ネッド・ケリーゆかりの地、Glenrowan

ネッド・ケリー(Ned Kelly)は、オーストラリアではとても有名なヒーローです。
彼は19世紀に実在したブッシュレンジャー、いわゆるギャングだったのですが、未だにオーストラリア人に根強い人気があり小説や映画にもなっています。
もともとオーストラリア人は平等精神が強く弱い者に同情する傾向があると言われますが、このネッド・ケリーも貧しい民衆の味方だったそうです。彼は民衆の代弁者的存在として人気だったんですね。
ネット・ケリーゆかりの地
そんなネッド・ケリーのゆかりの地、グレンロワン(Glenrowan)という町がビクトリア州にあります。
1880年、この地で彼は捕らえられ、最後を迎えました。
彼のミュージアムや歴史散策のウォーキングルートなど、様々な彼に関する物がありますし、大きなネット・ケリーのモニュメントは町のシンボルになっています。
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そして町の入り口には、Sidney Nolanのネッド・ケリーの絵が載った看板が建てられています。
Sidney Nolanはオーストラリア出身の画家ですが、特にこのネット・ケリーシリーズを描いた事は有名です。
町の様子
こちらがミュージアムです。
ネット・ケリーグッズづくしのお土産屋さんも。
そして近くにあったカフェ。その名も “Billy Tea Room” !
Billy Tea とは、ネット・ケリーのいた時代の象徴とも言える、缶で沸かした紅茶の事です。
他にもここではアウトバックで作られていたと言われるパン、“ダンパー(Damper)も食べました。
ダンパーとビリーティーについてはこちらに詳しく書いています。
→ アウトバックの食事、DamperとBilly Tea
どこへ行ってもネット・ケリーだらけです。
他にもNed Kelly Touring Route というルールがあって、彼に関する場所を巡る事が出来ます。
各地で見られるネット・ケリー
ちなみにメルボルンのビクトリア州立図書館には、ネッド・ケリーが付けていたと言われる本物の鎧が飾られています。
ちなみにネット・ケリーの映画は2本出ているらしいのですが、最初にネット・ケリーを演じたのは何とローリングストーンズのミック・ジャガー! うちのパートナーによると演技はあまり…だったようです。最初で最後の映画主演だったみたい。
それはそれで気になるかも…。
※そしてものすごく偶然なんですが、この記事を書いた夜にFoxtelというオーストラリアの有料チャンネルでネット・ケリーのドキュメンタリーシリーズが始まりました!すごいタイミング。
彼は生涯の中で3人の警官を殺害したのですが、番組では実際に何が起こったのか、事実関係を今の技術などを使って検証。
すごくリアルだったのが、その殺された警官のひ孫とネット・ケリーの子孫が実際に対面するんです。
ヒーローとして讃えられてるネット・ケリーですが、当然殺された側もいる訳で…。
こちらのヒストリーチャンネルのサイト(英語) からも観れるみたいですけど、日本から観れるかはどうかは分かりません。
オーストラリアは歴史の浅い国と言われていますが、やっぱり歴史のロマンを感じます。
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