、この日は波が高い日で、他の地域でも高波によるトラブルが発生したような日でした。

駅から歩いて来て、岩場の道は引き潮時刻が近いはずなのに水位が高く、平らな所は水の下で通れるのは岩場のみ。
ずーっと岩をよじ登ったりつたって行ったり、本当に大変でした!

引き潮の時刻は午後1時45分で、かなり早めに着いて待ってましたが、エイトプールがあるはずの場所には打ちよせる波が怖すぎて近づけない状態!

友人が1度一瞬だけエイトプールらしきものが見えたと言ってましたが、完全に水の下!!

人はたくさんいましたが何も見えず、引き潮時刻が過ぎるのが怖かったのであきらめて帰りました。

なので、波が高い日に行っても岩場は大変だし何も見えないし危険だしで、エイトプールは見えません。

エイトプール日和な日

リベンジした2018年4月14日は、適度に暑くて良い天気で引き潮時刻も午後1時17分と完全にエイトプール日和!!

岩場を越えて着いた先は、たくさんの人、人、人!

ここに着いたのは引き潮時刻より早い12時半頃でしたが、すでにたくさんのプールが出現していて賑わっていました。

8の字型のプールの他にも、たくさんおもしろいプールが出来ていて、その幻想的な雰囲気に思わずうっとり。

例のエイトプールは大人気で、絶えず誰かが記念写真を撮っていたので、人が入らない写真を撮るのは至難の業でした。

油断してはいけない帰り道!

前回の大変な岩場の状態も駅から歩く大変さも経験していた私は「車で来たら楽勝!!」だと思いながらエイトプールを後にしました。

ところが!

エイトプールは海岸沿いにあるので行きは急な下りが多く、という事は帰りは急な上りを帰らないといけない訳で。

これがものすごーくきつくて、前回も行きよりも帰りがとてもきつかった事を思い出しました。水も帰り道の方が喉が渇いてたくさん飲んだかも。

途中でちょうど良い木がベンチのようになっていて、しばらく休憩!

ものすごく遠く感じた駐車場が見えた時は、本当にバンザーイ!と思いました(笑)
絶対足の筋肉痛は、この帰り道のせいだと思うのです(^_^;)

おわりに

さて、これを読んで興味が出ましたか?
それともあきらめた?

少しでも参考になれば幸いです!