海外長期滞在の人にやって来る4つの段階

海外長期滞在の人にやって来る4つの段階

オーストラリアに来てから10年以上経ちました。
あっという間、でも長かった…。

これは人にもよりますが、オーストラリアに来たばかりの人と来て何年も暮らしている人ではオーストラリアに対するテンションが全然違います。

やたらと何でもかんでも「すご〜い」と連発する人がいますけど「そっか、良かったね。」としか言えませんし、特にオーストラリアに長期滞在なんて全然すごくないから、もう言わないで (^_^;)
私もワーホリの頃は何でも楽しかったですけど、長期滞在となると気分が違います。

心理的に何が起こるのか、解説しますね。
もしも長期滞在したいと思っている人は、一度考えてみてください。

 

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4段階の心理

私も初めの2年は楽しくて仕方なかったので楽しい気持ちはよく分かりますが、それは滞在が期間限定のお楽しみだからです。
私もワーホリの頃は「何でワーホリビザは2年までしかないの?足りないよ〜!」と思ってましたが、それは帰る前提があったから。

「すご〜い」と言ってた人が「じゃあ、あなたは明日からここに一生住んでね。」という事になってもキャピキャピと楽しみ続けられるでしょうか?きっと見る視点が変わって来るはずです。

長期滞在者は旅行じゃなくて普通に生活してるんです。
当然ですけどそんなに羨ましがられるような事ばかりではなくて、大変な事も色々あるんですよ。

そして、そこに行くまでに乗り越えないといけない段階が色々やって来て、それがまたしんどかったりします。

その段階は大きく分けてだいたい4段階あると言われていて、それは以下の通りです。

第1段階 ハネムーン期

見るものする事、何もかもが新鮮でワクワク楽しい段階。
その国の良い所に目が行きやすく、何をやっても楽しい時期。

ワーキングホリデーの人はだいたいこの段階に当たります。(すぐに次の段階に入る人もいますけど。) 何をやっても新鮮で楽しいので、多少あり得ないと思うような経験をしても楽しめる余裕がある貴重な時期です。
だから、この時期は色々チャレンジして楽しんで欲しいですね。この新鮮さはもう2度とやって来ないのですから。

第2段階 ショック期

旅行気分がなくなり新鮮さがなくなってくる段階。
その国の悪い所に目がいき、文化や言葉の違いでスムーズに生活できない事に対して苛立ちを覚え、自分の殻に閉じこもりたくなったり、日本に帰りたくてたまらない時期。

私の場合、比較的遅めの3〜4年目に来ました。
日本ならこうなのに、日本ならあれが出来るのにってやたら母国と比べてしまって苦しいんですよね。きついですよ、これ。
海外にいる自分のアイデンティティとは何か?と考えされられる時期でもあります。

第3段階 回復期

色んな違いを認めて受け入れるようになる段階。
文化や言葉の違いを感じながらも、それなりに適応出来るようになり、その国の嫌な部分は嫌な部分として受け入れて、妥協出来るようになる時期。

ここまで来ると少し楽になります。
「まっ、ここはそういう国だから日本と比べても仕方なくない?」と思えるようになってきます。私が “私の日本人的な性格は変えれないやっ” と開き直ったのもこの頃。

第4段階 適応期

その国に馴染んで、その国で生活するのが当たり前の段階。
外国という意識ではなく、第2の母国という意識になる。

今の私はここですが、ここの段階まで来たのはつい2〜3年前くらいの事です。
むしろここまでくると、オーストラリアの方に生活基盤があるので、日本で生活するとしたら逆に日本で①〜④を経験しないといけないんだろうな〜と思います。

だから、第1段階のハネムーンムードの子にウキウキされながらうらやましがられても、2〜4段階の人にとっては「は?」なんですよね。

「すごい」の真意は何?

一時期、ワーホリの子に出会うと判で押したように同じ会話になる事がよくありました。

「オーストラリアに長く住んでるなんてすごいですね!! どうやったらビザもらえるんですかあ?えっパートナーがオージーなんてすご〜い!いいな、いいな♡本当にうらやましいです〜♡♡」

そして続いて「そのビザ何ですか!?」「どうやって取るんですか!?」「どうやって知り合ったんですか!?」と初対面なのに根掘り葉掘り聞かれる訳なんですが、あまりにも毎回同じ流れなので台本があるのかと思ったくらいです(笑)

本当に何十回この会話を繰り返したか…。
もう勘弁してください。

「オーストラリアって刺激があって良いですよね!」って言われた時はズッコケ(古っ)ました。
そりゃ、あなたにとっては初めてだから刺激的かもしれないけど、日本の方が何十倍も刺激があると思うよ???

不思議なものでオーストラリアに長くいる日本人って、残る気満々な人よりも “別に残りたい訳じゃなかったけど何となく成り行きでこうなってた” という人が結構いて、私もそのひとりです。

私にしてみれば、好きになった人がたまたまオージーだっただけで「すごい」って言われても、正直「は?何が??」ってなります。

だって逆の立場だったらどうですか? (^_^;)

「日本に住めて良いな〜!! えっ、彼氏日本人!? すごおい!うらやましい〜♡♡♡どうやって知り合ったんですか?将来はずっと日本に住むんですか?」ってハイテンションでいきなり初対面の人に羨ましがられて、根掘り葉掘り聞かれたらちょっとひきません?バカにしてるのって感じません?

すごく努力して彼氏なりビザなりをゲットした人なら、そう言われると嬉しいのかもしれないですけど、ビザも彼氏も目的と手段が逆になったら上手くいきませんよ。

実際に海外で生活するのは楽しい事よりも苦労の方が多いかもしれません。
言葉や文化が違う中で仕事して生活して、日本みたいに便利じゃないし、そりゃ生まれ育った国が一番良いに決まってるじゃないですか、と私は思ってます。

まとめ

これから海外に長期滞在したい人、もうしてる人、こんな段階を知っておくと便利かもしれませんね。

ちなみにこれ、恋愛も一緒じゃないですか?(笑)
第2段階で別れちゃったら第4段階には到達出来ませんよね。
気が多くてモテるけど第2段階ですぐ別れる人、何人か知ってます。

恋愛はその人といてどれだけ楽しいかじゃなくて、どんな苦労でも一緒に乗り越えられそうな人かどうかが大切と言ったのは誰でしたっけね?