パブやボトルショップなどでも見掛ける フォーパインズ (4 Pines) というビール。その元祖であるブリュワリー (醸造所) 兼パブが、マリンスポーツで人気のリゾート地であるマンリーにあります。
マンリーはシドニーのサーキュラキーからフェリーで約30分程度で行けて、パブもフェリーターミナルのすぐそばというロケーションなのでアクセスしやすく、2008年にオープンして以来だんだん規模も大きくなっている人気のお店です。
私もちょくちょく名前は聞いていたものの、なかなか行く機会がなかったのですが、実際行ってみてやっぱり繁盛しているだけあると思いました。
地元の人から観光客まで、オーストラリアの雰囲気に浸るのにも最高の場所ではないでしょうか。
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セクションでメニューも違う
フォーパインズは2つのセクションがあって、上の階がブリュワリー兼パブ、下の階が『Keller Door』というバーです。
Keller Door は期間限定のユニークで実験的な味のビールが飲めるバーガーがメインのバーですが、今回は時間も早かったのでベーシックな2階のブリュワリーパブへ。
ちなみに2011年にはマンリーからさらに北の Brookvale に『Truck Bar Brookvale』というブリュワリーパブもオープンしています。それに、近々メルボルンにも出来る予定もあるみたいですよ。
もしバーだけなら Surry Hills・Newport・Charlestown にもあり、クイーンズランド州なら Coolangatta・Brisbane、ビクトリア州は Torquay にも店舗あるので、興味がある人はぜひ!
※ 詳しい場所の確認はこちらから
ビールが安くなるハッピーアワーの時間もチェックしてみてくださいね。
階段を上がるとかわいい感じの入り口があって、グッズ販売もしています。
月〜金の12.30pm には$25 (5種類のビールテイスティング付き) でビールの醸造の仕組みが見れるツアーにも参加可能です。
ツアーに参加しなくても、とりあえずビールを製造する機械はガラス越しに見る事が出来ます。
イベントやお得メニューなども色々ありますよ〜。
外の席だと海を見ながらビールが飲めますが、私たちが行った時は既に人でいっぱいでした。中はガラガラなのに(笑)
どのビールを飲むか迷ってしまう
ビールはもちろん、ワイン、スピリッツ、カクテルなども種類が豊富で迷ってしまいます。
5種類のテイスティングセットを頼んでいる人が結構いて「良いな〜」とは思ったものの、女性2人で5杯も飲み切れるか微妙だったので、普通に単品を注文しました。
一応ビールについて、参考程度に説明しておきますね。(とりあえず7つだけ)
Pacific Ale パシフィックエール | 3.5% | うっすら黄金色でパッションフルーツやパイナップル、洋梨のようなフルーティな香りと、スムーズでドライな飲みやすい喉ごし。 |
Kolsch ケルシュ | 4.6% | ドイツスタイルのゴールデンエール。レモンライムのような香りに柑橘系とスパイスが効いた味。 |
Amber Ale アンバーエール | 5.1% | 銅のようなルビー色。カラントベリーや洋梨の香りとこんがりとしたモルツのまろやかな味は、軽くフルーティで苦味とのバランスが絶妙。 |
Pale Ale ペールエール | 5.1% | 濃い金色で、パインやグレープフルーツの香りとビスケットのような滑らかな苦味のある喉ごし。 |
Hefeweizen ヘーフェヴァイツェン | 5.2% | ドイツ生まれの白ビール、もしくは小麦ビールと言われるタイプで、バナナやクローブのようなまろやかさとほのかな苦味、ドライでクリーミーな味わい。 |
Nitro Stout ニトロスタウト | 5.1% | アイリッシュスタイルの黒いビールは、ニトロ (窒素) を使う事でビールの上の泡がキメの細かくクリーミーに。コーヒー、チョコレート、キャラメルのような香りと滑らかで丸みのある苦味のある味。 |
※ ウェブサイトから日本語訳したものです。果物などの香りは例えなので、実際に入っているわけではありません。
あと、あまり役に立たない豆知識かもしれませんが、なんとニトロスタウトの瓶ビールは世界初の無重力環境でも飲むことができるビールだそうです!2010年にオーストラリアの宇宙工学会社のセイバー・アストロノーティクス (Saber Astronautics) と協力して開発されたとの事。
さすがオージー、宇宙でもビール飲みたいですよね(笑)
店内の壁にも大きなビールの案内が出てているので分かりやすいです。
昔、こういう紙コースターをコレクションしてたのを思い出しました(笑)
料理もおいしい!
結局 Pacific Ale (右) と Indian Summer Ale (左) にしました。料理も一緒に注文したら、番号ではなく “ジンジャービア” という飲み物の名前が書かれた札をくれるのも面白いです。
ビールと一緒にスモールディッシュを、と思って頼んだのがこちら。
Berkelotm Beer Loaf 4 Pines beer bread w caramelised eggplant dip, sundried tomato pesto & wakame butter ($14)
ビールを入れて作るビールブレッドがフワフワで暖かくて想像以上においしかったです。ワカメバターはどこがワカメなのか分かりませんでしたが、ナスやサンドライドトマトのディップも最高。
Salt & Pepper Squid ($18)
そしてイカフライも期待を裏切らず、柔らかくて大満足。
おわりに
暗くなるとテーブルにキャンドルが灯され、夜もまた良い雰囲気を醸し出しています。
また、このカンパニーは環境問題にも積極的に取り組んでいて、太陽光発電や水の再利用システムを導入したり廃棄物ゼロを目指したりと色々なプロジェクトを実地しているそう。
スタッフさんたちもみんなにこやかで気持ちの良い接客をしてくれるし、色んな意味で何度も行ってみたくなるお店でした。今度はバーにも行ってみたいです!
近年のオーストラリアは小規模なビールの醸造所「マイクロブリュワリー」がブーム。昔はビールの種類なんて限られていましたが、現在はビール好きな人でも把握出来ないほど多くのブリュワリーがあります。ブリュワリー巡りの楽しさは、ビール[…]