鬱になるのは正常かも?海外長期滞在でやって来る心理的4つのステージの洗礼

  • 2017年12月9日
  • 2020年8月31日
  • 生活

「オーストラリアに永住したら毎日キラキラした生活が待ってて楽しそう!」とか「日本が合わないから海外で自由に暮らしたい!」とか、そういうイメージを持って海外に出る人もいるようです。

でも当たり前ですが、自分の生まれた国ではないところに住むのですから、良い事ばかりでなく大変な事も色々とあります。

一時滞在した時は良いと思っても、実際住んでみると違うかもしれませんし、言葉や文化が違う中で葛藤や辛い思いをする機会もあるでしょう。

とは言え、最初の海外生活に対する新鮮さが薄れたら、ホームシックになったり落ち込んでしまうのは正常な反応かもしれません。なぜなら、人は海外に長期滞在すると訪れる4つの段階があると言われているからです。

これは、海外生活する心構えとして知ってても損はないと思います。

4段階の心理とは?

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4段階の概念は私が以前通っていた学校で教えてもらったのですが、なるほどなあ〜と納得でした。

以下がその段階です。

  • 第1段階 … ハネムーン期
  • 第2段階 … ショック期
  • 第3段階 … 回復期
  • 第4段階 … 適応期

現在の私は4段階目をとっくに通り過ぎています。だいたい海外に何年も住んでいる人は、この4段階を既に乗り越えていると思います。

ワーキングホリデーで1〜2年滞在する人は、もしかしたら第1段階で帰国する人も多いかもしれません。人によっては短期でも3段階目くらいまで行ったりするかも…。

どういう事なのか説明しますね。

第1段階 ハネムーン期

その国の良い所に目が行きやすく、何をやっても楽しいし、目にするもの何もかもが新鮮でワクワク楽しい段階です。

人によって期間の差はありますが、私もワーホリの2年間はこんな感じでした。

この時期は、多少あり得ないと思うような出来事が起こったとしても、楽しめる余裕のある貴重な時期です。この新鮮さはもう2度とやって来ないので、色々なチャレンジして存分に楽しむのが良いと思います。

第2段階 ショック期

旅行気分が消えて新鮮さがなくなってくる時期です。この頃になるとその国の悪い所に目がいき、文化や言葉の違いでスムーズに生活できない事に対して苛立ちを覚え、自分の殻に閉じこもりたくなったり、日本に帰りたくてたまらなったりします。

この時期って本当に辛いんですよね。私の場合、比較的遅めの3〜4年目、学生ビザに切り替えた時に来ました。

日本ならこうなのに、日本ならあれが出来るのに…と母国と比べてしまって情緒不安定気味になり、海外にいる自分のアイデンティティとは何か?と考えされられる時期でもあります。

第3段階 回復期

色んな違いを認めて受け入れるようになります。文化や言葉の違いを感じながらも、その国の嫌な部分は嫌な部分として受け入れて、妥協しながら適応出来るようになる時期です。

私が 自分の日本人気質は変えられないと開き直ったのもこの頃です。ある意味、あきらめに近い感じでしょうか。

ここはそういう国だから日本と比べても仕方ない、と思えるようになって少し楽になって来ます。

第4段階 適応期

外国に住んでいるという意識はなくなり、第2の母国と思えるようになって来ます。その国で生活するのが当たり前という段階です。

私は予想外にオーストラリアに住む事になったのでずっと日本に未練タラタラで、この段階まで来たのは実はつい2〜3年前くらい前なんですよ。

でも、今の私にとっては日本が外国のような感じ。現在はオーストラリアに生活基盤があるので、日本で生活するとしたら逆にまた日本で①〜④を経験しないといけないんだろうな〜と思うと、少し萎えてしまいます(笑)

こういう段階があるから、第2〜4段階の人は第1段階のハネムーン期の子にウキウキされながらうらやましがられても、「は?」ってなっちゃうんですね。

温度差の違いは仕方がない

オーストラリアには日本人がとても多く、この10年あまりで本当にたくさんの日本人が私の目の前を通り過ぎて行きましたが、でも、だんだんと滞在期間が長くなるにつれて、この国に来たばかりの人にやたらと「すご〜い」を連発されたり「うらやましい〜」というテンションの高さに疲れを感じる事が増えてきました。

温度差が違うので仕方ないんですよね。

さすがに「オーストラリアって刺激があって良いですよね!」って言われた時はズッコケ(古っ)ましたけどね。日本の方が何十倍も刺激があるはずなのに、来たばかりだとそんな風に感じるのかと…。

でも、もし今現在がそんな何でも楽しめる時期最中なら、思いっきり楽しんだら良いと思います。私は既に失った感覚なので逆にうらやましいし、眩しく感じます。

ワーホリと現地在住の人のテンションが違うのは当たり前

私もワーホリの初めの2年は楽しくて仕方なくて「何でワーホリビザは2年までしかないの?足りないよ〜!」と思ってたくらいなので、楽しい気持ちはよく分かります。でも今考えてみると、あれはハネムーンムードだったんですね。

私がシドニーの日本食レストランで働いてた時代、しょっちゅうワーホリで来たばかりの人に「オーストラリアに長く住んでるなんてすごいですね!! どうやったらビザもらえるんですかあ?えっパートナーがオージーなんてすご〜い!いいな、いいな♡本当にうらやましいです〜♡♡」とやたらと言われる事があり、辟易した事があります。

初対面なのに取る予定もないビザの取り方とか出会いとか、毎回根掘り葉掘り聞かれるとウンザリしますよ…。

「すご〜い、住みた〜い!」という人に「じゃあ、日本を捨てて一生ここに住める?」と言ったら、それでもキャピキャピと楽しみ続けられるでしょうか?きっと視点が変わって来るはずです。

まあ、頑張って自力で永住権を取った人ならもしかしたら嬉しい人もいるかもしれませんが、私はたまたま好きな人がこの国の人だったというだけなんですよね。

だから、オーストラリアに住んでる事もオーストラリア人パートナーがいる事も全然すごくないので、すごいと言われると反応に困ってしまいます。

だからと言って、自力でビザを取った人に「パートナーでビザを取った人は努力が足りない」とか言われるのも大変に困惑してしまいますが。

 

おわりに

とりあえず、慣れ親しんだ環境とは違う場所に長期住むのですから、焦らずゆっくりいきましょう。