オーストラリアでアジア系のベーカリー兼ケーキ屋さんと言えば、Bredtop に次いで有名なのが85℃ (エイティファイブディグリース) ではないでしょうか。
このお店はグローバルな台湾系のチェーン店で、「もっと安くて気軽に楽しめるカフェを」という創始者である Cheng-Hsueh Wu氏のコンセプトがお大当たりし、現在世界中に1000を超える店舗がある人気店です。
1号店は2008年にアメリカのカルフォルニアでオープンしたお店ですが、その前身となった小さなカフェの初海外進出は、2006年のシドニーだったそうですよ。
オーストラリアは17店舗ほどあり、シドニーではおなじみの85℃。ただ、今のところまだニューサウスウェルズ州にしかないようです。
Breadtop が繊細なら 85℃は若干甘めのケーキというが私の感想で、見た目の派手さや楽しさはここが No. 1と言っても良いのではないかと思ってます。
楽しい商品が並ぶ85℃
シドニーの Gorge St にある85℃
85℃ の前を通りかかるとショーウィンドウに魅力的なケーキがずらっと並んでいるので、思わず立ち止まって見てしまう人も多いんです。
それに Gorge St店は夜遅くまで開いていて便利なので、私たちもつい足が向いてしまう事もよくあります。
豊富にある菓子パンや調理パン
日本にあるパン屋さんと同じく、置いてあるおぼんとトングを取ってセルフで好きなパンを選んでいくシステムです。
写真を見てもらったら分かるように、日本を彷彿させるパンがたくさんあるだけではなく、ビジュアル的にも思わず「かわいい〜!」と叫びたくなるようなものもいっぱいあるんですよ。
2020年の終わりに初めて見つけて、あまりのかわいさにソッコーで購入してしまった牛柄の食パンは、ちょっと甘みがあって普通においしかったです。
クッキーなどもあるので、ちょっとおやつ系のものが欲しい時にも良いかもしれませんね。
ロールケーキやムーンケーキなども
そして、私がよく買うのがこの冷蔵コーナーにある菓子パンたちです。
北海道クリームロール
特にロールケーキ (Swiss roll) はローカルで売っているもののように甘すぎないですし、種類も抹茶やストロベリー、チョコレートなど色々豊富。でも、私がよくこのロールケーキをお目当てに来てたのは、味によって値段は違いますがだいたい1個$6前後で、おそらくどこよりも安いからです。
最近チラッと見たらミニバージョンも出ているみたいでしたよ。(そして普通サイズも最近ちょっと小さくなった気がしますが…)
もうひとつ私のお気に入りは、このスポンジがふわふわなハーフサイズのムーンケーキです。
でもここで要注意なのが、アーモンドバージョンとポークフロスの2種類があるという事。ポークフロスの方は甘いのにしょっぱい不思議な感じなので、苦手な人は気を付けてくださいね。
あと、カステラのようなハニーケーキもおいしいですよ〜♪
ケーキもめちゃくちゃかわいい!
そして、ケーキ!派手でかわいいものがずらっと並んでいて、思わず見とれてしまう事もしばしば。
我が家でも誕生日やバレンタインデーなど様々な用途でここのケーキを買って来ました。ね?かわいくないですか?
これは2021年の初めに見たケーキ。人魚のやつはお値段も良いですが、インパクト大ですね。
もちろん一人分のケーキも売っていて、ほら、派手でしょ?
こちらはずいぶん昔、ハロウィンの時に売っていたケーキです。
どっちかというと「節分の鬼?」と言いたくなってしまうビジュアルですが、まだハロウィンも今のように盛んではなかった頃だったので、見付けた時は嬉しかったのを覚えてます。
コーヒーやタピオカミルクティーなども
それから飲み物も売ってます。
タピオカミルクティーやシーソルトの入ったクリームティー、ミルクシェイクなど色々。
先日は Boba grape と Boba mango を買ってみました。グレープは果肉やナタデココみたいなのが入ってておいしかったですし、マンゴーはクリーミーでした。フレッシュライムジュースなんかもおいしそう。
コーヒーはグアテマラ産の豆を使っているのだそうで、この “85℃” という名前は、一杯のコーヒーを淹れるのに85℃が理想的な温度だからというのが由来なんだとか。
なるほど、いつかうちのパートナーが数字を思い出せなかったようで勝手に「45℃」と名前を作っていて爆笑した事がありましたが、それではコーヒーがぬる過ぎますね (笑)
店舗情報
という事で、店舗情報です。
「なんだ、シドニー周辺だけかよ!」と思った人、まだ分かりませんよ?フランチャイズなので、いつかあなたの町にも来るかもしれません。
他の国で85℃に行った事がある人も、オーストラリアは独自の商品のようなので、比べてみるのも楽しそうですね。
(余談ですが、85℃ の親会社の Gourmet Master Co. Ltd はイギリス領のケイマン諸島にあるようです)
おわりに
私が長年お世話になっている85℃、いつもある定番商品から新しいものまで、何度行っても飽きないお店です。
ちょっと賑やかなパーティーにもピッタリではないでしょうか⁉︎
(参考: Our Story – 85°C / 85C Bakery Cafe – Wikipedia / 85°C Bakery Cafe: Meet the Taiwanese Bakery Chain Taking Over the US – Thrillist)