今年の4月頃にマリックビルを探索していた時に見つけた『Bánh Cuốn Bà Oanh (バインクオンバオアン)』というベトナムレストラン。
1986年創業という看板を見て「ベトナム人が多いエリアでそんなに混んでて長く続いているお店なら、おいしいに違いない!」とずっと気になってたんです。
ベトナム料理というと私たちはフォーや生春巻きなどをイメージしがちですが、それは南部の料理。でも、ここはシドニーでは珍しい北部の料理、バインクオンという蒸し春巻のお店なんです。
そんなお店についに昨日行ったのですが、値段も手頃ですし、初めて食べたバインクオンはモチモチしててかなりお腹にたまりました!
『Bánh Cuốn Bà Oanh』のお店
そのお店は、インナーウエストのマリックビル駅のすぐ近くにあります。
343 Illawarra Rd, Marrickville, NSW 2204
火 9am–5pm / 水・金〜日 9am–5:30pm / 月・木 定休日 (要確認)
『Bánh Cuốn Bà Oanh (バインクオンバオアン)』という店名は『オアンさんの蒸し春巻き』という意味で、もともとベトナムのハノイでバインクオンの3代目シェフとしてお店をしていたオアンさんが、シドニーに移住して出しているお店なんだそうです。
自家製の米粉が使われ、伝統的な蒸し器で可能な限り薄く作られたこだわりのバインクオン。地元のベトナム人にも人気で行列が出来ることのもあるのだとか。
本当に小さなお店で、私たちが行ったのは日曜日の午後3時近かったのですが、なかなかの混み具合でした。
水はセルフサービスになってます。(紙コップがエスプレッソ並みに小さかったです)
チリなどの調味料も自由にとって良いみたいでした。そして、その隣にある葉っぱに包まれた四角いものは、バインクオンの生地でも入ってるんでしょうか?確認はしてません。
ちなみに看板はベトナム語ですが、メニューはちゃんと英語でも書かれています。 (当たり前ですね)
さて、外席に通された私たちが食べたものは…。
料理を注文!
メニューは4種類の料理に分かれています。
- Steam rice noodle rolls (バインクオン)
- Vermicelli (ブンと呼ばれる米粉の麺)
- Congee (ベトナム風のお粥)
- Sticky Rice (ソイというベトナムおこわ)
とりあえず、安かったので試しに Farm egg steamed rice noodle roll $4 を頼んでみることに。
モチモチのバインクオンに卵の黄身が見える形で入っていて、面白いなと思いました。
そして、私が注文したのは Steam rice noodle rolls and fried green rice pork $15。
左上のさつま揚げみたいなやつがフライドグリーンライス・ポークですって。これ、チャーコムというらしく、コムと呼ばれる焙煎した緑米が入ってるようです。
本当は Fried cinnamon pork とどっちにするか迷ったのですが、こちらはチャークエと呼ばれるシナモン風味のさつま揚げ (のようなもの) らしいです。日本人にはちょっと好き嫌いが分かれそうですね。
一緒に行った友人は Steam rice noodle rolls with prawn & pork $15 を頼んだと思うんですが、あれ、上にエビとポークが乗ってたのかな? (笑)
他にも蒸し豚、グリル、鶏肉、牛肉、ビーガンなど色々選べます。
余談ですが、ベトナムローカルフーズというブログを書かれている人の記事によると、Bánh Cuốn (バインクオン) は生地の中に具が入っているもの、そして Bánh ướt(バインウット) はちょっと似ていますが、具が入ってないものを指すらしいですよ。なるほど〜。
黒っぽいのはキクラゲだそうです。
フレッシュココナッツ $7 も、ちょっと特別感があって良いですね。
おわりに
米粉なのでお腹にたまりますし、量もあるので私たちは夕食がいらないくらいお腹いっぱいになってしまいました。
でも「なんだかおいしそう!」という思いだけで予備知識もなく行ったので、今度はまた違うものを試してみたいなあと、この記事を書きながら考えています。
(でも、餅が苦手なうちのパートナーを連れて来なくてよかったかも)
とにかく本当にモッチモチ。興味がある人はマリックビルへどうぞ!
(参考にしたウェブサイト: Local Knowledge: Banh Cuon Ba Oanh – Broadsheet)