海外長期滞在の人にやって来る4つの段階

海外長期滞在の人にやって来る4つの段階

オーストラリアに来てから10年以上経ちました。
あっという間、でも長かった…。

一時期、ワーホリの子に出会うと判で押したように同じ会話になる事がよくありました。

「オーストラリアに長く住んでるなんてすごいですね!! どうやったらビザもらえるんですかあ?えっパートナーがオージーなんてすご〜い!いいな、いいな♡本当にうらやましいです〜♡♡」

そして続いて「そのビザはどんなもので、どうやって取るんですか!?」「どうやって知り合ったんですか!?」と初対面なのに根掘り葉掘り聞かれる訳なんですが、あまりにも毎回同じ流れなので台本があるのかと思ったくらいです(笑)
本当に何十回この会話を繰り返したか…。

「オーストラリアって刺激があって良いですよね!」って言われた時はズッコケ(古っ)ました。日本の方が何十倍も刺激があると思うんですけど…(^_^;)

ここでオーストラリアに来たばかりの人と来て何年も暮らしている人との間にテンションの違いが生じます。

温度差が生じる理由

海外に来たばかりの頃は、何でも楽しくて新鮮です。
でもそれは期間限定のお楽しみだからです。

「じゃあ、あなたは明日からここに一生住んでね。」と言われてもキャピキャピと楽しみ続けられるでしょうか?きっと見る視点が変わって来るはずです。

私もワーホリの頃は「何でワーホリビザは2年までしかないの?足りないよ〜!」と思ってましたが、それは帰る前提があったから。

不思議なものでオーストラリアに長くいる日本人って “別に残りたい訳じゃなかったけど何となく成り行きでこうなってた” という人が結構いるものです。私もそのひとり。

私は日本が大好きだったので、特別オーストラリアに残りたかった訳ではなかったんです。今となっては縁があったんだなと思えますが、本当にたまたま流れでこうなった、と言うしかないです。

日本サイコー!彼氏を作るなら絶対日本人!って悟ったのに何故かオージーとくっついちゃって、色々ごちゃごちゃ大変な思いもしながら生活して来た訳ですよ。

そんな私にしてみれば、好きになった人がたまたまオージーだっただけで「すごい」って言われても「は?何が??」ってなります。だって逆の立場だったらどうですか? (^_^;)

「日本に住めて良いな〜!! えっ、彼氏日本人!? すごおい!うらやましい〜♡♡♡ご両親は日本人ですか?将来はずっと日本に住むんですか?」ってハイテンションでいきなり初対面の人に羨ましがられて、根掘り葉掘り聞かれたらちょっとひきません?

すごく努力して彼氏なりビザなりをゲットした人なら、そう言われると嬉しいのかもしれないですけどね。

乗り越えないといけない壁

どのくらい温度差が違うか少しイメージ出来ました?
私も初めの2年は楽しくて仕方なかったので楽しい気持ちはよく分かります。今はその勢いがないので羨ましいくらいです。

それにね、長期滞在って当然ですけどそんなに羨ましがられるような事ばかりではないんですよ。日常生活の基盤が日本からオーストラリアに変わっただけと言うか。(ーー;)

乗り越えないといけない段階が色々やって来る訳で、それはだいたい4段階あると言われています。昔、シドニーの学校で教えてもらいました。
こんな感じです。

①ハネムーン期
見るものする事、何もかもが新鮮でワクワク楽しい段階。
その国の良い所に目が行きやすく、何をやっても楽しい時期。

ワーキングホリデーの人はだいたいこの段階に当たるんじゃないかと。(すぐに次の段階に入る人もいますけど。)
でも、だから逆に少々あり得ない経験をしても楽しめる余裕があるんですよ!私もそうでした。
何でも楽しく出来ちゃう貴重な時期です。

②ショック期
旅行気分がなくなり新鮮さがなくなってくる段階。
その国の悪い所に目がいき、文化や言葉の違いでスムーズに生活できない事に対して苛立ちを覚えてくる。
自分の殻に閉じこもりたくなったり、日本に帰りたくてたまらない時期。

この段階は私の場合、3〜4年目に来ました。私は結構遅めだったのではないかと。
日本ならこうなのに、日本ならあれが出来るのにってやたら母国と比べてしまって苦しいんですよね。結構きついですよ、これ。
海外にいる自分のアイデンティティとは何か?と考えされられる時期です。

③回復期
色んな違いを認めて受け入れるようになる段階。
文化や言葉の違いを感じながらも、それなりに適応出来るようになる。
その国の嫌な部分は嫌な部分として受け入れて、妥協出来るようになる。

ここまで来ると少し楽になります。
「まっ、ここはそういう国だから日本と比べても仕方なくない?」と思えるようになってきます。
私が “私の日本人的な性格は変えれないやっ” と開き直ったのもこの頃。

④適応期
その国に馴染んで、その国で生活するのが当たり前の段階。
外国という意識ではなく、第2の母国という意識になる。

今の私はここですが、ここの段階まで来たのはつい2〜3年前くらいの事です。
ここまでくると、逆に日本に帰ったら日本で①〜④を経験しないといけないんだろうな〜と簡単に想像出来てしまいます。
今となってはオーストラリアの方に生活基盤があるので、日本で生活するとしたら色々な面で大変だろうな〜と思います。

だから①のハネムーンムードの子にウキウキされながらうらやましがられても、②〜④段階の人にとっては「は?」なんですよね。

まとめ

これから海外に長期滞在したい人、もうしてる人。
こんな段階が来るので覚えてたら良いかもですね!

ちなみにこれ、恋愛も一緒じゃないですか?(笑)あはは。
②で別れちゃったら④には到達出来ないって事ですよね(^_^)

恋愛はその人といてどれだけ楽しいかじゃなくて、どんな苦労でも一緒に乗り越えられそうな人かどうかが大切と言ったのは誰でしたっけね?